2018/10/31(水)09:49
【がん情報】急性リンパ性白血病 大塚範一の闘い:3 情報求めず、医師を信頼
朝日新聞「患者を生きる」の記事を引用し、私の意見・感想・気づきなどを述べさせていただいています。
≪2015年4月9日≫
大塚範一さん(66)は、朝の情報番組「めざましテレビ」(フジテレビ系)では、様々な情報を扱うキャスターだった。しかし、入院中はあえて、急性リンパ性白血病に関する情報を求めなかった。
病気に詳しい知人や白血病を体験した視聴者らが、医学情報や病院の評判を伝えてくれることもあった。でも、積極的には耳を貸さなかった。
「赤ワインをたくさん飲んで免疫力を高めるポリフェノールをとりなさい」「がん細胞を防ぐ有機トマトのすばらしいのがあるから、よかったら届けます」。そんなアドバイスも聞き流した。
「やっぱり、患者は医学的には門外漢であり、門外漢でいるべきなんです。医師の言うことだけをしっかり守ろう、いい患者でいようとだけ考えました」。それが、大塚さんなりの病気との向きあい方だった。
健康法や体験集などから、ひとつだけ「採用」した助言があるとすれば、「気持ちを明るく持ちなさい」ということだけだった。原因も予防法も未知の部分が多い白血病について、知れば知るほど気がめいり、明るく過ごすことができなくなるのではないか。「情報が、患者の闘う力をそぐこともあると思うんです」
セカンドオピニオンも求めなかった。大塚さんは「病気にも、縁や出会いがあるんです」と話す。
首のリンパ節に小さなしこりがある段階で病気に気付き、体力が残っていた。最初に訪れたクリニックに、大学病院から医師が週1回診察に来ていて、その医師に診断してもらえた。白血病では日本でトップレベルとされる大学病院に、検査翌日に入院できた。そしてしこりの「発見」から10日ほどで抗がん剤治療が始まった。
「入院直後、知人の元プロ野球監督の星野仙一さんから、現代医学を信じてがんばれ、というメールをもらったんです。つらいとき、その言葉をよく思い出しました」と大塚さんは振り返る。
2012年10月、11カ月に及ぶ抗がん剤治療を終えて退院した。しかし、5カ月後の13年3月、定期検診で白血病の再発が分かった。テレビ復帰に向け、着々と準備を進めている時期だった。
写真:「大塚範一さん病気再発」と報じる2013年3月17日の朝日新聞朝刊(東京本社版)の記事
この記事は粒子線治療で入院中に読み、下記のように投稿させていただいています。
http://plaza.rakuten.co.jp/saaikuzo/diary/201504130002/
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