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五嶋 節 物語 「母と神童」 奥田 昭則 五嶋みどりの弟 五嶋龍くん 彼の番組 「五嶋龍のオデッセイ」は 第一回から ずっと見てきました もう シリーズは終わってしまったけれど テレビに映ると んー 頑張ってるな 活躍してるな ~ って 何かしててもその手を止めて じっと見つめてしまいます みどりが 「タングルウッドの奇跡」でニュースになったのは 14歳の夏でした その時も こんな少女が何故オーケストラと演奏ができるのかと 不思議に思いましたが 龍くんのデビューは わずか7歳と10日の事。。 バーンスタイン最後の弟子 佐渡裕氏が絶賛しています そんな彼も 今はハーバード大学に通う年齢に ~ 龍くんが小学校1年生 6歳の時のかわいらしい作文を 載せてみますね ~ (*^_^*) 『マイ・マザー・ハズ・ア・ロット・オブ・トレジャー ワン・ノブ・トレジャー・イズ・ミー アイ・ラブ・マイ・マザー・モースト・イン・ザ・ワールド (おかあさんには宝物がたくさんある その中のひとつがぼくだ 世界中で おかあさんがいちばん好き)』 ふつうの子だったら「おかあさんがぼくをいちばん愛してる」と自分中心にいうのに 「おかあさんにはいくつも大切な宝物があって そのうちのひとつがぼくだ」と 子どもなのに 冷静にいっているのだ もうひとつ ・・ みどりも龍も オーケストラとのリハーサル中に 節の反応をみていることが多かった 佐渡はそうではなかったが みどりとベルリン・フィルとのリハーサルのとき 事情を知らないある指揮者が 「ぼくが指揮しているのに みどりはおかあさんの方ばっかりみてひくんだ」と テレビのドキュメンタリー番組のインタビューでこぼしたことがあった みどりが母に依存しすぎて 精神的に自立できていないという軽い非難を含んでいたが じつは節が演奏のきこえ具合をチェックして プロ野球のブロック・サインのように みどりにしらせていたのである リハーサルで節は演奏会の前や後ろ 横の席できいて 響きをチェックした 演奏家本人が調べ 頭にいれておくべきだが 短い時間ではむりなことが多い ホールによっては残響時間が短く 響きのよくない会場もある 〈自分の音がほんとうにお客さんにきこえてんのかな〉という心配が 演奏家にはつねにあると 節は考えていた ディレイからも「それはおかあさんの役目だ 絶対にやりなさい」といわれていた 聴衆の代表のつもりで 節は 《頭をかいたら そこは駄目 もう一回やりなさい》 《親指を立てたら 音がここまでとおってないよという意味》などと決め リハーサルの演奏中に必ずサインをみるように みどりにいっていたのだ 〈プロの演奏家なら 自分の音が聴衆にどのように伝わるか 予測するのは当然だ〉 と思っていたのだ みどりには17歳ごろまで そうしていた 世界の一流ホールで みどりは何度も演奏するうち 演奏会場の特性が ほぼ頭に入り それはしなくなった だから「指揮者をみずに 節ばかりみる」という非難は的はずれだったが 節はわざわざ反論する気はなかった みどりと龍の 母への愛情と信頼 非難に対して いちいち反論することより 芸術を磨いていくことに時間をかける そんな生き方を 尊いと思います ぽち いつもありがとうございます ~ (*^^)/。・:*:・°★,。・:*:・°☆ お気に入りの記事を「いいね!」で応援しよう
最終更新日
April 9, 2007 08:04:30 PM
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