ワルディーの京都案内

2018/05/06(日)02:05

【がん情報】肺腺がん 脳への転移 サイバーナイフ:2 「魔法のよう」治療に気力

癌治療情報(593)

朝日新聞「患者を生きる」の記事を引用し、私の意見・感想・気づきなどを述べさせていただいています。 ≪2015年11月25日の記事≫   肺がんの手術から2年あまりたった2011年9月。愛知県に住む会社員の男性(58)は、脳への転移を告げられた。通院先の愛知医科大学病院(愛知県長久手市)で、 「サイバーナイフ」を用いた放射線治療を選択肢のひとつとして示された。  病院から帰宅すると、インターネットで「サイバーナイフ」について調べた。  「特定部分にだけ放射線を当てがん細胞を攻撃する定位放射線治療のひとつ。周囲の正常な組織への悪影響を減らし、腫瘍(しゅよう)に強く正確に照射できる」。そんな説明文をネット上で見つけた。脳腫瘍だけでなく、肺や肝臓のがんも治療できるのが特徴と書かれていた。  「ナイフというから、電気メスのようなものでがんを切り取るのかと思ったわ」  妻(54)からそう言われた男性は、こんな返事をした。  「なんだか、魔法のような治療法だな。説明を読んだだけで、治りそうな気分になってきた」  男性は数日後、河村敏紀(かわむらとしき)特任教授(62)から詳しく説明された。  放射線による治療には、頭部全体に照射する「全脳照射」という方法がある。ただ、正常な細胞にも放射線が当たるので、基本的に1回しかできない。これに対し、サイバーナイフは、腫瘍に集中した照射ができるという。  「がん細胞を狙って当てるので、新たな病変が発生しても繰り返し照射し治療できます」  全脳照射かサイバーナイフか。治療方法は腫瘍の数、大きさ、位置、年齢などを考慮して決められる。この10年ほどの日本放射線腫瘍学会などの報告によると、サイバーナイフは比較的腫瘍の数が少ない患者に対して選択される。  男性の腫瘍は6カ所。今後も発生する可能性があった。河村さんは「サイバーナイフをお勧めします」と言った。  男性は、紹介された総合青山病院(愛知県豊川市)で、サイバーナイフによる治療を受けることにした。約1週間後に受診すると、その日のうちに放射線を当てる時に使うプラスチック製の固定具を作製した。  完成した仮面のような固定具を見た瞬間、「よし。やるぞ」と気力がわいてきた。 サイバーナイフの照射時に頭部につける固定具=愛知県豊川市の総合青山病院  放射線治療は、身体の奥に行くに従って、放射線の強さが小さくなる。それで、色んな方向から放射線を当てて治療部に集中させるという方法がとられますが、サイバーナイフはその進化した方法なのですね。  神戸低侵襲がん医療センターのHPからの説明です。 http://www.k-mcc.net/original8.html  サイバーナイフは高精度のロボットアームに小型の放射線治療装置を搭載した、定位放射線治療の専用装置です。ロボットアームによりあらゆる方向から腫瘍に集中的に放射線を照射することが可能です。腫瘍には集中的に放射線が照射されますが、周囲の正常臓器への照射は最小限にとどめることが可能です。  私の受けた重粒子線治療も放射線治療の一種のようですが、身体の中に線量のピークを持って来れるところが、普通の放射線治療と違うところです。  粒子線治療と一般的な放射線治療の差の分かりやすい説明はないかと、「粒子線 放射線 違い」でググったら、下記投稿が一位でヒットしました。専門家ではない方が書いた記事ですが、それがゆえに分かりやすく書かれています。 http://www.baryon.jp/40.htm よろしかったらぽちっとお願いします。 にほんブログ村 ___________________________________________________________________ 【関連カテゴリー記事一覧】 ◆がん治療情報 http://plaza.rakuten.co.jp/saaikuzo/diary/ctgylist/?ctgy=16 ◆がん治療日記 http://plaza.rakuten.co.jp/saaikuzo/diary/ctgylist/?ctgy=10 ◆がん治療振り返り http://plaza.rakuten.co.jp/saaikuzo/diary/ctgylist/?ctgy=11

続きを読む

このブログでよく読まれている記事

もっと見る

総合記事ランキング

もっと見る