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2012.01.26
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1月12日 産経新聞

沖縄県司法書士会の元会長(70)が、知的障害者らの財産を管理する成年後見制度で預かった現金など約1億3千万円を無断で投資していたことが10日、同会などへの取材で分かった。県警が業務上横領の疑いで捜査している。同会によると元会長は2009年から11年7月ごろまでの間、成年後見人として県内の知的障害者や高齢者計4人から預かった財産を無断で投資した。同会の関連団体から昨年9月に通報があり、発覚した。司法書士会の調査に対し元会長は「本人のためを思って投資したが、深みにはまってしまった」と事実を認めているという。同会の崎間敏会長は「成年後見制度に対する国民の安心を裏切る許し難い行為であり、社会に対しおわびする」とのコメントを出した。

投資と言っても立派なギャンブルですからね…成年後見人である司法書士が深みにはまるのは言語道断です。ちなみに…投資したお金はポケットマネーではなく、預かったお金ですからね。司法書士本人が、ポケットマネーで投資にハマり、とんでもない借金苦になったり大損したりしたとしても自業自得ですので知ったことではありませんが、人の金をつぎ込んでしまうのはいけません。司法書士として以前に人としてアウトですね。精神上の障害などで、物事をうまく判断できない人達に後見人をつけて、代わりに色々なことをしてもらうという画期的な制度である一方で、この成年後見制度を利用した犯罪も最近ではよく見かけるようになりました。お金を着服したり、勝手に契約を結んで懲戒処分になる弁護士や司法書士も多くなりましたからね。

私たちも、いずれは歳をとり、高齢で一人暮らしをしなければいけない状況が来るかもしれません。また、寝たきりになり、財産を守ってくれる人が誰もいないという状況が来るかもしれません。そんな時に、事理弁識能力を欠いているのをいいことに悪い人たちがやってきて、高額契約を結ばれてお金奪われるかもしれません。そんなことにならないようにきちんとした専門家が代理人として依頼者の代わりに奔走するべきなのですが…そのお金を代理人である司法書士が使い込むなんてことは許されるわけがありません。弁護士や司法書士は犯罪行為をするとどんな罰が待っているかということは分かるはずだから悪いことはしないだろう…なんて考えてはいけないということなんですね。もっとも、大半の弁護士や司法書士の先生はこんなことはしないんですけどね。





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Last updated  2013.07.25 17:55:04



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