テーマ:シナリオを読む人(51)
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お元気ですかshopanです。 今回はシナリオ千夜【034】美しい夏キリシマ|です。 トラマが|おもい|まいりました。 今回は少し|シナリオの読み方不足|を感じています。 村から霧島の山々がみえる―場所が舞台です。 時代は45年八月上旬―|戦争中|原爆|敗戦|米軍駐留| 日本が劇的に出会う事件が やがて―この村にもおそってきます。 霧島の山々にはアメリカの敵機グラマン機が 編隊で飛び交う日々です、 村には日本兵が野営している。 終戦直前でしょうか―。 しかし村民は不安であるが、 べつにあわてる様子もありません。 じつにドラマ的にというか、 そこに人情味のある薩摩弁が飛んでくる。 主人公は康夫|15才|中学生|肺浸潤|で自宅療養中―。 友達は学徒動員で村にいない― 康夫の祖父は|何が悪かもんか|と近所の手前を、 たいへん気にしている。 それでも祖父と女中とか人妻と日本兵とか―うわさのタネがあり、 康夫は部屋にキリストの肖像画をはり、 もし|奇跡|というものがあれば―とか願っていないわけでもなく― みんな―何をどうしていいか、わからない。 それでも|戦争|の傷は癒やされることもなく、 こういう世の中での|出会い|関係までも、 傷として|蓄積されていく|―。 村民の交わりがどんどん先行して、 私は追いつけないぐらい 熱くなっていく。困った―。 でも薩摩弁のなかに 何かひきつけるものがあります。 あくまで存在している|時代と|― それに対応せざるをえない|ひと|との|関係が| はつきり力強く描いてあるからだと思います。 シナリオは劇作家の松田さん。 いつも正統派の黒木さん―。 なかなかの|つわもの|コンビです。 シナリオ掲載誌★月刊シナリオ2004-3|松田正隆|黒木和雄 ―――――――――――――――――――――――――――――――― お気に入りの記事を「いいね!」で応援しよう
Last updated
December 25, 2004 07:23:31 PM
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