テーマ:シナリオを読む人(51)
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お元気ですかshopanです。
毎日とうとうと|シナリオ|を読んでいます。 しかし、いまだ読み方の|コツ|がつかめません。 ある時代には|シナリオ|を一気に読んでいました。 それは私だけの|読むコツ|があったと思います。 作品それの|リズム|を感触しながら|乗って|しまう。 どうもうまくいきません。 むかし― ある|男は|シナリオ|を書いておりました。 それが|映画|になるとかならぬとか うまいとかへたとか― あまり気にしない|男|でありました。 〈ノートにびっしり書かれた作品を〉 〈私は読まされました〉 ともかく―せっせと|シナリオ|を書いていました。 彼はあるとき― |失礼だけどもらってくれないか|と 彼は|お店のものだ|と云って。 きれいな陶器のつぼをもってきました。 それは|人の骨ツボ|でした。 「こんなもんまで、もらってきて」―と、 私の母は目を丸くして驚いていました。 彼が語る|映画への想い|は― そこらの映画鑑賞ファンの|ドぎも|を ぬくような― あたたかな|地球人愛|にみちみちていました。 彼の|シナリオ|は、 そうそう|マトリックス|的でありました。 憎めない彼でした。 ―――――――――――――――――――――――――――――――― シナリオ大好き〈2〉 黒澤明の|生きる1952|は― 人間として|いかに生きるか|と云うことを ぽ~んと出してきた。 役所の彼 ガンを知ってからの彼 公園を作った彼 三葉の彼を書ききっています。 見せ所は|公園|を造って見せて ヒーローにしていないところ―。 ここがいい。 少女から|生き甲斐|を見つけるきっかけ になるシーンは見落としそう。 これは以外だった。 |いのちみじかしこいせよおとめ|の シーンもシナリオではよわい。 これも以外だった。 映画ではとても|見せ場|に なっているのに―。 シナリオライターのなかに |小国英雄|かいる。 この方は|いわゆる|娯楽派― この人がどういうエンで 黒澤グループに 入ったのか知らないが、 とっても貴重な人―。 |小国さん|はドラマに― 節〈ふし〉をつけてドマチックにして おもしろくした。 黒澤映画の|おもしろい|部分は 小国英雄さんがいて 菊島隆三さんがいた からだと私は信じています。 この映画の主人公は|死ぬ|土壇場で 必死に|自分と|闘った。 クロサワ映画が― 凄いのは、 いつも闘っているからです。 いや 映画の傑作名画は― いつも闘っている と云っていい。 シナリオ掲載誌★岩波書店|全集黒澤明|第三巻1988-1-18 ―――――――――――――――――――――――――――――――― お気に入りの記事を「いいね!」で応援しよう
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