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2009.04.23
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カテゴリ:アジア
レッドクリフ

2008年11月公開
監督:ジョン・ウー
制作費:Part1・Part2 合計100億円


中国の三国時代の歴史的史実を元に書かれた、羅貫中(らかんちゅう)の「三国志演義」の中でも、特に激戦であり人気のある「赤壁の戦い」を映像化した歴史アクション映画。
監督は、『フェイス/オフ』や『ミッション:インポッシブル2』など、アクション映画を撮ることにかけては定評のあるジョン・ウー
日本からは、諸葛亮孔明役に金城武、甘興役(史実の人物をモデルにしたオリジナルキャラ)に中村獅童が出演。

同人種なので違和感はないです



[簡単なあらすじ]
西暦208年。
後漢の丞相である曹操は、河北(中国北部)を平定し、ついに荊州(けいしゅう)へと軍を南下させてきた。
長坂の戦い」で、曹操率いる15万の大軍と激戦を繰り広げた劉備軍は、劉備を慕う民と共に南へと流亡。
中国南部を支配していた孫権の元へと身を寄せる。

曹操の大軍を前に、和平を訴える呉の文官たち。
抗戦か恭順か、心揺れ動く青年君主孫権を説得する、劉備軍軍師孔明。
やがて孔明は、呉の軍を指揮する大都督(だいととく)周瑜と邂逅し、周瑜の決断によって劉備・孫権連合軍が結成されたのだった。

南船北馬」。曹操の大軍を迎え撃つには、呉軍が得意とする船上戦しか道はない。
ここに、世に言う三国志最大の決戦、「赤壁の戦い」が切って落とされようとしていた――。



中国最大の歴史物語である「三国志」を題材とした、歴史巨編。
古来、外国といえば中国のことを指したように、日本にとっても中国の歴史は大変身近なもので、日本人でも「三国志」のファンという方は大勢居ることでしょう。
(最近では、「三国志」を題材としたゲームも、とても流行ってますね)
ならば本国である中国人は言わずものがな。
中国人全国民が関心を払っていたという大作である、「レッドクリフ」。
しかし、はっきり言ってしまうと、ストーリー部分は、かなりいまいちです。

特に、ある程度三国志(正史・演技)に詳しい人には、物足りなさが残るはず。

魏(曹操軍)は完全に悪者扱いで、曹操以外の人物もろくに描かれていないし(これは視点の関係で仕方がないかな……)、「赤壁の戦い」の張本人(国?)である呉の武将も、周瑜、魯粛、甘興(甘寧をモデルとしたオリジナルキャラ。日本人の中村獅童が演じているから?)のみ。

逆に、おまけである劉備陣営は、関羽、張飛、趙雲に孔明と、有名どころはほぼ全員登場。
この辺は、あまり三国志を知らない人をターゲットに据えた結果と言えなくもないのですが、やはり、どうにも薄っぺらい印象を受けずにはいられません。

また、周瑜、孔明の琴によるセッションなんかは、無駄に尺を取っていて要らなかったなぁ、と。

とつぜん開始されるセッション あってもいいんだけど長い……

周瑜と小喬のラブシーンも、要らないとは言わないけど、ちと長すぎるきらいが。


おそらく、ジョン・ウーの構想では、尺が3時間オーバーになってしまい、だったら二部に別けてくれと製作サイドに言われて、残りの時間を適当に水増しして誤魔化した、というのが真相なのではないでしょうか……。


ただし、映画自体がつまらないかというと、まったくそんなことはなく。
前述の、登場人物の偏りも、史実よりは映画としてのエンターテインメント性を高めた結果。
そう、監督ジョン・ウーの本領は、アクションにあり。

壮大な数の軍船は圧倒的なビジュアル!

多彩なカメラワークによって撮影された、凝りに凝った戦闘シーンは、昨今の映画の中でも抜群のド迫力です。
ストップモーションワイヤーアクションの使い方は、さすが熟練の手腕。

また、圧倒的なまでの、兵士と船艇の数も見どころのひとつ。
生身の人間によって組まれた、戦闘陣形。
ひたすら格好よさを追求した、猛将たちのぶつかり合い。

ジョン・ウーという人物は、いかに格好よく画を見せるか、というものにこだわる監督です。
ならばこちらとしても、「ほうほう、そうくるか」と、アクションを楽しむのが正しい見方というもの。

せっかく「八卦の陣」に敵兵を誘い込んだのに、実際に戦うのは関羽や張飛といった武将たちだけなどというのは、観客へのサービスショットに他ならず、どう考えても、「真・三国無双」の実写化そのもの(笑)
しかし、これがまたすこぶる格好いいので、すべては許されてしまうのです。
張飛なんかはなぜか素手だし、趙雲の騎馬戦はどう見ても『ミッション:インポッシブル2』のバイクシーンそのもの。

トム・クルーズもやってたよね! このシーン

最終的にはなぜか大都督の周瑜まで出張っていって、『トロイ』のアキレウス(ブラッド・ピット)張りの回転攻撃を見せてくれました。
もうニヤニヤが止まりません(笑)


そしてこの映画、実はキャスティングにも紆余曲折が。
まず、当初孔明役だったトニー・レオンが体調不良を理由に降板したため、代役として金城武が決定。
ところが今度は、メイン主人公の周瑜役である、香港出身のアクション俳優チョウ・ユンファが、クランクイン当日に突如として降板。
ジョン・ウーを慮ったトニー・レオンが、周瑜役を買って出たためなんとか事なきを得たという、製作開始前から波乱に飛んだ経緯をもった映画なのです。
結局、周瑜はトニー・レオンが見事に演じてくれましたが、下手をすると完成すらあやうかったかも。

ちなみに、そのチョウ・ユンファの方はなにをしていたかというと、『ドラゴンボール エヴォリューション』で亀仙人役をやっていました。
どちらがよかったかは……、皆さんの判断にお任せしますが。……ねえ?(笑)


目がぱちくりとかわいいヴィッキー・チャオ

さらにちなみに、孫尚香役のヴィッキー・チャオは、『少林サッカー』でまんじゅうを作っていた娘ムイ役をやっていたりします。
女性って化粧で随分変わるもんなんですねぇ……。


三国志好きには若干の物足りなさが残りますが、是非アクションを堪能して欲しい映画です。
ちなみに私の一番好きなキャラは孫権でした。
この俳優さん、格好いいわぁ。

眼光鋭い孫権



 **********


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最終更新日  2009.05.01 14:24:01
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