カテゴリ:日常
苦沙弥、迷亭、寒月、東風ほかの半分ボヘミアン達が、苦沙弥亭に集まっては高尚なのか下らぬのか判別のつかぬ談義を繰り返す。 「吾輩は猫である。名前はまだない。」 から始まる冒頭と、鼻毛の白髪、餅を食おうとして猫踊り そのくらいしか私は知りませんでした。 ヴァイオリンを買うのに他人目を気にする話 買ったら買ったで弾くのに苦労する話 泥棒に入られる話 落雲館という隣の学校の中学生と苦沙弥先生の大人げない勝負 明治の初め頃の庶民生活がわかって楽しいですね 今の人間は軽くなって情けないとか、現代にも通じる感覚がこのころから既に存在したとは。 いつの時代も同じなんだなと思います。 インターネット時代の今と、人間は余り違っていないですね。 でも読むのには少々骨が折れました。 中国の空港で時間を潰すのに役立ちました。 この小説の登場人物は、もしかして夏目漱石自身の思考中に現れる多重人格、多重精神、のことを言っているのかもしれません。 お気に入りの記事を「いいね!」で応援しよう
Last updated
2010/07/14 11:06:15 PM
コメント(0) | コメントを書く |
|