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ポスト・ハーベスト(収穫後)という問題があります。
作物を作る過程で農薬などに汚染されるということ以外に、収穫後にも問題は発生します。 小麦をアメリカから輸出する場合、袋詰しないでそのまま船倉に流し込みます。 日本に運ぶ途中にカビが生えるので、宇宙服みたいに上から下まで外気に触れないように完全装備したオッサンが小麦の上に薬品を撒くのです。 要するに毒を撒いているわけです。 日本に着いたあとも、最終的な食品に加工されるまでに、防腐剤、着色料など様々な化学薬品が添加されます。 魚も問題を抱えています。 何年か前、友人のヨットに乗せてもらって瀬戸内海をセーリングしたことがありました。 日本の沿岸というのは障害物がいっぱいです。 蛸壺、定置網などが散らばっていて、セーリングには神経を使います。 そのなかに養魚場もありました。 海の中の広い一角の四方を網で囲みその中で魚を養殖するのです。 面白そうなのでヨットを近づけてみましたが、良く見えませんでした。 ただ網に藤壺などがあまりついていなくてきれいだなと思っただけです。 後から聞いたのですが、狭いところに多くの魚がいるので水が直ぐ汚れ酸素も不足します。 そのために網の間から十分に海水が出入りして網の中の水が入れ替わるようにしなければなりません。 皆さんもご存知のように海の中ではすぐ海草や藤壺が付きます。 網に藤壺が付くと網目の間が狭くなって海水の入れ替えが出来なくなり、中の魚が死んでしまいます。 ですから網に船底塗料を塗るのです。 これは生物が付着しないようにするためのものですから成分は毒です。 狭いところに多くの魚がいるので、魚の病気もすぐ他の健康な魚に移ります、 ですから餌に抗生物質を混ぜています。 養殖の魚が危険だというのはこういうことです。 ですから魚を食べるなら、養殖しても採算が合わない安い魚が良いのです。 かつお、とびうお、いわし、さんまがまずは安全だと思います。 さめなども良いかも知れません。 私はかつおが大好きで、しょっちゅう刺身を食べています。 お気に入りの記事を「いいね!」で応援しよう
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