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カテゴリ:読書
【内容情報】(「BOOK」データベースより) 家業の牧場を騙し取られ非業の死を遂げた父。最愛の女性にも裏切られ、孤独と絶望だけを抱え19歳の夏上京した柏木圭一は、26年の歳月を経て、政財界注目の若き実業家となった。罪を犯して手に入れた金から財を成した柏木が描く復讐のシナリオ。運命の歯車が狂い、ひとりひとりの人生が軋みだす…。 これはきんぎょちゃんに借りた本です。ありがとね♪ 圭一と関係のあるいろいろな人の視点から書かれていて 最初のうちはその関係性がよく見えないので なんだかな~・・・って なかなか読み進めなかったんですが でも、その関係が少し分かってきた時点から俄然おもしろくなってきて あとはダァーっと・・・ 裏切り・復讐・憎しみ・・・暗い話ですけどね 圭一の人物像はもちろんの事 圭一の犯罪にじわじわ迫る老刑事 殺された及川とその周辺の人々 及川の息子 圭一にすべてをささげる専務・児玉 26年前圭一を裏切った亜木子 その娘・未央 etc. まぁ、いろんな人が絡んでくるんだけど それぞれの思惑や内面が丁寧に書かれているので それぞれの人に感情移入しながら読めたので、読みやすかったです 復讐心でいっぱいだった圭一の心の変化 その心の変化をもたらしたのは、やはり人の心 人と人の心の触れ合いのなんと大事な事か 犯罪は許されることではないけど、 誤解や思い込みがなければ・・・ そして、温かい心の触れ合いがあったら・・・ と思うと、圭一にも同情してしまいます なんだかやりきれない こういう最後は、哀しいですね 全3巻の大作、読み応え充分でした(*^^)v お気に入りの記事を「いいね!」で応援しよう
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