佐為♪のお気に入り

苦手な歌舞伎ではありますが、ドキュメンタリーとかメイキングとかそういうのは大好きで、スポーツや医療など分野問わず見ます。私の雑学の知識の源はこんなところから積み重ねですかね(笑)
しかしながら、昨夜のこの番組。観終わった今一番感じるのは、なぜに今？という疑問。だいたいこの番組改編時期は番宣が多い。特に番宣でもない。何か大きな舞台でもあって、その宣伝？でもない。だいたいパリ・オペラ座公演から半年も経ってるし、なぜに今放送なのかがちょい理解に苦しむ。内容見ても、もっと前に放送されてもおかしくない。随分温めましたねぇ・・・ま、友人Ｋ子の大好きな海老ちゃまのドキュメンタリー、しかと観させていただきました。
実は金曜の朝「とくダネ！」でこの番組の番宣を観た。終始ご機嫌な海老ちゃまで、珍しいと思っていたのだが、とにかく自由奔放？我儘？破天荒？どんな表現していいのか、とにかく彼の機嫌を損ねては大変！というのがあちらこちらに現れてて苦笑。インタビュアーもかなり気を使ってましたね。唐突な答えも多かったし、理解に苦しんだこともあったでしょうね。そういや「とくダネ！」でしばらくの間芸能ネタで「今週の海老ちゃま」というコーナーがあってね、担当の芸能レポーター前忠が母上に会った時に「お手柔らかにお願いしますね～」と笑顔で言われたと話していたことがあった。その時は何も思わなかったのだが、今思えば裏ではこんな番組の制作をしていたわけで、しかもその番宣もやったりして・・・何か妙に繋がってる気がする。どうでもいい話だけれどね。

あらこんな高熱のさなかオペラ座で弁慶やってらしたのね～とか、舞台袖での鬼への変身メイクやら、興味深いこともあり・・・そう思ったら、あのオペラ座の舞台の映像観たくなった。いや一応録画したんですよ。でもね、口上だけ観て、あとは時間なくてそのまんま。改めて観て見ようという気にはなったな。気が変わらぬうちにさ。何事も裏話とか観ちゃうと、自然と表が観たくなる性質なものでね。

しかし母上てホント大変よねぇ。元々梨園の奥方達が大変なことは知ってはいたが、このドキュメンタリーみてつくづく感じたわ。前にＴＶでご主人の病気のことを話してる姿見て、知的で素敵な方だなと思ってました。その病気のこともあり、一門を支える長の夫人としての仕事もあり、得意先を訪問したり、劇場で贔屓のお客を迎えたり、そして何よりこんな手のかかるお坊ちゃま抱えて・・・そしてお２人の食事やら(お手伝いさんはいるけれど)、話す言葉にも気を使い、ホント頭下がるわね。「何蕎麦食べたい？・・・じゃ明日ね」私ならそう言ってしまうわ、きっと(笑)

歌舞伎を観ない私がこんなこと言うのもなんだが、伝統はそのまま大切に継承してみせていくべきで、変えるならば新しい試みで挑戦してほしいかなとは思う。
海老ちゃまだけでなく、染五郎も勘太郎も菊之助のこんなドキュメンタリー観てみたい気がするわ。そうすれば歌舞伎も観たくなるかも～

オペラ座の映像どこに入っていたかなぁ・・・探さなきゃ！