クローン病のトト男

福祉事務所から文書が届きました

「身体障害者手帳を交付しちゃうから、YOU来ちゃいなよ」
ってな内容です。

思えば不思議なもんです。
クローン病になって、大腸やら小腸のアチコチを切除しなくちゃいけなくて
いざお腹を開いてみたら炎症が酷くて背中に腸がくっついてたりしてムリ
止むを得ず、腸を休ませる為に一時的とはいえストーマになりました

ストーマには装具が必要です。これがなかなか高価なのに保険もきかない
そこで公的援助の制度について、役所や福祉事務所に尋ねてみると
「装具助成金は障害者手帳がなきゃダメ」
「障害者手帳は一時的ストーマじゃダメ」
ってな紋切り型の回答を得たのが始まりでした。

きっと役所も福祉事務所も悪気があってのことじゃないと思います。
上の人からそういう回答をしなさい的な指導でもあるんじゃないかと
だってね、他の用事では意外と親切に応対してくれるんですよ。
『意外と』って言い方は失礼ですけど、一昔前の暗く冷たいイメージじゃないんです。
もうね、『もしかしたら私に惚れてる？』ってぐらい親切ですからね

あっ、私のこの思い上がりはクローン病のせいですからね。
・・・ウソです。このウソつきもクローン病のせいです。
・・・ウソです。このしつこさもクローン病の・・・もういいわっ！！

話を戻します。
そんでダメで元々、障害者手帳の申請を出してみると
あれよあれよとスムーズにことが運んでいくじゃありませんか

めでたしめでたし
本当は障害者手帳なんかなくても、装具助成さえしてくれれば満足なんです。
もしくは保険適用で3割負担にしてくれるとかね。

ここまで何度かこのエピソードを書いてきましたが、
私より後に同病でストーマになった方へのエールだと思ってご容赦ください。

でも私よりも新人のクローン病の方はご注意くださいね。
私は酒もタバコもやるダメ人間ですから
でもこれも厳しい食事制限の捌け口で、もちろんクローン病のせいです。
・・・ウソです。この責任転嫁こそクローン病のせいです。
・・・ウソです。この言い訳がましさこそクローン病の・・・もういいわっ！！

（※クローン病は上記のようなおバカな病気ではありません）