2024/08/28(水)20:17
「クレイジー・リッチ」2018年アメリカ
https://youtu.be/phxV4isccHU
心理戦で賭け
彼女は経済学の若き教授で、「彼は失いたくない心に左右されて、勝負を見定めることができずに負けた」と解説する。
彼女は恋人のニック・ヤンに伴い、彼の友人の結婚式に出席するため、
そして親族に紹介するために、
ニックの故郷シンガポールへ行く事になる。
両親ともに中国人のレイチェルではあるが、ニューヨークで生まれ育ったアメリカ人であり、
アジア育ちの人とは感覚が違う事を心配するレイチェルの母。
父親はレイチェルが生まれる前に亡くなったため、母は貧しくもレイチェルを立派に育て上げたのだった。
ところが、次第にニック・ヤンがただの金持ちではない事がわかってくる。
シンガポールを、ジャングルから都会に変えたその一族の後継者であり、
比類ない金持ちだということが。
そのままズバリを口にせずとも、育ちの貧しさ、ヤン家にそぐわない家柄であることで、受け入れられないと感じるレイチェル・・・
そこで、最終的にレイチェルはニックを諦めると、その母親に宣言する。
宣言の場は、なんと麻雀卓だった。
レイチェルも、ニックの母親も、ともにその母親から麻雀は生きる方法を教えてくれるものだと、教え込まれていたのであった。
美しく知的なニックの母親が、私が好きなエジプトの王妃ネフェルティティに似ている。
ネフェルティティ - Wikipedia
完璧にふるまう彼女も、夫の母親には認められず長年必死で努力を積み重ねて生きてきたのだ。
何度もくじけ諦めるレイチェルだが、彼女は勇気をもって生きる事に決めた。
麻雀の勝負と、そしてレイチェル、ニックの将来は?
この映画、何気に観たけどすごく面白かったし、勇気をもらった。
ゲームというものは、頭が良くないと勝てないものなんだろう、それと経験と訓練、そして誰かの熱心な指導と。
麻雀習いたくなったけど、記憶するのが苦手で、面倒だと途中でどうでも良くなって投げ出してしまう私には無理そう。
でも、できることなら孫とかには学ばせてあげたいかも。
父も大学時代麻雀ばかりしてたと聞いたので、はまると怖い家系かもしれないし、良いんだか悪いんだかだけど。
とりあえず、スマホに初心者用アプリを入れてみた。
それにしても、その場の状況がどんなに自分を否定してきても、
勇気を失わない事こそが何より大事なのだという事を改めて感じた映画だった。
クレイジー・リッチ!【Blu-ray】 [ コンスタンス・ウー ]