今年は暑い夏です。
福山も暑かったけれどここ埼玉県の入間市でも今年は暑い夏を実感しています。
あちらから帰ってくると入間の朝夕は涼しかったと思うのに、とにかく今年は暑いです。
まぁそれはさておき、面白いものを母にもらいました。
江戸時代末期か明治初期に撮られた福山城の写真です。
どなたかのお家の蔵からネガが見つかったものをプリントし額に入れたものだそうです。
お城の近くまで船が来ているのが分かります。
海岸からお城までは数キロあるのですがその頃は入り江が作られておりお城の堀まで船が入ってきたそうで「城のお堀にボラが住むって昔は言ってたのよ。」と母から聞いた覚えがあります。
いまでも地名に入舟町、船町などが残っています。
現在ではこの船着場の辺りには新幹線が通り、駅前のロータリーになっています。
ほぼ同じ角度から撮った古い写真がウィキペディアに載っていました。
ウィキメディア・コモンズより
ほぼ同じ状態のように見えます。
福山城は明治6年(1873年)の廃城令により廃城とされ、ほとんどの施設は民間に払い下げられてしまい残ったのは天守、伏見櫓、筋鉄御門、御湯殿、涼櫓などで、それらは国宝に指定されていたようですが昭和20年8月8日の福山大空襲により消失してしまったそうです。
私の小さかった頃はほとんどが石垣のみでしたが国宝に指定された伏見櫓と筋鉄御門はありました。
このうち伏見櫓は福山城の築城時に伏見城から移築されたもので現存の櫓では最古の建築だそうです。
実家の近くの、少し残った北側のお堀は蓮根が植えられていてハスの花がきれいに咲いていました。
現在では天守閣、御湯殿、月見櫓が復興されましたが開発も進みマンション建設で新たに発見された石垣や三の丸御水門周囲の石垣が出土しましたがそのまま計画が実行されたりされそうな状態のようです。
現在の福山城天守閣と焼け残った伏見櫓を新幹線のホームから撮ってきました。
再建された福山城天守閣
国宝の伏見櫓
今回はお墓参りや同窓会もあり余り出かけられませんでした。
同窓会は節目の折りということで動員が掛けられたせいもあり大勢の懐かしい友達に会うことが出来ました。
大部分の友人が全国に散らばっておりますが15日にもかかわらず、ほぼ3分の1の人が集まりました。
良い会でした。