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カテゴリ:これぞ醍醐味!歌舞伎の大向う
師走恒例の京都南座顔見世が発表になりました。
京都新聞より。 ------------- 師走彩る名優ずらり 11月30日、南座「顔見世」開幕 松竹は29日、11月30日から始まる南座(京都市東山区)の「吉例顔見世興行」の出演者と演目を発表した。四代目市川猿之助、二代目市川猿翁、九代目市川中車の襲名披露公演で、人間国宝の坂田藤十郎をはじめ片岡仁左衛門、中村梅玉ら東西の人気役者も顔をそろえ、年の瀬を盛り上げる。 伯父から大名跡を継いだ猿之助と、先代猿之助である猿翁、猿翁の長男で俳優香川照之として活躍してきた中車。注目を集めた澤瀉(おもだか)屋3人の同時襲名は、昨年6月から東京など各地で披露公演が行われ、顔見世でその掉尾(とうび)を飾る。 猿之助の披露狂言は家の芸の2作品。昼の部は上演を重ねてきた「義経千本桜 川連法眼館(かわつらほうげんやかた)」(四の切)で源九郎狐を務める。鮮やかな早替わりやアクロバティックな宙乗りなど、縦横無尽の活躍ぶりが見ものだ。上方からは藤十郎が源義経、片岡秀太郎が静御前で花を添える。夜の部は初代猿翁が手がけた舞踊劇「黒塚」で、安達原の鬼女を務める。 中車は昼の部で、長く離れた夫婦の情愛を描く森?外作の「ぢいさんばあさん」で夫伊織役。夜の部「元禄忠臣蔵 御浜御殿綱豊卿(おはまごてんつなとよきょう)」では赤穂浪士の富森助右衛門で、仁左衛門の徳川綱豊卿とせりふの応酬を見せる。猿翁は夜の部で襲名披露の「口上」に登場する。 昼の幕開け「厳島招檜扇(いつくしままねくひおうぎ)」は、77年ぶりの上演となる珍しい演目で、平清盛を片岡我當が演じる。「仮名手本忠臣蔵」の八段目「道行旅路の嫁入」は中村時蔵、中村翫雀らの顔合わせで。名作の舞踊「二人椀久(ににんわんきゅう)」を仁左衛門、片岡孝太郎親子があでやかに踊る。夜は傾城(けいせい)梅川と忠兵衛の逃避行を描いた「新口村(にのくちむら)」を舞踊劇に仕立てた「道行雪故郷(みちゆきゆきのふるさと)」を藤十郎、翫雀親子で。中村梅玉、尾上松緑らによる「児雷也(じらいや)」もある。 興行は12月26日まで。チケット発売は前期(~12月13日)が11月15日、後期が11月29日から。5500円~2万7千円。チケットホン松竹TEL0570(000)489。 ■演目と配役 【昼の部=午前10時半開演】 (1)「厳島招檜扇」平相国清盛(我當)、瀬尾三郎兼経(中村亀鶴)、祗王(中村壱太郎)、仏御前実は源義朝息女九重姫(市川笑三郎)、内大臣宗盛(片岡進之介) (2)「道行旅路の嫁入」戸無瀬(時蔵)、小波(中村梅枝)、奴可内(翫雀) (3)「ぢいさんばあさん」美濃部伊織(中車)、下嶋甚右衛門(市川右近)、宮重久弥(市川月乃助)、妻きく(市川春猿)、戸谷主税(坂東薪車)、伊織妻るん(中村扇雀) (4)「二人椀久」椀屋久兵衛(仁左衛門)、松山太夫(孝太郎) (5)「四の切」佐藤忠信実は源九郎狐(猿之助)、静御前(秀太郎)、法眼妻飛鳥(坂東竹三郎)、川連法眼(市川段四郎)、駿河二郎(片岡愛之助)、源義経(藤十郎) 【夜の部=午後4時15分開演】 (1)「御浜御殿綱豊卿」徳川綱豊卿(仁左衛門)、宮森助右衛門(中車)、新井勘解由(我當) (2)「口上」 (3)「黒塚」老女岩手実は安達原の鬼女(猿之助)、強力太郎吾(市川猿弥)、阿闍梨祐慶(中村梅玉) (4)「道行雪故郷」傾城梅川(藤十郎)、亀屋忠兵衛(翫雀) (5)「児雷也」児雷也実は尾方弘行(梅玉)、高砂勇美之助(愛之助)、山賊夜叉五郎(尾上松緑) ---------- 京都新聞webは、こちら。 お気に入りの記事を「いいね!」で応援しよう
最終更新日
2013年08月29日 15時45分58秒
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