知的漫遊紀行

2008/12/28(日)08:49

「若者の地元志向・消えた東京へのあこがれ」12月20日朝日新聞「異見・新言」欄

社会問題(551)

私:昨日のブログでとりあげた「日本の暮らしの快適さ」の記事を読みながら、この記事がリンクしたね。  筆者の速水健朗氏は、フリーライター・編集者だという。   地方の空洞化が進んでいるが、いまの若者は「地元志向」が強いというのが筆者の指摘だね。A氏:俺も読んだが、「若者が都会に出て行き、地方が空洞化している」という見方はいまや適切でないという。私:統計的にも、都道府県間の人口移動数は12年間連続減少傾向で、07年は最低になったという。A氏:スポーツでもJリーグが復活しているし、プロ野球も巨人とは対照的に地方の球団の観客動員数は好調だという。私:ケータイ小説でも、東京へのあこがれでなく、地元での親密な連絡圏を作っている。A氏:雑誌やテレビなどのメディアが、ネットなどの登場で影響力を低下させてきたことが、この最近の「地元志向」の大きな原因としてあげられるという。   それとバブル崩壊で若者が地元に留まる生活を余儀なくさせた。私:そうかといって、古い世代が期待する地域の伝統や共同体の復活に答えるものでもないようだ。   新しい「地元つながり」にもとづく新しい共同体の芽生えなのか、単なる保守傾向の表れなのか現時点では分からないと筆者は言う。A氏:地方経済はどん底で、地域の独自性は失われ、伝統的な共同体は崩壊しているが、この新しい「地元つながり」の芽生えをその対策として生かすべきだと筆者は主張しているね。私:しかし、俺は、地方はもう「都市化志向」をやめるべきだと思うね。  昨日、このブログでふれた「日本の暮らしの快適さ」を捨てた、「駆け込み乗車」のない地方を目指すべきではないかと思うがね。   地域の伝統を再度、見直すべきと思うね。   「本当の田舎のよさ」をもった個性的な地方を作るべきだと思うね。 

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