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勤労感謝の祭日は、私にとっても大切な記念日。 このブログを始めてから5回目の11月23日がやってきた。 毎年、自分の確認の意味もあり書いているのだが、あれから4半世紀以上がたつなんて ! つい昨日のように旅立ちの朝の光景が蘇える。
快晴の朝だった。 あの頃、11月はもっと寒かった。 初めて海外に行く期待と不安でいっぱいだったけど、、、 不安より、期待の方がずっと大きかった。 だから、別れの寂しさなんてなかった。 まるで、隣の町にでも出かけるみたいに、「じゃっ、行って来るね。」 駅まで送ってきた父に簡単な一言だけで、振り返りもしなかった私。 すぐに帰るような事を言っていたけれど、帰国したのは7年後の11月だった。
スーツケースを抱えて送ってくれた父はもう、、、いない。 別れてからの帰りが辛いと、見送りに来なかった母。 今、母の記憶の中に私は、、、いない。
今日の午後、母に会ってきた。 童女のように微笑んでいる母に、私の名前を尋ねると、、、、 「あら~?誰だったかしら?」 「あっ、○○子でしょ?」 嬉しそうに私の名前を言った。 一緒に行った妹が「私の名前は思い出せなくても、お姉ちゃんの名前は思い出すのね~」 「お姉ちゃんは、人一倍心配かけたからよ。」と苦笑いしながら言う。 その時の状態で思い出せない時もあるのだが、今日の母は快調の様子。 何回尋ねても私の名前は言ってくれた。 あの時の母がどんな思いだったのか・・・ 考えようともしなかった私。 そんな娘の名前を思い出してくれる母。。。
「あの子は鉄砲玉のような娘だから、、、外国に行ったきり帰らないんじゃないかしら?」 母は心配して、そう言っていたらしい。 親不孝な娘だけれど、、、 お母さ~~ん!ちゃんと帰ってきたからネ~~~!(^0^/
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Last updated
2009.11.24 00:38:22
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