カテゴリ:色の話to宝石の話
青 春の青 春の風 青い天使 その名は、ゼピュロス ギリシャ神話によるとゼピュロスとは トラキアの洞窟に住む西風の神 キリスト教以後は、天使とされ ボッティチェルリの名画「春」にも 描かれている。 1981年フィレンツェの絵画修復研究所が、 この500年前に描かれたボッティチェルリの名画「春」 の科学的な表面洗濯を開始した。 その後1年掛かって 洗濯は無事完了した 単なる無事完了以外に新しい発見もされた。 19世紀に使われた粗悪なニスが原画を覆っていた のだが、それが洗濯によって原画の色が復活して 野原も緑に 花も色々有る事が判ったのだ その際 画面の右端に月桂樹から妖精クロリスを 奪おうとしていた翼の付いた天使か悪魔か判らない 姿の意味が問題と成った。 ニスに覆われていた時 それは緑色をしていた。 旧世紀 緑色は、屍体を描く時に使われていたから 死神だと解釈されていた。 ところが、ニスが洗われてみると この姿はボッティチェルリによって青色(淡い水色) に描かれている事が判った。 それならば、これはギリシャ神話のゼピュロスという 西風の神に成ると云うのである。 青色は、ヨーロッパの人が好み 地中海と大空の色 その大空を飛翔して 春をもたらす天使=ゼピュロス 色の持つ信号は意味をも変える 次いでに天使 天使とは、神と人とのコミュニケーションにおいて 神が創作した仲介的存在である お気に入りの記事を「いいね!」で応援しよう
最終更新日
2007.07.19 17:27:32
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