カテゴリ:テレビ
なぜにこれが昼ドラなのか。
内容が昼に合ってるか否かということではなく、実にもったいない。 やはり宮藤官九郎は只者ではない!! 「木更津キャッツアイ」や「池袋ウエストゲートパーク」や「タイガー&ドラゴン」の プロデューサーとのコンビで放つ異色のコメディーと前宣伝はあったが、 これが実に面白いのだ。 元々昼ドラは家族愛か、頑張る女性、ドロドロ愛憎劇みたいなのが主流だが、 こういうコメディーは実に新鮮だ。 舞台も書く、映画も書く、ドラマも書く・・・ホント彼の頭ん中はどうなってるんだろう。 だいたい今度観にいく舞台「メタル・マクベス」にしても、これを書くまで シェイクスピアを全く読んだことがなかったというしね。 突然夫が会社を辞め、お金の心配しすぎて夏目漱石が乗り移ってしまった主婦の話。 この発想だけでも十分、考え付かないよなぁ~ 主婦役には斉藤由貴、夫役には及川光博。 タイトルからすると、毎回冒頭では「吾輩は主婦である、名前はみどり・・・」から始まるし、 この作品だけかと思いきや、夫を「赤パジャマ」と呼ばせたり、 ちょこちょこと漱石色は出てくる。 しかし、漱石って短気だったんだろうか?(笑) この主婦みどりはキレると暴れる・・・というシーンも多い。 そして、その時の記憶は全くないのよね。 自分の寿命が49歳と知ってショックを受け、今から内科に連れてけと言ったり、 賞まである芥川龍之介が自分の門下生と知って、写真を眺めては こんな長い顔に覚えはないと言ったり・・・ かと思えば、喫茶店で「クッキング・パパ」を見て感心し、 今夜はハンバーグにすると言ったり・・・ もちろん斉藤由貴も漱石口調で話すのだが、 心の声(本田博太郎)として、漱石として話すのもまたいい。 昼ドラ初の及川光博、ちゃんと彼のキャラも十二分にいかしてる。 この夫婦、大学時代ミュージカル研究会にいたという設定。 歌も歌えば、もちろん踊る。 飄々とした演技もまたいい。 脇を固めている人達もまたいいのよね。 この研究会のOBで喫茶店の店主役の川平慈英。 だいたいふざけてるのが、この喫茶店の名前。 「ジャンバルジャン」ときてる。 しかも店の奥には、ちゃんとレミゼのポスターがデカデカと貼られてるしぃ~(笑) 彼もまた踊ってるしぃ~ 喫茶店の常連である出版社の編集者役に温水洋一。 姑役に竹下景子。 とにかく内容的にも昼ドラにはもったいない。 と思うが、当の本人は夜ドラはほとんど観なくて 昼ドラをよく観てる(生活時間が逆転してる?)というから、あながち可笑しくはないか。 私は元々昼帯は録画してまでも観なくて、家にいるときだけしか観ないのだが これは録画してまでも観る価値はあるな(ってしてないけど…) 多分終わったらDVD化されるでしょう。 ま、とにかくあと27話(全40話)、先はますます楽しみだ。 クドカンワールドに浸らせてもらおうっと。 。・*☆。。・*☆。。・*☆。。・*☆。。・*☆。。・*☆。。・*☆。。・*☆。。・*☆。。・*☆。 いくら禁止語句を設定しても、トラックバック、コメント、更に掲示板まで 迷惑な書き込みがつくのはどうしたもんだか・・・ 管理画面で、並んだ禁止語句(かなりわいせつなものばかり…)を見るたびに 溜息が出るわ~でも最新訪問者に並ぶIDを見てる限り これが有効とはなって減っているのだろうということがわかるのだが。 そのうち何気ない言葉までも禁止とならぬよう願うだけだ。 お気に入りの記事を「いいね!」で応援しよう
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