金銀砂子
綺麗なことばだなぁとうっとりします。子どものころから、『たなばたさま』の歌が大好きでした。特に、この金銀砂子のフレーズを愛唱したものです。金銀砂子って蒔絵に金粉銀粉がまかれているように輝いているということだそうです。こうした童謡を口ずさむと、日本語ってほんとうに綺麗だな、と誇らしく思います。それとともに、娘が日本語を愛せる人間になってほしいなぁと願うのです。まさしく歌のとおり、軒下で笹の葉が風にゆれている様は、毎年の夏の思い出のなかでも輝いているものです。クリスマスツリーと違って、この笹の魅力は短冊に願い事が書けることです。今年はどんなことをお願いしようか、赤や黄色の短冊を手にあれやこれや思いをめぐらしたものです。今年も娘と手作りの笹飾りを作りました。百円ショップで買ってきた折り紙と近所で採ってきた笹が外で風にゆれています。3歳の娘の願いは「パパとママが応援してくれますように」だそうです。いったい何の応援でしょうか? それから、「ディズニーランドにいけますように」だそうです。たなばたさま我が家に臨時収入をください。大人になった娘が美しい歌とともに、この夏の光景を思い出してくれたら、うれしいとおもいつつ日記をしめます。