市民ハイキングで飯縄山へ(1917m)
市民ハイキングは年に2回、春と秋に実施されるとても人気の高いハイクである。今回の参加者はなんと48名。登山の標高差が786メートルもあり、正直言って大丈夫かなと心配した。心配していたことが起こった。頂上まで辿り着けなかった人や頂上でバテてぐったりしていた人、荷物を他の人に世話になった人などが出た。でも全員無事に下山できて、全員元気にバスに戻って、不調を訴えた人たちの元気な声も聞けて、何よりもヨカッタヨカッタ。遠い山であること、標高差が高い山であることなどを役員さんたちが気にしていたことだろうことを察した。でもどんな山でも、急がず、水分休憩を多くとること、下山こそ休憩を多くとることは大事だと思う。メンバーは高齢者であるので、特に水分補給と小休止は大事かな。もう熱中症が出始めているというので、これからの山登りは特に注意をしなくちゃ・・。「役員でもないのによく人(バテた)の面倒を見ていたね。」と言われたが、自分が出来ることは最大限に人の為に尽くさなきゃ・・・、私的には生きている意味ないじゃん・・・と心が痛くなる。頂上でご飯食べられないとうずくまっている人に「食べないと下山できないよ。オムスビを水でふやかして胃に流し込むでもいいから食べてほしい。」と。「食べます。」といい食べ始め、役員が用意してくれたトン汁も飲んだので安心した。登山道脇に突然座り込んだ人に「荷物を分けて持ってもらおうよ・・・」と助言したら、隣から役員が来て荷物をひょいと背負ってくれた。余計なお節介でスミマセン。そしてアリガト!おかげでその方はゆっくり歩き始められた。そのあとは駐車場まで下山に付き合った。足がグラグラしていた。転んで足の骨折ったり、手の骨折ったりしたら大変。ゆっくり道案内に付き合ったのである。ここは木の枝につかまって、岩につかまって、枝や岩をつかまり後ろ向きに梯子を降りるように・・・、岩の上に座って赤ちゃんが階段を下りるようにして・・、右側、左側と声をかけながら無事に下山した。元気な人の役目と思っている私であった。飯縄山1917mは北信5岳(高妻山、戸隠山、黒姫山、飯縄山、斑尾山)の一つで古くから信仰の山として地元民に親しまれている。南登山道には現世、来世の道標として13体の石仏が安置されている、信仰と深く結びついていた山のようだ。南登山道の登山口には大きな一の鳥居があり、10分ほど歩いたところにも鳥居があった。樹林帯はまだ新緑の香りが優しくとても気持ちが良かった。コース:南登山口1131m→飯縄神社→飯縄山山頂1917m→南登山口 標高差786m : 登り3時間10分、下り2時間45分(48名の最後部のタイム)。樹林帯の新緑と鳥居:心が洗われるような清々しさとマイナスイオンはとても気持ちが良かった。48名の大集団の先頭はすでに前に行っているが、私は新緑の美しさに写真タイム。撮ったら駆け足で元の自分の班へ。 13仏体の石仏の第一不動明王から順に13仏が安置されていた。 13仏縁起の説明がされていた。 ムラサキヤシオ咲く登山道。 飯縄山の山頂:毎回役員さんたちがトン汁を用意してくれる。そんなわけで役員さんの背負っているザックは大きく重い。可愛そうにも思うが、トン汁食べたいので、ここは黙って・・・(^0^)/キャハハ。私は今回は1杯。残すわけにはいかないので、最後に6杯の人もうヾ(@^▽^@)ノわはは。 飯縄山の標識と一緒に。良い天気に恵まれた。良い天気でも360度の大展望は、5月には霞んで50点ぐらいかな・・・。大展望を望むなら4月ぐらいが良いのかな・・・。