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カテゴリ:県内市政
「蓮田市、字体変更へ 「蓮」の字を1点しんにゅうに なぜ今?」産経新聞
http://sankei.jp.msn.com/region/kanto/saitama/100819/stm1008192200011-n1.htm 埼玉県蓮田市の「蓮」の字は、正しくは2点しんにゅうで表記することをご存じだろうか。市では昭和47年10月に市制施行した際、旧蓮田町が使っていた2点しんにゅうの字を継承、現在に至っている。だが市では現在、字体を1点しんにゅうの「蓮」に変更する計画を進めており、27日に開会予定の9月市議会に条例案を提出する方針だ。なぜ今「蓮」の字に変更しようとするのか。その背景を探った。市のHPは現在、市名を「蓮」の1点しんにゅうで表示しているが、市庁舎の出入り口や掲示板、標識などは全て旧字体で表記。ただ市民は年賀状などで「蓮田市」と表記するのが一般的で、官民問わず新旧字体が混在しているのが現状だ。市では昭和60年前後に電算システムを導入したが、このときすでに旧字体は外字登録しないと使用できなかったという。その後、パソコンやインターネットが普及。パソコンでは「蓮」の字が一般的で旧字体は表示できず、書類がきちんと印字されなかったり、間違った文字で変換されたりするなど様々な問題が浮上。次第に「旧字体では不便」との声が庁内外から聞かれるようになった。さらに平成20年6月に設置された蓮田市・白岡町合併協議会(21年6月に解散)でも、新市の名称は「白岡蓮田市」として旧字体は使わない方針が打ち出された。また市では来年1月4日から新電算システムを導入するため、これに合わせて市名を新字体の「蓮」に変更する案が浮上した。市では市議会への条例案提出に先立ち市民の意見を聞こうと6月下旬に市のHPで字体変更についてのパブリックコメントを募集。市役所や図書館などではチラシを配布、市広報紙でも市民の意見を募った。しかし意見や問い合わせは1件も寄せられなかったという。市総合政策室では「市がやることに異議がないのか、関心がないのかは微妙」としながらも「パブリックコメントを募集してもほとんど反応がないのが実情」と、「おとなしい市民性」を強調する。地方自治法では自治体の名称を変更する際には条例を定める他、事前に知事との協議が義務付けられている。このため市では現在、県と協議を進めており、これを経た上で市議会に条例案を提出。議会で可決されれば知事を通じて総務相に通知し、総務相の告示をもって正式に字体変更が認められる。市総合政策室では「今回の変更は字体だけであり、議会も含め特に混乱は起きないのでは」とした上で「公共施設の看板や標識は徐々に変更する。封筒などの在庫品は使い切るまで使用していく」としている。 お気に入りの記事を「いいね!」で応援しよう
最終更新日
2010年08月22日 13時45分35秒
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