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広く浅い
自分から突っ込んでいく事がなかなかできないが、「良い」といわれたものは何でも関心を示す方だ。 私と逆で、主人は「YES」「NO」がハッキリしている。 テレビ番組などでも、「見たい」「見たくない」とうるさい。 私は点いていれば、ドキュメンタリーでも演歌でも時代劇でも結構普通に見てしまうほうだ。 本屋に行って困る。 「何か」読みたいと思うが、特に好きなジャンルがあるわけでもない。 友達が「これ、面白いよ」と貸してくれたり、教えてくれたりするととても助かる。 会社の子と話していても、年の功か、たいがいどんな話題でも、そこそこに乗っていける。 「なんでも知ってますね~」なんて言われるけど、その実、茶飲み話ではついていけるが、深くつっこまれるとよくわからないのだ。 学生時代は、絵やら映画やら、よく連れて行ってもらった。 祖母や母も、結構色々詳しくて、歌舞伎を見たり、絵の趣味は祖母の影響が強い。(スポンサーともいう^^;) 音楽もそう。 最近はもっぱら、主人の趣味についていくばかり。 今月はRolling Stonesが来るので、生活費がカツカツだ・・・(-“-) リストセットに添って、当日まで、主人の刷り込み学習会は続く。 買い物に行く車の中はもちろん、夕食のBGMもミックジャガーだ・・・^^; そんな私なので、かぶだよしさんのブログで、色々なアーティストや映画の紹介があるのがとても楽しみ。 自分で開拓はできないが、新しいものを見聞きするのはとても楽しく刺激になる。 お家の中の、壁の一枚一枚まで、全てアートで埋め尽くされているという、かぶだよしさんのお家、いつかお邪魔してみたいなあ~ そう思っていたら、先日なんと、かぶだよしさんが個展のチケットを送ってくださった。 「村田 朋泰展」 もう、大喜びで行ってきた。 目黒駅から、徒歩10分。 目黒駅から歩いていける美術館なんて一つしかないに決まってる!と思い込んでいるので、山手線を降りて、改札で初めに目に付いた「美術館」の案内にしたがって歩き出した。 着いてみたら・・・あれ?なんか違うぞ? もしかして、一つの美術館で入り口が色々あるのかな?? チケット売り場があったので、おばさんに聞いてみる。 「ここは目黒美術館ですよね?」 「ここは庭園美術館です」 「目黒区の美術館ですよね??」 「東京都の美術館です」 「区の美術館はどこですか?」 「いや?知りませんね~」 どうも噛み合わない もらったチケットをよくよく見返す。 近くにコンビニがあったので、ぴあを立ち読みした。 「あれ~?そういえばかぶだよしさん、権之助坂って言ってたけど、この道じゃないよねえ???」 道に迷ったら、振り出しに戻る。 バス停の人に道を聞いたら、全く反対側だった・・・(~_~;) 商店街をどんどん下っていく。 そして、川が見えてきた あった、テニスコート、メールの通り・・・ あった~!!!!\(^o^)/ なにが?って?「ユル水のみ場」である。 ホントだ!カエル水飲みがならんでる~っ と、ありました~目黒区美術館! かぶだよしさんのレポートの通り、古いオレンジの日産車が飾ってある。 ガチャガチャは故障中。 荷物をコインロッカーに入れて、二階へ・・・ 団地にあるような、鉄のドアが並んでいる。 そっと開けてみた。 ちょうど「白の路」が始まったところ・・・ 色々な形の椅子、一つ選んで腰をかける。 「うっ、、、しまった・・・」 犬の話である。 しかも、どう考えても、この仔犬・・・やばくないかい?? 15分程度のショートムービーだが、動物の哀しい場面にはめっぽう弱い私は、滝のような涙である。 そして、隣の展示室へ・・・ 子供の頃に住んでいた街、そのままのジオラマが並んでいる。 細かいところを見ていくと、オロナミンCの看板があったり、パンツが干してあったり。 パラパラ漫画がおいてあったりした。 きっとこの人、小学校時代、教科書やノートの端にパラパラ漫画作ってたんだろうな~ クラスに一人はいる、やんちゃで、授業中いつも先生に叱られているような。 でも、美術の授業だけは先生にほめられていそうな・・・(^m^ いつの間にか私も、一寸法師のように小さくなり、街の中をズック靴のカカトを踏んで歩き始めた。 時間がどんどん後退していく 暑くて長い夏休み たまった宿題。 廊下に転がっていたスイカの皮に、マジックで絵を描いた。 その頃の私、今よりもずっと、一生懸命だった。 頭のスイッチが切れて、心の引き出しがひとつひとつ開き、何かを探し始めた。 お気に入りの記事を「いいね!」で応援しよう
最終更新日
2006.03.13 08:28:32
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