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カテゴリ:発想
■貫くやっぱり、小心者は堂々と小心者を貫かねばならぬと、さぼり父さんは思った。 数日前のことだ、有る会社にお得意さんが訪問した。主力製品を購入してくれる 重要なお客だ。 そのお客のために、昼食をその会社は用意した、とびきりの弁当だ。 お客は2名、弁当は4個、つまりは2個余る。それを、一体どうするのか? 普通思いつくのが、営業担当と一番の偉いさんが、それをお客と食す。どれほど、 その弁当が美味だろうが、味なぞ感じない立場を担うわけだ。 ■弁当しかし、その会社はその弁当をどうしたのか? さぼり父さん、何気なく事務所隣の人気のいない半分倉庫の部屋に入ると、身を かがめて、有る会社の(もちろん世界のどこかの会社のことである。我が会社と 入ってない)一番偉い人が、おいしそうに味わっていた。 彼は、さぼり父さんの驚きと、侮蔑の視線を感じ取り、身を固くした。 それは、客のためでもなく、会社のためでもなく、それらを利用して、純粋無垢 に個人の欲望を満たしたことを証した姿だった。 ■堂々とさぼり父さんは、小心者だ。今日も、近づいた、自分の命運を決める仕事のせいで、 気が重くて、不安で、逃げたくて、朝起きるのを遅らせてしまった。 自信を持て、文章に書け、瞑想をしろ、等々いろいろやってみるが、この小心者は 解決しそうもない。 だが、小心者でも、堂々とそれで生きていく勇気を持てばいいと、思った。 あの一番偉い人の姿を見て。 日頃、どれほどの高飛車に、寛大に、尊大に振る舞っていても、生活の些細な面で、 透けて見えてくる小心な姿勢は、考える以上に人を貧粗にさせてしまう。 それが、心に充満し、しぐさに現れ、言葉に発せられ、顔に出てくる。隠しようのない 事実として。 それならば、堂々と小心者として、素直に、裏表無く、自分自身を表す方が、夢の自 分に近づくのではないだろうか? 薄暗い半分倉庫の中で、高そうな弁当をつつく、彼の姿の背後にそう考えされられた。 貴重な一日である。 それでは、今日も読んでくれてありがとうございます。 今どこでサボってんの?!人気blogランキングへ ↓↓↓↓ ![]() あなたの戦略は何だ? お気に入りの記事を「いいね!」で応援しよう
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