カテゴリ:父親
朝の7時に父から電話もらって無事を確認するというのは、たびたび書いてるのでご存じかと思いますが。
日曜日の朝。7時に電話がなかったんです。 もう82歳になったし、ちょこっと忘れんぼになってきたのか、こちらから電話したりすると「え?僕、電話してなかったか?」などと言う事もあるし。 ご飯食べてたとか言う事もあるし。(去年までは、きっちり7時に電話してきたはったんやけど) 今回もそれかなとあんまり心配しないでいたんやけど、こちらから8時半頃電話しても出ない! 足が悪いから電話が鳴って電話に出るのもひと苦労なので、なるべく電話はかけてあげないようにしてるんやけど。何度電話しても、出ない! どちらにしても、実家に行く日だったから。実家に行ったのですが。 電車の中で、最悪の時の場合と、ただ単に電話のし忘れの場合の事をあれこれ考え。 実家につくと開いてるはずの玄関がしまってて。 こら、あかん!(鍵は持っているものの普段開け慣れないからなかなか開けられない私) 奥座敷にも、隣の寝間にも、父がいなくて。 電気はついているし、扇風機は動いてるのに。 台所にもいないし。 まさか、トイレ? まさかのトイレで父がひっくりかえってました…。 実家のトイレは手前が男の人用。その奥が洋式トイレ。 その狭いふたつのトイレのところで父がひっくりかえってました。 朝起きて、まずトイレに行ったのでしょう。 おしっこたれてるし、用をたす前にこけてしまったやな。 電話がないという事は少なくとも7時から、もしかしたら5時くらいから。 父は狭くて暑いトイレで、ずーっとひっくりかえってたんです! 座ってて立ち上がる、寝てて立ち上げるが困難な父は、狭いトイレでこけたので動きがとれなかったんです。 声かけても、理解してくれないけど、手はあわあわ動いてるし。 よっしゃ、生きてる!! 起こそうかと思ったけど、骨折ってたらあかんし起こさないで、即、救急車を呼ぶ。 救急車が来るまでの間、お茶を飲ませて、うちわぱたぱたして風を送る。 大丈夫やでー、すぐに来てくれはるでー。(自分でも不思議なくらい冷静。) というわけで、病院に運ばれ、入院となりました。39度4分の熱。 脱水症状を起こしてたし、あのまま私が行かなければ間違いなく熱中症を起こしてた。 あー。こわいー。 ほんまに、こわいー。 実家に戻り、入院の準備しつつ、洗濯と掃除して。 週に2回往診してくださってる接骨医の先生と、ケアマネージャーさんに連絡とって。 病院にもどったら「病院は(涼しくて)ええわ。僕ここに1ヶ月くらいいてたい。」と父の気楽な発言。 看護師さんに優しくしていただいて、気分がよかったんでしょうね。 こけたとか、救急車とか全く覚えてないんだって。 覚えてなくてよかったよ~。 シャツにパッチに腹巻姿でおしっこたれて搬送されたなんて、意識があったら恥ずかしいやろうし。 たいへんびっくりした日曜日でした。 今日の夜は得意先のたかちゃんに病院まで送っていただき、お見舞いもしていただいて、帰りも送っていただきました。彼女はほんとに優しい方です。 昨日の別れ際には、興奮もあるのかどちらかといえば上機嫌な父やったけど。 今日はすっかり病人みたいな父。 2~3日の入院という事やったけど、明日には退院は無理かも。 今の感じでは歩けないな、きっと。 退院したら、しばらく京都にいなさいという事を父は承服してくれるでしょうか…。 お気に入りの記事を「いいね!」で応援しよう
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