アラン島にいった(バンコク経由)
ロンドンからバンコクに向った。その飛行機の中では隣に子供連れの夫婦が座っていた。妻はずっと、寝続けている。その間、夫はタダ酒を飲み続け、二人の子供の世話をし続けていた。前方の席ではずっと泣き続けている子供がいて、その子供をじっと憎しみを込めて見ている初老の男がいた。なんか、やるせなかった。バンコクについたのは深夜で、トランジットに約6時間かかる。外に出てもしょうがないので、空港内で横になれるところを探した。この空港の中にもホテルがあるが相当高い。照明の暗い待合席があったので、そこで横になると眠気が襲ってくる。外は暑いはずなのに空港内のエアコンはがんがんに利いており、寒くなってきた。アランセーターがバッグに大事にしまってある。土産用に買ったのだが、取り出して着てみると暖かい。温もりも手伝ったのだろう、いつの間にか、眠り込んでいた。貴重品を枕代わりにしていて、身なりも汚れていたせいか、なくなっているものは何もない。気づくと、ざわざわする音が聞こえ、暗かった待合席も照明が点いていた。体を起こして、周りを見渡すと、人の数が多くなっている。向こうの方に日本人の団体客が見えた。お互いにお辞儀をして、お世話になりました、と挨拶しあっていた。何か、日本人ていいな、と感じた。バンコクからの帰りの飛行機では、隣には外人(何人だかわからない)が座り、またこれがとんでもなく太っていて、エコノミークラスの席の肘掛から腹の肉がこちらの席にまではみだしている。私もつらかったが、太った彼は息をするのも苦しそうだった。自宅の近くの駅まで電車で戻り、駅から外に出ると雨が強く降っている。今回の旅行で初めて雨に困らされた。※この旅行はもうかなり前のことを想いだしながら書いており、 ルートやコストはまったく参考にならないので、あしからず・・・