ドラマ『白い春』
今、一番楽しみにしている日本のドラマ『白い春』白い春 サイト自分の娘だとは知らずに娘と出会ってしまった刑期(9年)を終えたばかりの男。どうしようもない最悪の男がわが娘と出会うことによって変わっていく究極の親子愛を描く感動のヒューマンドラマ。暗いドラマなのかと思っていたら思わずクスッと笑ってしまう場面もあり、涙させられる場面もありで、暖かい雰囲気のドラマでなんとも面白いです。脚本は尾崎将也。出演は阿部寛、大橋のぞみ、遠藤憲一、白石美帆、吉高由里子 他。脚本家尾崎将也さんは阿部ちゃんの『アットホーム・ダッド』『結婚できない男』も書いていたんですね。(他にも「夏子の酒」「Age,35恋しくて」「ラブジェネレーション」などを)今回も尾崎さん脚本で阿部ちゃん!!『アットホーム・ダッド』では悪戦苦闘の主夫、『結婚できない男』では40歳の独身男を演じていた阿部ちゃんは、今回も新境地を見せてくれています。(彼はモデルから2枚目俳優、そして演出家のつかこうへいさんに鍛えられて、演技派俳優の道を進んでいるようです)彼は今回の役作り、囚人の姿を作るために5キロ減量し、わざと日焼けをしたそうです。(その効果抜群で、我が家では明日のジョーの力石に見えてしまいました(笑))元やくざ役の阿部ちゃんの演技が良いです最初は元やくざで刑務所帰りなので、厳つい感じでどうしようもないのですが自分に娘が居たと知り、徐々に変わっていく。ビルの清掃員として働きだし、そこで正社員の募集があると知ると自分もと思ってみたり、元やくざなのにハローワークで仕事を探し始めたり出所後に入った食堂で置き引きに合い飲食代を払わずに逃げるのですが、後にお金を払いにいったり...見た目や世間の偏見などもあり立場的に辛い部分もあるのですがいろんな場面で不器用でユーモラスな姿に思わず笑ってしまいます。(でも几帳面な部分もあったり、刑務所で鍛えた単純作業の早さにも...笑)娘役の大橋のぞみちゃんも可愛いいです。のぞみちゃんの父親役を演じている遠藤憲一も自分の子として育てている娘の実父が現れて、戸惑いながらも彼を自分のパン屋で働かせたり...阿部ちゃんとの2人のやりとりもなんとも面白い。(今週は300個のりんごの皮むきで2人で勝負、ムキになったりして(笑))元やくざが恋人と幸せな家庭を築き生きていく為に組から抜けようと決意したのもつかの間恋人は重い病気にかかっていた。その治療代(800万円)を工面するために、反対勢力の暴力団を殺し刑務所に。800万円が組から彼女に渡り、彼女の病気は治って幸せに暮らしていると思ったら彼女は治療もできずに死んでいた。そして元やくざの娘を生んでいた...自分の娘なんだけど、前科者の自分では父親だと名乗れない。人を殺した汚い手では娘にも触れられない。何とも切ない...そして、挿入曲がなんとも涙を誘うんですよ。言葉が無くても、演技とその曲だけで悲しい気持ちが伝わってきて毎回涙させられます。回を重ねるごとに、元やくざと娘、周りとのふれあいもいろいろあり、でもその反面、周りはやきもきしたり。そして今週の話では元やくざがどうしようもない事からあるやくざと関わり...娘は突然倒れ、母親と同じ病気かもしれないという予告のシーンが~(そんな展開なの~~)ドラマも終盤。どういう終わり方になるのか凄く気になります。実父と娘が幸せに...と思うのだが、内容的にきっと無理だろうな???我が家では元やくざの阿部ちゃんは何らかの形で死んじゃうんじゃないかと。(娘が、元やくざと会った時の絵を描いていたんだけど、彼の背中に羽を描いているんだよね。そう見えたんだって...天使の羽??)娘が母親と同じ病気ということなら(何の病気かは??)、実父からの臓器移植で娘は助かり娘の体の中で一緒に生きていく...とうちの夫は突然!!う~む...それにしても800万円の行方はどこに??阿部ちゃんの友達(デビット伊藤)が怪しいと思うのだが...??それとも何かカギを握っている???そして今週の話の終わりにあるやくざが阿部ちゃんを見る目がどうも怪しげで意味ありげで...復讐を受けるのか?それとも他に...ドラマのHPのトップには「血はつながっている。心はどうだ」の文字がそれにタイトルの「白い春」ってどういう意味なんだろう???