テーマ:☆詩を書きましょう☆(8532)
カテゴリ:詩~切ない想い~
「恋と云う感情」
この胸に蔓延る虚無 如何しても取れない虚しさ 息苦しい 其れは何故 血が滾る 其れは何故 胸の中に混沌とした感情 御前を見ると吐き気すら覚える 顔が火照り心臓が早鐘を打つ 恋にも似た感覚 けれど憎悪とも紙一重 私は如何してしまったのか 下らぬ恋情など抱く暇すらも無い癖に 御前を愛しく想うのか 其れとも憎くて仕方が無いのか 私にはもう其れすらも理解出来まい 苦しい 息苦しい いっそ胸を裂いて仕舞いたい程だ 此の感情の名を 私は理解出来はしないのだろう 理解した途端 きっと御前を傷付けて仕舞うから *********** 「季節」 またあの季節が来る 冷たく凍える冬が来る 粉雪は街を白に染め あの人の面影すらも消してしまう 春は好きだ あの人が微笑んで 桜の下で私を迎えにきていたから 夏も好きだ あの人が浴衣を纏って 花火を見ながら私を抱き寄せていたから けれど これからの季節は好きじゃない 秋は あの人に重たい足枷をつけ 人工の白い世界に閉じ込めてしまった 冬は あの人の重たい足枷を取るように 本当の白い世界に連れ去ってしまった あの人の面影が消える この季節は嫌いだ 優しいあの人を連れ去った この季節は嫌いだ 秋 紅葉を二人で見に行こうって 微笑みながら あの人は云った 冬 君の振袖姿が楽しみだって 微笑みながら あの人は云った 本当は 好きになるはずだった季節 けれど 今は君がいないから また あの季節が来る 愛する人を連れ去ってしまった季節 また あの温もりを感じる あの人が私を抱き締めてる そんな首筋に感じる吐息が ********* お気に入りの記事を「いいね!」で応援しよう
最終更新日
2004年11月20日 21時08分35秒
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