011603 ランダム
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PHOTO IN LAS VEGAS!!

富士山に登る

とりあえずテストページですが

7月12、13、14日と普段は絶対とれない有休を使い富士登山にチャレンジしました。

なぜ、今、富士登山か?
そこに山があるから…に決まってます。

昨年父に富士旅行の話を聞かされた瞬間に登ると決めました…が、
山梨県なんて生まれてこの方行ったことも通ったこともありません。大学の友人で久保○君の生まれ故郷として少々の知識しかありません。しかも「関東甲信越っていうけど、甲の人間は関東と言い張るかもしれないが、関東の人間は甲は関東じゃないんだよ…OK??」と、けなし用の知識だけです…
そういえば奴は高校時代山岳部だった…ということはラスベガスに続き、富士山までも奴の足跡を通ることに…
そんな風に考えるとやる気が消えていく…わけがありません。そんな事では私の富士山への思いは消せないのです!!

さて、前日11日
スケジュールどおり仕事終了後フラフラになりながらも実家に帰る。
打ち合わせどおり、父と運転を交代しながら富士山須走口を目指す。

12日午前7時 須走口5合目山小屋
生まれて初めての富士山、霧がかった富士アザミラインを通り着いた5合目は…
すんごい強風でした… 駐車場に停めた車がガタガタ揺れてます…
前に進むのも一苦労です…

山小屋の人が言うには今朝登った登山客は強風のため7合目で引き返したという事でした…フッ、根性なしどもめ、
もちろん私はこんな微風恐れもしません…ただ、運転で疲れたから今日は登山は止めようという事で落ち着きました。(大嘘)

12日午前9時 山中湖 ペンション“リンガリンゴ”
シーズンオフの平日、当然ながらペンションがら空きでした…
とりあえず寝る。日程は残り2日まだ余裕はある。起きたら作戦の練り直し…

12日午後2時 富士山麓 忍野八海
とりあえず12日は体力回復&観光ですごそうという事で忍野八海を観光…
狭い観光地でしたが、見所は多い所だなと感心…水うまい、採れたての桃うまし…、そこから見える富士山がまた絶景、絶景、絶景??

あれっ、富士山晴れてる…、雲ナイ…、どうやら強風は午前中だけだった模様…山の天気は変わりやすいってホントなのね…

12日午後5時 富士山吉田口五合目
悔しいので、なんとなく当初登る予定ではない吉田口の5合目に行く。須走口とはえらい違いだ…ちゃんとした観光地になってるよ…

さておき、では、いざ登りますか…



登山道具ペンションに忘れた…
だめジャン…
………
すっかりやる気がなくなりとりあえずペンションに引き返す親子二人…

13日午前7時 富士山須走口5合目
先日の不幸な事故は忘れ、気持ちを切り替えて再び須走口に…
今度は濃霧&雨…
雨よけは万全、霧は心の目でカバー!!ついに出発です!!
お約束の六角棒を買い一人寂しく出発…父は今日も下界で観光三昧です。

しかし、平日の須走口ホントに人がいません。(普段がどれだけか知りませんが)数組の外人パーティーとすれ違う。が、登る人はいない…寂しい…

と、思いながら歩く事1時間位、後ろから立て続きにおじいちゃん登山客3人に抜かれる…だめな27歳だ…
(高山病予防のため5~6合目はホントにゆっくり登りました。何しろまともな登山なんて初めて…)

森の中をぬけてようやく6合目山小屋、先を行ったおじいちゃん2人に追いつく、六角棒の焼印を済ませ7合目を目指します。木々もまばらになりゴツゴツとした岩、砂の大地をのろのろと上り続けます。そういえばいつの間にか霧は晴れ、雨も止んでいた。

前半のスローペースのおかげか高山病らしい症状はでず元気に登りつづける。しかし、ここで思わぬ敵が…太陽…
雨よけ、夜対策と悪条件を想定して色々装備をそろえていたハズが…まさか好条件用の装備を忘れるとは…このときはそんな事も考えてはいなかったが、後々ひどい目にあうとは…

7合目も難なくクリア、またしても山小屋でおじいちゃん2人に追いつく。
そろそろ本格的に太もものあたりが痛い。頂上に行く頃には相当痛くなりそう…

8合目にしてようやくおじいちゃんを追い抜く。途中どこかの登山口と合流する山小屋で高山病にかかったらしい女子中学生グループを発見…かなりきつそうデス。登山は計画的に…

後は最後一気に上るのみ…もうほとんど道になってません。岩の階段を這いつくばりながら上る…、足がほとんど上がらなくなってくる。さすがに山頂付近は風が強い…たまに突風で体ごと吹き飛ばされそうになる…六角棒を巧みに使い足の力を抑えながらなんとか頂上に到着…感無量です。8時に登山開始して山頂に着いたのは何と3時半!!27歳男性にしてはあまりに遅いタイムですが…作戦どおり!!

山頂の神社で最後の焼印?を押してもらう。ここぞとばかりにおみやげに散財…山頂からハガキを送る…山頂から電話をかける…優越感に浸る…

さて、残るは剣ヶ峰制覇のみ…
どうやら他の登山客は強風の前に剣ヶ峰はあきらめた模様…
フっ、根性なしどもめ…私はそんな事では恐れはしない!!
とりあえず火山口みたさに少し歩いてみる…

イタッ!!顔に何かあたる、どうやら突風で巻き上げた小石が顔にあたった模様…辛い旅になりそうだ…
しばらく歩く…というか全然進まない…というか、私必死こいて地面にへばりついてました…そうしないと突風で体が持っていかれます…道を大きく外れると…
さすがに死が頭の影をよぎる…

というわけで、剣ヶ峰制覇は次に持ち越し下山を決意!!(英断である!!)
天気が急激に悪くなる山頂付近から転がり落ちるように下山する。
須走口の下山ルートは砂走りといって砂の道を豪快に駆け下りるというもの…最初は景気よく駆け下りていましたが…ついに足に限界がきました…
ほとんど踏ん張りが利きません…登る下るという動作に対して痛いくらいに反応を返してくれます…加えて、温度差の激しい山頂付近で汗を拭かなかった事が災いして、熱がでてきた模様…最後にサングラスもつけずに晴天の太陽を目指して6時間少々登りつづけた結果、頭痛になる。

最悪の体調の中、後ろには雲を増しつづける富士山山頂、いかにも悪そうな天気が後ろに迫ってます…やっぱり1泊2日ご来光つき計画にすればよかったと後悔しながら、ほうほうの体で逃げる、逃げる、逃げる…
最後に待つのは霧がかった薄暗い森、一人で歩くもんじゃありません…

13日夜7時 ようやく下山
山小屋のおばちゃんから椎茸茶をもらい、下山を実感。父と合流し、そのまま自宅への帰路につく。
途中クネクネとまがる富士アザミラインで年甲斐もなく吐く。頭痛でその後5時間ほどダウン。

14日早朝5時帰宅 寝る。
富士山の厳しさを体に残したまま、とにかく寝る。そう明日からまた肉体労働…



初めての富士山登山を終えて



初めてということもあるので慎重に、確実にを心がけた。序盤のスローペースは確実に高山病予防になったハズ。反省は強行日程、限られた時間の中で登山をすませようとしたため、後半のハイペースを強いられ、体力が回復しないなかで、下山をしなければならなかった。下山は楽と舐めていたが、登山ほどではなくても確実に足にダメージがある。次があるなら山頂で一泊する事にしよう。もちろん次は剣ヶ峰制覇、そしてご来光を拝むとしよう。










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