不況で“大漁”たい焼き
今年で100歳、新種の「白」専門店続々 今年で「100歳」になったたい焼きが人気を呼んでいる。懐かしの味に加え、皮が白い「新種」の白いたい焼きも登場。社会の混乱期や不況期にブームとなった歴史が繰り返されそうだ。白いたい焼きは、タピオカのでんぷん粉を使った白い皮の珍しさと、もちもちとした食感が特長。2007年末に九州で販売され、チェーン店の出店拡大で全国に広がり、人気に火がついた。愛知、岐阜、三重の3県では今春以降、約40店の「白」専門店が営業を始めた。たい焼きは、1909年に開業した東京都港区の「浪花家総本家」が元祖とされる。3代目の神戸守一さん(86)は「出生の秘密」について「タイは、庶民には高根の花だった高級魚。その形に模すことで『せめて気持ちだけでも豊かに』との思いがあった」と説明。1世紀の間、愛されてきた理由は「腐ってもタイを食べる優越感と、郷愁を感じさせる味」にあるという。神戸さんによると、たい焼きは過去、関東大震災(23年)や太平洋戦争の終戦(45年)直後をはじめ、混乱期などにヒットしてきた。第1次オイルショックに伴う不況で、流行歌「およげ!たいやきくん」が売れた75年にもブームを巻き起こしている。児玉克哉・三重大人文学部教授(社会学)は「(混乱期や不況期には)社会から受けるストレスを発散しようと、甘味に走るのではないか。たい焼きは繊細な高級菓子と比べて、安くて甘さがストレートに伝わる」と話している。白いたい焼き 尾長屋 久山台オーナー 宮川幸一さんお好みたい焼きおめでたい焼き・捌How to Make Taiyaki 転勤族もビックリ・熊本の常識♪およげたいやきくん♪家の近くにも白鯛焼き屋ができました まだ食べてませんもちもち感が売りだそうです