さぼり父さんの戦略日記

書けないからMacを引っ張り出して、今書いている。

昨日も書いたが、最近は携帯ブログにはまってしまい、思いついたら
Mailで更新している。

そのせいか、いざこうやって本格的に文章を書こうと、椅子に座り、
PCを立ち上げ、キーボードに指を乗せると、頭のネタ帳がすでに空
っぽの状態だということに気がつく。

小刻みだが、煩雑に、言葉を作ることが、長文を書く意味と忍耐を
失わせている。

とにかく、面倒なのだ、書くことが。

どれほど長文であっても、伝えたいことは一行ですむ場合が多い。
いや、そうでなくては、名文とは言えない。論点、コンセプト、
視点が明確で単純なほど、良い文章だ。

Aは、機能的にこの点が優れていて、私は好きだ。

書いてしまえば終わるのだが、それでは書く人が、その才能をひ
けらかす、傲慢さの隙間もなければ、お人好しにも、理解しよう
とはしない、誰かにたいして、説得する優雅さもない。

そこで、言葉にパンツをはかせ、シャツを着せ、ブルーのボタン
ダウンにしようか、黄色のワイドカラーにするか悩み、トラッド
のネクタイにするか、シンプルな赤にするか楽しみ、仕立てのい
いスーツを羽織らせるのだ。

こうやって、言葉が、自分の心に浮かんだたった一つの言葉が、
どこに出しても恥ずかしくない、男前になる。（女前かも？）

しかし、携帯ブログというのは、そういう人類が脈々と息づかせ、
完成の域まで達した、言葉、文章の妙味をうち砕く、赤裸々さ、
破廉恥さがある。

最低の想いの言葉を、一方的に投げかける。

裸で、街を闊歩する、快楽と気軽さがある。

衣服の重みで言葉が消えることもなく、試着の時間で無意味に
浪費することなく。

南洋の大海原に水着で飛び込むような、単純でシンプルで、戦慄
に満ちた愉快さがたまらない。

この数日、この思いにとらわれて、離れられないさぼり父さんである。
飽き性だから、いつまで続くか分からないが、愉しい限りは続けようと
思っている。

しかし、ちゃんとした文章も書かなくちゃ、やっぱりいけないからこうやって、
普通のブログも続けていこう。

何たって、裸で街を歩き続けると、風邪を引いてしまうからね。（？）