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私の母は90歳で今はホームに入っている。
ホームの費用は最初は母の年金と亡くなった父の遺族年金でほぼ賄えていた。 最近は飲み込みが悪いので言語聴覚士の方に指導を受けたり、点滴や栄養剤の治療で訪問介護の方に来てもらったりしている。 訪問介護の看護師さんが来たら利用者が支払う訪問介護の費用は上がるとは聞いていたけどせいぜい今払っている分の倍くらいと思っていたら、請求書を見てびっくり。 一気に9倍になっていた。支払総額では25から30%くらい上がった。 母の命をつなぐ点滴だと思えば高くても仕方ないけど、ちょっとびっくりした。 母の年金で足りなくなっても母の貯金もあるから母が仮に百歳まで生きても大丈夫と思うけど。 現代では介護の費用をちゃんとためておくのが最大の子供への愛情ということだろう。 子供にいろいろお金をつぎ込んで援助して後は子供に老後を見てもらう時代ではない。 おかげで私と弟は母の介護費用を持ち出ししなくてすんでいる。 もし母の年金や預貯金がなければ私は毎日母の家に通ったり、時にはお金を持ち出しするために働く可能性もあった。 母を見て考えた。私と夫の介護費用は今の金額で足りるだろうか? 子供たちに迷惑を掛けないようにするつもりはあるけど将来何が起こるかわからない。 自分の預貯金をすべて介護につぎ込んでも足りないかもしれない。 足りないと保険の効かない治療はあきらめないといけないかも。 老後はお金がかかるということを改めて思い知らされた。 お金は貯めておかないと。年金生活になってからでは貯められない。 現役で働いているうちにと思っても家を買ったり、子供たちの進学費用を優先していたらなかなか老後のための貯金は増えない。 うちは晩婚だったから娘たちの学費が終わるころ、夫が定年になりボーナスもなくなった。 第二の職場、仕事は見つかったけど以前の給料の半分以下。 さらに年金生活が待っている。貯金は減ることは合っても増えることはない。 年金も減ることは合っても増えることはない。 今若い人に言いたい。しっかり貯金をしておかないと先々困るよ。 年金もあてにならないご時世だから自分の老後は自分でちゃんと考えて用意しておかないと。 節約というより見栄を張らないで身の丈に合った生活をしなくちゃね。若いうちから。 お金を使わなくても気持ちが豊かな生活をしたいものです。 お気に入りの記事を「いいね!」で応援しよう
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