547054 ランダム
 ホーム | 日記 | プロフィール 【フォローする】 【ログイン】

武蔵野航海記

武蔵野航海記

【毎日開催】
15記事にいいね!で1ポイント
10秒滞在
いいね! --/--
おめでとうございます!
ミッションを達成しました。
※「ポイントを獲得する」ボタンを押すと広告が表示されます。
x
2006年08月26日
XML
カテゴリ:カテゴリ未分類
日本神話は、ギリシャからスキタイを経由して日本に伝わったものと縄文時代からある神話が混じっているもので、貴重な文化だから大事にしなければならないというのが吉田教授の結論です。

吉田教授に賛同しそれを発展させて、現在の古代史学者を強烈に批判しているのが萩野貞樹教授です。

萩野教授は元産能大学教授で、日本語の研究をされた方のようです。

これから萩野教授の書いた「歪められた日本神話」の内容を紹介していきますが、今の古代史学者を批判する書き方は、品位に欠けると思われるほど強烈です。

「はじめに」では次のように書いています。

「記紀神話を詳しく知ろうとして研究書などを読んでみると、そこにはなんだか変なことが書いてある。

記紀神話といわれるものは全部でっちあげの作り話で、要するに神話ではないとあるのである。

日本神話はないというわけだ。あるのは歴史を捻じ曲げて作った宣伝文書であり、当時の思想・観念が寓意化された心理資料だというのである。

なんと古めかしい考え方か。

たしかに学校でもそう教えている。まじめに学校の勉強をした人はみなそう思っているのだろう。

彼らの共通した認識はいわゆる記紀神話の記述は全部なにか他の事を述べたものだというのである。

例えば、高天原とあればそれは征服者の軍事基地だという。

八岐大蛇とあればこれは川の氾濫だという。

国譲りとあればこれは古代の内戦だといい、天孫降臨とあればこれは外人の漂着だという。

誰か神様が現れて、泣いた、喧嘩した、結婚した、とちゃんと書いてあっても、学者たちはこれを決して、その神が泣いた、喧嘩した、結婚したとは読まない。

なにか別の話だというのである。

この種の見方は、平成の日本ではそろそろやめていいのではないか。

高天原は高天にあったのである。八岐大蛇(ヤマタノオロチ)は八頭八尾の大蛇だったし、天孫は天から降臨したのである。

神が結婚したのならそれは結婚したのである。

文字さえ読めるならば、そこになんの疑問もあるまい。

私は本書でひたすらそのことを書いた。こんなに単純な本はめったにないだろう」。

という具合に書いてあります。

次回に続きます。





お気に入りの記事を「いいね!」で応援しよう

最終更新日  2006年08月27日 10時24分42秒
コメント(0) | コメントを書く


PR

プロフィール

小川のジョージ

小川のジョージ

コメント新着

shimanuki@ 貴ブログを拝読してのお願い 初めてご連絡させて頂きました。 私、株…
閲覧者@ Re:ツイッター(01/15) はじめまして。もう6年以上も前の記事なの…
matt@ gdrJnOuevls YnkSiF http://www.FyLitCl7Pf7kjQdDUOLQO…
matt@ IzwpNkRETOhQpCn letF1M http://www.FyLitCl7Pf7kjQdDUOLQO…
julian@ krwuxtpmJFP IbmiSr http://www.FyLitCl7Pf7kjQdDUOLQO…
julian@ mYbsTXaKLqnB 9bnzxn http://www.FyLitCl7Pf7kjQdDUOLQO…
sally@ NaNGabeaKJYv YzljX0 http://www.FyLitCl7Pf7kjQdDUOLQO…
john@ mLwAlkOWyDpdifNTRwb Kh6dOB http://www.QS3PE5ZGdxC9IoVKTAPT2…
xMIuHh ikcvgdm@ xMIuHh <a href="http://ikcvgdmuojgv.com/">ikcvgdmuojgv</a>, [url=http://hqopyip xMIuHh &lt;a href=&quot;http://ikcvgdm…
matt@ QCsLOESFFSYWul 4J3vON http://www.QS3PE5ZGdxC9IoVKTAPT2…

お気に入りブログ

「精米」 New! でぶじゅぺ理さん

メインブログ変わり… kuro★0703さん
巴里雀のつぶやき 巴里雀さん
旅好き人の日々放浪記 旅好き人さん
風雲 いざなみ日記 わだつみ判官さん
新月通信  メイ君2394さん
オージー生活 cobberさん
みきこクレパス Mikku@さん
できるだけ無添加な… 和菓子菓子さん
私の湘南スタイル VIVA7354さん

バックナンバー

2024年06月
2024年05月
2024年04月
2024年03月
2024年02月

フリーページ

小川の蛍


ご主人


薩摩藩


夜這い作法


JR西日本


スイス


バチカン


神との契約


システィーナ礼拝堂


コンクラーベ


多数決


一山衆徒


一向一揆


オノレ・ド・バルザック


チャイニーズ


チャイナの原風景


サビニ族の女達の略奪


葬儀場


鐙が世界史を変えた


額田王


邪馬台国


お釈迦様


天台本覚論


会社は誰のものか


パンテオン


日出ずる処の天子


家族の絆


氏素性


大王は神にしませば


源頼朝


平将門


明恵(みょうえ)上人


北条泰時


貞永式目


シェイクスピア


不干斎ハビヤン


近代資本主義の精神


鈴木正三


石田梅岩


由井正雪


熊沢蕃山


朱舜水


聖人


封建制度


山崎闇斎


浅見絅斎


靖献遺言



赤穂浪士


出版


大日本史


荻生徂徠


国学


18世紀の思想家たち


サン・ジュスト


ジョン・ロック


水戸学


兵学


雄藩


明治維新


福沢諭吉


中江兆民


明治憲法


ヨセフス


日清戦争


徳富蘇峰


明治の終焉


軍部


敗戦


日本国憲法


伝統世界への回帰


葬儀場


「あるべきようは」の生成


個人的な動機


輪廻転生


東京国立博物館


「日本人のための憲法原論」を読んで


続「日本人のための憲法原論」を読んで


続続「日本人のための憲法原論」を読んで


「日本人のための憲法原論」を読んで 4


日本神話について


「日本人のための憲法原論」を読んで 5


「日本人のための憲法原論」を読んで 6


目付


目付 2


目付3


為替


ローマ史を読みました


ローマ史を読みました 2


ローマ史を読みました 3


ローマ史を読みました 4


ローマ史を読みました 5


お家大事


敗戦後のクリスチャン


尾瀬


尾瀬 2


西洋哲学を読みました


西洋哲学を読みました 2


飼い犬の交通事故


西洋哲学を読みました 3


西洋哲学を読みました 4


郷士


仏性


郷士 2


御霊神社


千日回峰



© Rakuten Group, Inc.