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仕事が忙しいので、一つのネタを深掘りするパワーがないっす・・・。
とはいえ、ファッションをメシの種にしている訳だから、フツーに生活していても業界ネタにはアンテナがビンビン反応してしまうのが悲しき職業病。今日は、最近気になっているアレコレを連想ゲーム的に記述してみることにしよう。 一発目のキーワードは「デヴィッド・ベッカム」。今週号のWWDジャパンさんの「2005AUTUMN BEAUTY」で知ったのだが、ベッカム氏の香水「インスティンクト」がデビューするそうだ。セレブ系フレグランスのブームに乗っての仕掛けだろう。「価格は未定だが、ヨーロッパで9月、アジアでは年末のホリデーシーズン、米国で2006年上半期の発売を予定」(同紙)。 Googleで日本語検索をかけてみたが、まだ日本ではほとんどこの情報は出回っていないようだった。しかしこの楽天広場さんの中には、既に「インスティンクト」の話題に触れておられる方がおられましたよ。TOMATO1974さんの、「香水販売日記」である。さすがプロの方です。早速リンクアンドトラックバックさせて頂きましたm(__)m 香水と言えば、少し前までは、結婚、彼が出来る香水として、イヴ・サンローランの「ベビードール」が大人気だったようだが、最近は「スルタン フェアリーローズ」が急浮上しているようである。 さくらはお金がないので、実は洋服と本代、食費以外はかなり節約している(^^;;; 正直、香水は余程のことがないと買ったりしないのだが、香水情報なんかはケータイのファッションのサイトでチェックしているんですよ。 これがなかなか面白いのだが、「香水の百貨店」というサイトと「girls shopping」のサイトの、「スルタン・フェアリーローズ」に対する説明文を是非比べてみて頂きたいのだ。テキストの内容が、私は「girls shopping」さんの方が圧倒的にココロに響くものになっていると思うんだけどね。 パソコンとも違う、ケータイ独特の絵文字がふんだんに混じった文章は、情感たっぷりで、そして、笑えます。王子様が走っている様子なんて、よくこんな絵、ケータイで書けるなぁ、と、そのワザに感心してしまう。 香水というワンアイテムを売るには、「香水の百貨店」の方がズバリ目的買いを誘引し、検索性の高さで優位に立っているのかもしれないが、モテ系ファッションの総合サイトとしては、さすが「girls shopping」さん、コンテンツに独自のオーラが漂っていますよ。 この「girls shopping」さんといえば、消費者向けとしては日本最大級のファッションショー、TGC(TOKYO GILRLS COLLECTION)を主催し、特にモテ系ブランド(サイトの中では、「ファッションアベニュー」のコーナーにまとめられている。ちなみに、「girls shopping」さんは、インポート、神戸エレガンス系を「ファッションwalker」、渋谷109系を「Love Fashion」に分類、この3カテゴリーの区別がよくわからない、という方にはご参考になるかも)の情報発信源としてのパワーはいや増すばかりである。 それより更に大本の、今、モテ系のOL、女子学生さん達に対して、トレンド形成の上で最も影響力を持つと思われる媒体が、赤文字系雑誌、中でも『CamCan』『Ray』であろう。 業界関係者の皆様も驚嘆されたと思うが、いや~、23日発売の『CamCan』11月号、11月だというのにあの厚さはハンパじゃないっすね。何と2センチもある。本屋さんから持って帰るのに重くて重くて(^^;; 現在のモテ系ブランドの売り上げの作り方というのは、雑誌掲載商品がガーンと出て行くので、掲載予定に合わせて生産計画、店頭販売計画を立て、合わせてケータイやネットでの露出も行い、「『CamCan』の何月号に出ていたアレ、ありますか」といって来店したお客様に売って行く、という形になっているようだ。SPAブランドでは在庫ロス、機会損失ロスは極力防ぐ仕組みを構築しているが、売れ残りはネットやケータイ、そしてリアルのアウトレットに持って行き、なるべく早期に処分、ということである。 私は昔から、はっきり言って『CamCan』『Ray』よりは『ViVi』『JJ』の方が好きなのだが、今は、エレガントな匂いとか、クールな雰囲気とか、自己主張が多少なりともはっきりしてくると男子ウケが悪いものとして×、らしい。 断固として「雑誌で見た○○下さい」派にはならんぞ~と誓うさくらだが、仕事柄はそうも言ってはいられない。商品にはざっと目を通す。 『CamCan』11月号に出ていた、非常に甘甘(注:甘口なテイスト、という意味ではなく、甘い編み方で、という意味である)に編んだ透け感のあるモヘアの長袖ニットを着ている人は、今朝両国でも見たなぁ、なんて思いつつ・・・。 さくら的には、キャミ(キャミソール)にファーをつけてあった商品がメチャメチャ気になった。去年セーターやカーディガン、ツインニットなとのファー使いが流行ったから、その延長線上での発想だろうけど、本来ならば暑い時期に着る、最も薄いアウターに、冬の象徴みたいなファーという、相反するものをくっつけた、というのが○である。 こういう、相反するものの融合、というのは、デザインの業界の王道的な発想パターンの一つではあるんだけどね。そうすると、今までの市場にない、思っても見なかった斬新な商品開発が行える、という訳である。 『CamCan』のP17に、「レッセパッセ」と、三鈴グループのスタイル・ハート(株)さんの「Rew de Rew」の商品が掲載されているが、個人的には「Rew de Rew」さんのものの方が好きです。ホームページを拝見したが、少しお値段が高いが凝ったものづくりが行われているようで、好感が持てます。 こういう企業さんに、もっともっと頑張って頂きたいものですね。 今日は最後に、『CamCan』に出ていた、楽天さんでバカ売れした商品というのをご紹介するつもりでいたのだが・・・。 実は、さっき、Googleでその企業さんのことを検索したら出るは出るは・・・。 消費者の方のクレームが山程上位にヒットするではないか。特に「2ちゃんねる」が多い。内容は、どうやら、「配達が遅い」というものに集中しているようだ。 どうやら、売れすぎて生産や発送業務に支障をきたしたようだね。 これが、ネット販売の怖い点である。リアル以上に、クレームもネット上で誰かに伝えねば気分が収まらない、ということになってしまうのだ。 最近はネット販売の基本的なノウハウも確立され、売れてきたらどういうことが起こるか、ということも先駆者達の経験が蓄積されているはずだ。発送に関しては代行の業者さんにお願いするという方法もあるし・・・。 あとは、在庫リスクが怖いのもわかるけれど、お客様の信頼を失うことがもっと怖いですよ。配達日の見通しについては、正直にお知らせし、待てない方からはキャンセルもお受けするなど、お客様の立場に立った販売を心がけるべきではないだろうか。 「2ちゃんねる」に溢れるお客様の声を見て、今夜は本当に考えさせられましたね。 人気blogランキングへ お気に入りの記事を「いいね!」で応援しよう
最終更新日
2005年09月29日 00時43分21秒
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