ドイツでも砂糖は権力象徴、ケーキ菓子は

なんだか訳の分からないタイトルかもしれません。

欧州ではいずこも同じ。とは言えませんが。

ドイツでも、ケーキも権力のシンボルでした。

しかしここではまず、砂糖(と砂糖菓子)からです。

砂糖との闘いはまだ続いています。

コーヒーに入れるものですが、アラブ地方ではバターを入れるところがあります。

欧州では、緑茶に砂糖とミルクを入れるのも、
全然おかしなコトではありません。
紅茶の延長だからですね。

ドイツケーキが、権力のシンボル・・・だった時期もありますが
権力の象徴として名高かったのは、どちらかというと砂糖菓子でしょう。

マジパンという砂糖とアーモンドの粉、ローズウォーターを混ぜて作る菓子は
超高級品の一つで、
16世紀から18世紀に出されたおふれには、
誰それはマジパンやパンケーキをそれぞれ幾ら分ぐらいまで贈り物にして良いという決まりがありました。

これらの決まりは、
現代の政治にも見られる、ポトラッチに似た贈り物合戦を止めるためではなく、
階級格差をはっきりさせ、それを崩さないために行われたものです。

上のものは、無意識のうちに広まる下のものとの平均化を恐れたのですね。

というわけで、今日の講義終わり(笑)


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