カテゴリ:本
リリーさんは、こんなにも優しい文章を書く人だったのか。まず、そのことに驚いた。とても丁寧で、温かい小説。リリーさんの自伝(いや、オカンの伝記)と言ってよいのだろうか。内容は・・・簡単には説明できない。副題の「オカンとボクと、時々、オトン」が全てを物語っている、と言うべきか。この作品を、そこらの「泣ける」を売り文句にした本と同じ類にされたのでは、実にもったいない。どう考えても、この本はワンランク上質のものだ。でも、こういう良い本がヒットして売れているのならば、日本もまだ捨てたもんじゃないかもな・・・と、何となく満ち足りた気分になった。
ヒットすべくしてヒットし50万部突破、リリー・フランキー『東京タワー ~オカンとボクと、時々、オトン~』(扶桑社)、まだ読んでない方はぜひ一読あれ。ひとまず、リリーさんへの見方が変わることだけは間違いなしです★ お気に入りの記事を「いいね!」で応援しよう
|
|