テーマ:シナリオを読む人(51)
カテゴリ:カテゴリ未分類
★★本日の目次★★
■シナリオ千夜【031】君よ憤怒の河を渉れ|田坂啓佐藤純弥 ■映画みました3|ビ|【座頭市物語】勝新太郎|天知茂 ■しねまノート1|シナリオ作家をめざすなら ―――――――――――――――――――――――――――――――― こんばんわshopanです。 今回は|君よ憤怒の河を渉れ|です。 高倉健の映画が松竹の映画館で公開されたようです。 一夜あけて犯人扱いにされるという|罠|にはめられた男のはなし。 この男を高倉健がやる。しかも|検事|だから、やっかい。 映画は小さい|点|を求めて、犯人捜しになる。 わけがわからず逮捕され、そして逃亡。 訴えた男たちを求めて石川の能登。北海道の日高。 あてもなく、しかし少しずつ|罠|の輪郭を探し求める。 シナリオは監督の佐藤純弥も入っているから、 撮影に向けて少し改変されたのか。 原作は西村寿行。アクシヨン好みの意外の結末の作家。 この人の原作って、あっちこっちとぶよなあ―。 しかしドラマの展開はスツキリ簡略に進行中デス。 しかし、読むのにはチョット長い。 田坂啓のものに、おもしろい時代劇があった。 ラストは|点と点|をつないでみたら へんなところにいってしまった。 私の読み込み不足かも―なあ。 ブルン。と震えるほどの結末。 そんなシナリオが読みたい。 だれか教えてくれないか。 シナリオの読み始めの頃、私はフランス映画の クルゾーの 悪魔のような女―で、 恐怖体験で舞いあがっていますから。 だから怪物とかユーレイとか―じゃなくてさ。 最近の映画は―すぐ|あの世|から、なんだかんだ引っ張ってくるんだ。 シナリオ掲載誌★月刊シナリオ1976-3|田坂啓|佐藤純弥| ―――――――――――――――――――――――――――――――― ■映画みました3|座頭市物語|勝新太郎|監督三隅研次 ―――――――――――――――――――――――――――――――― この映画はおもしろい。 やっぱり|たけしの座頭市|とは違いすぎるわ。 ほんもののマゲ結ってる感じでないと、いくら時代劇でゴザイと云ってもね。 それと白黒のシネスコ―こんな映画はそうざらにはない。 例えば、平手造酒と座頭市がフナ釣りするシーンは、 白黒の陽と陰のかげ、シネスコの画面の枠取りが凄く|え|になっている。 妙に友情がわいて、やくざの仁義上向かい合うことになるが、 このへんの友情気兼ね気持ちが、画面にそこはかとなく伝わる。 ラスト平手は座頭市に|おんぶ|されたように斬られる。 泣ける。 ここがいい。 こんなこと―三隅監督ってやるんだわ。 凄いんだよ―この三隅さんって。 しかし三隅さん亡くなったんだよね。 ■しねまノート1★ ―――――――――――――――――――――――――――――――― いま|シナリオ千夜|をやっているので、古い映画雑誌を 読む機会があります。 「きみの憤怒~」掲載誌に― 「特集・シナリオ作家をめざすなら」があります。 そのアンケートから ●|熊井啓| 「この世の中で映画ぐらい面白いものは無い」と、 思っている人以外は、シナリオ作家にならない方がいい。 ●|石井ふく子| シナリオ作家として、まず自分の書きたいテーマと じっくり取り組み視点をはっきりする事。 何を言いたいのかわからない作品も多いので。 ●|大塚和| 古今東西の戯曲をよく勉強すること 文学作品を三十枚位のストーリイにまとめる勉強をすること。 えいがを見たあと、自らのシナリオの構成を組み立ててみること。 すべて貪欲に、何事にも好奇心を持つこと。 ほかにもありますが略|shopan お気に入りの記事を「いいね!」で応援しよう
Last updated
December 22, 2004 04:02:31 PM
コメント(0) | コメントを書く |
|