斉藤ピアノサービス技術研究所所長の日記
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だから~ハンマーと弦の関係がちゃんとしていないとちゃんとした調律はできません!タッチもしっくりしないでしょう!!そんな状況で、「倍音を聴いて調律・・」などといわれても・・そんなことも理解していない方になんと言われても笑うしかないですよ!!バカらしくて反論も出来ません!!ショパンの演奏法ご存知ですか?知らなかったら本を読んで勉強しましょう!!指の形をちゃんと理解しましょう・・・・・・・・・・・・・・・ と言いたいピアノがありましたとさ!!
2010年05月24日
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午前、とあるホールへ調律へ・・ピアノはY社C,F。決して悪いピアノではない。ただ、次高音部の音量の低下が気になり、タッチの鈍さが気になった。少し時間を頂き上記の難点を改修。硬化剤等は使用できず、ファイリング、針刺し等が出来ない手かせ足かせの状態ではなかなか満足できる作業は出来なかったが・・・・・演奏者に満足していただけるように調律と調整に心がけ合格点はいただけたのでは思う。なかなか大変な半日でした!!
2010年03月27日
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演奏会をまじかにした方のお宅に調律にお伺いしてきました。ピアノは良く弾きこまれていました。でも、部品の問題なのだろうか?出荷前の整音の問題なのだろうか?それとも途中の針の入れ方が悪かったのだろうか?ハンマーの変形は度を過ぎていたように感じた。つぶれた形から色々と想像してしまった。調律、整音・・・両方かもしれない(想像です)部品の質?、技術者の質?
2010年03月08日
今日も先生のお宅に1日入り浸っていました・・・昨日も使用した整音台を使用してハンマー整形から作業開始・・・当たり前の形をした治具ですが、2つの整音台を組み合わせることにより上手い具合にバランスがとれ作業性が良い!!ペーパーは3Mのマイクロペーパーを使用しファイリング、削れ具合が良く作業性が良い!!整形、調整、調律を終え、整音で完了!!試弾していただきOK・・1台完了、昼過ぎからもう一台も同じような工程で・・完了!!充実した1日でした・・・
2010年03月03日
今日も先生のお宅へ・・ピアノはY社のGP。前回手をつけることができなかったところを重点に。東京の知人からもらった整音台(後日画像を載せます)を使用して、ハンマーファイリング。この整音台が便利で、ハンマーの平行が取りやすく、ファイリング後の3弦あわせがほとんど必要が無い位に上手く削れる・・ありがたい!!調律を完了後、整音・・飛び出たアンバランス(音色、タッチ感)な鍵を針刺し。画像は2種の異なったチューニングハンマー・・甲乙がつけがたく、個性がある良いハンマーです!!
2010年03月02日
東京からピアノを移動してきたとの連絡を頂き朝から少し遠出のM先生のお宅へ調律に。ピアノはK社のGP(自宅と、コチラのお宅で合計4台のGPをもってらっしゃいます)少しこもって、反応が鈍い音色で、あらが見えにくい(繊細さ不足)ピアノになっていました。(その他雑音等多少の難あり)演奏に繊細さがない演奏者、少し感性に難ありの技術者は多少鈍い(針を入れすぎたような)音色を好まれる傾向にあるように思いますが(私の勝手な感想です)M先生(某有名音大卒業後、ドイツへの留学)は繊細な音色を好まれるのでその方向へ調整、調律、整音。完了後、試弾していただき・・OK。世間話で、様々な話をお聞きして・・・なるほど~~の感想(秘密)帰りがけ良い天気で・・・なんとな~く良い気持ちで帰宅。
2010年02月20日
朝早くから天草へ・・・天気は良いし、気心が知れたところへの仕事でしたので大変楽しく、終了後の会話も楽しく、しっかり調律してきました。心地良い疲れです。昨日の続きではありませんが・・「どんな道具を使っていますか?」のメールの返事ですが・・確かに良い道具は仕事の効率が良くなります。良い(自分にあった)ハンマーで調律すると良い音(響きが豊かな音)になります。でも一つ言えることは・・私の尊敬する技術者さんは、どんな道具でも良い音を作ります。それは良い音をすばやく判断できる「良い耳」「良い手の感覚」を持っているのです。道具に走ることは否定しませんが、良い耳、良い感覚を育てることに力を入れたほうが良いと思います。そうしないと、大半の先生、技術者のように響かない、硬い音で満足しているような悪い耳になってしまいます。そんな悪い耳で整音なんかされたらピアノが壊れてしまいます!!私の周りにはそんな状態のピアノが結構あります、残念ながら・・国産ピアノの感覚で、ヨーロッパのピアノをいじられたらたまりません!!
2010年02月12日
ベーゼンドルファーについては、少しは知っているつもりで仕事をしています。昨年の暮れに福岡で聞いた世界的に有名な某ピアニストの演奏を聴いたときに、演奏は良かったがピアノの響き方、バランスに違和感を感じた。知り合いの技術者とその演奏会後にその話をしたときに、「ピアノが新しく、ピアノの調整が、日数、時間の関係で、満足いくレベルまでできていなかった」と当日、担当された有名技術者(スタインウェイ本社の技術者)が話していたとの事・・「少しは、ピアノの音がわかっていたことにほっとした」覚えがある。しかし、本当に良いピアノの音を知っているのであろうかと自問自答しながら仕事をしているように思う。調律の難しさ、調整の難しさ、整音の難しさ・・を教えてくれるピアノがある。禅問答のような日々です!!
2010年01月30日
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乾燥のせいだろうか?音がかさついていた。薄っぺらい音。調律して、調整して、微整音して・・弾き手には納得していただけたが・・音色に厚みがない。ハンマーのせいだろうか?ハンマーの油分が抜けきったような音色に・・私の技術の無さなんだろうか・・少し考え込んでしまった・・反省、反省の日です。
2010年01月28日
今日もなんとなく忙しい一日を送ることができました!!お客様に感謝、感謝!!ところで・・響かないボディを持ったピアノに、柔らかめにプレスされたハンマーをはめ少ない針刺しで音を作る・・某メーカーの考え・・(効率からの考えなのだろうか?)これで本当に幅の広い表現力を持った音ができるのだろうか?某メーカーのピアノの音を聞いてなんとなく違和感を覚えた・・結論をえたように感じた。ボディが響くピアノにはそれでも良いとは思うのだが?やはり固めのハンマーにたくさんの針を入れバランスの取れたクッションを作るこの作業で得た音色は長持ちすると思う・・このメーカーのピアノに固めのハンマーをはめ、整音した音は良い音で響いてくれている。
2010年01月24日
17日から19日までの3日間関東へ仕事で出かけていました。17日は毎年お伺いしている先生宅へ・・コチラでの演奏会のときの調律の仕事のご縁でお伺いさせていただいています。東京の中心部にお住まいで、マンションからの景色は、確かに東京です。ピアノはベーゼンドルファー200。前までの技術者さんの仕事がよく大変仕事がしやすいピアノです。今回も何事も無く、完了!!
2010年01月21日
昨日は珍しいことに南国熊本も大雪でした。昨日の予定は、高速道路が雪で全面通行止めでお伺いすることが出来ず休日となりました。丸々1日ボ~~ッとしたのは久しぶりでした。本日は朝からお客様宅へ・・ピアノは何事も無く、一安心!!午後は、特殊なピアノ(改造した)で楽しく弄繰り回してきました!!ハンマー、アクション関係全て改造してなかなかふくよかな音色で鳴ってくれます。色々と感じることができるピアノで、調整に敏感です!!今日も楽しく過ごせたことに・・感謝、感謝!!
2010年01月14日
メンテナンスで大切なことは、普段の作業ではなかなか手をつける事ができないところに手をつける。例えば・・アクション等の調整、調律、整音は当たり前の作業でアクション部分の影の部分を調整、カーボン等雑音、抵抗の元になるところをキレイにする。ハンマーシャンク等の雑音等をちゃんと防ぐ作業。弦関係の作業。等々・・多々有ります、1日でできる内容では有りません!!
2009年12月28日
午前は毎年お伺いさせていただいているお客様宅へ・・・仕事を終え、色々な話で盛り上がり、気心が知れている心地よさを感じました!!午後は、11年ぶりにお伺いしたお客様宅へ・・音大生時代にお伺いしていましたが、とあるメーカーの楽器店の講師に就職されその関係上、「納得しなくてもそこの技術者に調律を頼まないといろいろなプレッシャーをかけられる」とのことでご遠慮していました。が、今回からは「自営になり遠慮なく仕事が頼める!!」とのことで依頼をいただ、お伺いしてきました!!色々なことがきになる状態でしたが、何も言いません!!これから少しでもその当時の音になるように努力させていただきます!!ただ一言、その当時の自分を感じることはできませんでした!!次回は半年後に・・・・
2009年12月21日
昨日、今日と某ホールのベーゼンドルファー290のメンテナンスのお手伝いにお伺いしてきました。昨日は、調律から初め、各部分解できるところを分解、研磨。鍵盤関係の調整、それに伴う箇所の調整。本日は、ハンマー関係の作業、整音。毎回のことであるが、2日間で多々感じること、考えないといけないところが認識できる。大変ありがたい時間であった。ところで作業時の会話のなかでも、また、前々から感じていたことですが・・・調律で硬い音を作っていながら、その音を基準にして、ハンマーに針を入れてあると感じることが多々あります。そのような状態で針をいれてしまうから、もこもこの音、ハンマーがパンク寸前!!針刺しの作業にはもう少し慎重にならないといけない。もう少し調律で柔らかい音、良い音を作って判断しないとピアノはたまったものではない!!もう一度自分が作る音、調律時の結果を判断しましょう!!基本を徹底し、良い音の調律を・・自戒を込めて・・
2009年12月18日
もう一歩のところまでくるには、数百回の繰り返しが必要だ!!しかし、もう一歩であきらめてしまったら全てが無駄になる。私達、ピアノ技術者の仕事はまさにそのような過程で作られる音を重ねていくことが必要だ!!そこが面白い!!今日のお客様のピアノはまさにそうだった!!美しい島々の中にある町の良い音色を奏でてくれるピアノ!!幸せな瞬間を得ることができて幸せだった!!心地よい疲れが!!
2009年12月12日
知り合いのステキな音でピアノを響かせる先生から聞いた言葉ゲーテ「格言と反省」より・・・悪趣味な者に技術が結びつくと、これより恐ろしい芸術の敵はない・・・ピアノ技術者として・・よくよく考えないといけないな~ヴェネチア2中出身の技術者です・・(笑)
2009年12月03日
早朝より県立劇場へ・・今日は合唱団のコンサートの調律。ピアノはヤマハ。最近ベーゼンドルファーの仕事も増えてきましたが、他社のピアノのコンサート調律の依頼も増えてきました!!大変ありがたい!!しかし、最近、自分の仕事に対する疑問を感じるところがあり技術的に迷っている部分があります。アドバイスを頂きその部分を意識して、通常より時間をかけて、慎重に仕事をしていますが・・「演奏者は満足した!」と言葉をかけていただきますが・・自分自身の納得感が・・・この仕事を続けていく限り、満足感、納得感を持つことはできないとは思うが・・明日も、疑問を持ちながら仕事をします!!。
2009年11月21日
今日は佐世保市での・・・保守点検のお手伝いのつもりが・・大変ありがたいことに、私の出来ていない、上手くできていない部分のアドバイスを沢山頂き帰宅しました。意識を持って直さなければいけないところ・・・出来ているつもりでいたところ・・知らないうちに変化して、ずれてしまっていたところが多々・・反省反省の1日でした。次回までには意識を持って直さないと!!大変ありがたい1日でした!!
2009年11月16日
今日午後から長崎の佐世保市へ・・明日からのアルカス佐世保のベーゼンドルファーの保守点検のお手伝いへ・・(2日間ですが、最終日は、熊本でのコンサートの仕事があり、今回は1日だけの参加です)自分自身の技術力の状況確認、不足分の勉強です!!保守点検についての考え方は様々あるとは思いますが・・基本的には、ピアノを演奏会に使用するために不備、問題が無い状況(基本的にはノーマルな状態)に調整することです。この作業の適任者は、普段から、コンサートピアノの調整になれ、仕事のほとんどがコンサートピアノの調整、調律、整音の仕事をしている技術者が判断して調整することが最善だと思っています。技術者の勝手なノーマル(数値がどうとかでなく)でなくそのピアノにとってノーマルの状態を作ることは予想以上に難しい作業です。書きたいことは色々ありますが・・後日。さー出発します!!
2009年11月15日
今日は、朝から私の大好きな音色を響かせてくれる先生宅へ・・音色に大変敏感な演奏される、私の音作りの基準の方です。何ヶ月に一回は調律にお伺いしていますが、今回は、湿度が多少多い時期から乾燥の時期への変化で、内部(木材等)の変化が多く出ていました。例えば・・ハンマーシャンクの変化で三弦のずれ、棚板の変化でアクションの変化、次高音部の弦の雑音等々・・・調律を済ませ、上記の調整を・・・完了・・とここまでは良かったが、ポカが一つ・・大変恥ずかしいことです!!先生からの指摘を受け・・・決して油断をしたわけは無いのですが、緊張感の欠如。反省、反省・・・信頼していただいている安心感が・・・反省、反省
2009年10月31日
朝からは、知り合いの先生のお宅へGPの調律へ・・暖房が入り始めた時期、季節の変わりには必ず出る症状、フレームの境目辺りの音律の変化、当然、それだけですむわけは無く、筬の変化に伴いアクション関係の変化。半年に一度お伺いしていても変化は必ずある。調律と変化がある部分を綿密に調整!!指弾していただきOK。終了後、過日調律させていただいき、都合により最後まで聞けなかったコンサートのDVDを見させていただき反省と感想を・・現場で接した音、雰囲気との違いはなんともしがたい、録音すると色々な荒もよく聞こえる「生音が一番ですよ!!」の感想を言わせていただき終了!!午後、毎年お伺いさせていただいているお客様宅へ・・特別な問題はなかったが、音色のばらつきを重点的に調整して終了!!話は変わるが・・それなりの仕事の内容を実施する集中力は相当のものだと実感する!!理想は、1日1台のピアノをじっくり調整することが出来ればと思うが・・それでも目いっぱいの集中力で仕事をするとせいぜい2台のピアノまで。よく1日に何台も調律していらっしゃる技術者の話を聞くがどの程度の調整をされてどの程度の時間で仕事しているのか?人それぞれの考え方があるのであろうが。
2009年10月26日
今日は、休日返上で阿蘇方面へ・・毎年お伺いさせていただいているお客様宅へ。本当にピアノが好きで、暇があればピアノを弾く、音楽が好き!!調律終了後に楽しそうにピアノを弾いてくれました!!ここ数日の嫌なことを忘れるに十分のお客様でした!!午後、知り合いの方と話しに・・色々なことがためになり、明日からの仕事の意欲がわいてきました!!しかし、だらだら仕事をしているような~効率的に出来る仕事ではないのでしかたないかな~(少し反省)
2009年10月25日
今日は、1件のお客様から変更の連絡を頂き、ゆっくりと午後からの仕事でした!!ピアノを開けてみたら、虫侵入の気配・・全てをばらして点検・・幸いなことにたいした被害も無く・・調律終了!!色んな話をお聞きして、美味しい柿をご馳走になり・・来年また!!ところで、ここ最近納得行かない出来事があったり、愚痴を書くことが多い!!例として例1硬い弦をハンマーフェルトで10分も弾けば、当然音は硬くなる、それなのに「ハンマーフェルトは触るな!」・・演奏者にばらついた音色のままでいいの?例2「保守点検でちゃんとしているから」・・繊細にすればするほど温度、湿度の変化で狂いは見えてくる、例えば、調律の狂いは当然として3弦の当たり棚板内のアクションの変化・・当然タッチにばらつきが・・個人的意見かもしれませんが・・コンサートピアノの保守点検に対しては、通常、その仕事がほとんど、演奏者の仕事がほとんどなど違う角度でピアノを見れる技術者にお願いするべきではないだろうか?また、私達技術者は、この機会に謙虚に仕事を見るべきではないだろうか?また、良く聞く技術勉強会という、同程度の技術力の人間が集まって勉強をすることはいいことであるとは思うが、その程度(失礼な言い方かもしれませんが)の技術者の集まりで本当にそのピアノにとって良い判断が出来ているのであろうか?その方たちの自己満足になっているのではないか?中途半端な自信、傲慢な態度は自分自身にいい結果は及ぼさないように思うが。(自戒をこめて・・・)私個人は・・1年のうち通算1ヶ月以上は、そのメーカーのスペシャリストと言われる、(演奏会の仕事内容、経験をお持ちの)方の仕事に参加させていただいている。スタインウェイ、ベーゼンドルファー、ベヒシュタイン、ファッイオリ等々・・・自己満足で対応してはいけないピアノだと思う・・ピアノ技術者として。愚痴は今日までにしたいな~~~頑張らねば!!
2009年10月24日
今日、午前、お伺いしたお客様宅のピアノ。有名ブランドではないが、響きはヨーロッパ的な響き!!和音で、にじむような優しい響きのピアノ。塗装も昔のカシュー、手入れも大変ですが、音色、響き、国産のピアノではないように感じられた、調律していてとても楽しいピアノでした。午後、とある隣県のホール担当者と電話で話しをしていて・・「コンサートグランドの調律は、通常のGPとは違うのでしょう?特に輸入コンサートピアノは!!」の問い。「基本的には平均律で調律するので差異は少ないでしょう!!ただ、大きくなる分だけ弦が長くなり、微妙に響かせ方が違うと思います。通常、大きいピアノの調律の経験が少ない方には難しいところもあると思います、何でですか?、当然ご存知でしょう(笑)」と私。ここから少し自慢話になってしまいますが・・そのホールで私が調律したピアノの音とその翌日、別の技術者(通常そのホールの調律をすることが多い某何とか会所属)さんが調律したピアノの響きが違いすぎたと言うこと。今までその方が調律した音で不満は無かったが、私が調律した音を聞いたらもう・・・・・(ほめすぎですよ~~)「だから何か違う方法で調律されたのかな~」と思ったとの事でした。なんとなく面映い話でしたが。基本的に、ホールで大きいピアノの調律の経験が少ない方の音は後ろまで響かないように感じます。また、ピアノ全体が響いていないように感じます。言いづらいことですが・・通常のほとんどの仕事が、国産UP、GPの経験しかない技術者の方が輸入ピアノを触ること、特に仕事でコンサートピアノを触られることには微妙な感覚を持ってしまいます。国産ピアノと同じような仕事をされてしまうと、調律だけでもこんなに違うのに、特に整音の作業に関しては!!勘弁して欲しい!!そのくらい音の作り方が繊細です。私が尊敬する技術者さんの音は見事に響いています!!私は、まだまだ、勉強中です(謙虚に・・・)
2009年10月22日
色々な技術者の方のHPをみてなるほど!、と思うこととか、え!、となんともいえない気持ちになることがある。「なるほど!」は、真摯に自分の技術力を磨くことに向かい合う技術者、「どうも?」と思うのは、昔の自分に似た、色々なことに批判的過ぎる技術者。そういえば私自身もいろんなことに立ち向かっていたような錯覚に陥っていた時期が有った。その状態を抜け出せたときになんとなくいろいろな事が見えてきたように思えました。技術的なことで言えば・・ピアノの音色に対して色々なアプローチをしてみて、工具を変える事にはしってみたり調律方法を変えてみたり・・色々な経験をしたことで見えてきたことが多々あります。何を言いたいのかうまく書けていませんが・・技術を磨くことは・・先が長い~~~。
2009年10月21日
午前、熊本市から1時間くらいの空気が美味しい町へ・・写真に有るようにとてもいい環境で、秋桜もきれいに咲いていました。ピアノの状態は大変よく、気持ちよく響いてくれていました!!季節がいいと全てが上手くいくような感じを受けます。ピアノは環境とそれを弾く人によって良くも悪くもなります。私達、技術者は、そのお手伝いをしているだけですが・・変なことをする人はピアノを悪くします。ピアノを壊すのは・・そう!!内部を触る人・・技術者かもしれません。午後は、市内に戻りばたばたと・・・明日は休日!!。
2009年10月17日
一般的には連休ですが、幸いなことに仕事で少しだけ忙しくしています。今日は県立劇場に設置されている内の3台のコンサートピアノを使用し、公募した人たちのコンサートが有るとのことで午前、県立劇場へ、管理しているベーゼンドルファーの調律へ。嬉しいことに半数以上の方がベーゼンを使用していただくと言うことでした。最後まで聞くことは出来なかったのですが、少しずつですがベーゼンドルファーを使用してのコンサートが増えてきています。多くのメーカーがまねしているスタインウェイとは違う音・・ベーゼンドルファーは健在です!!午後は高速で車を飛ばし、隣県のお客様宅へ・・コンクールにての実績が上がり始めている事、学校との両立に悩みが・・・ピアノは問題もなくいい音で響いてくれていました!!一安心!!!明日は、ピアノとチェロのコンサートの調律へ、朝から出動!!毎回のことですが、打ち上げが楽しみです!!当然、演奏会が主ですよ!!
2009年10月11日
10月に入り久しぶりの更新になりました。1日は毎年お伺いさせていただいているお客様宅へ・・色々な話をお聞きでき感謝感謝!!2日は他県のお客様宅のGPを・・中古で購入されたこのピアノは潜在能力を感じるピアノでした。時間の都合で部分的な点検になってしまいましたが、時間をかけて調整しなおせばもっと色んな音を出してくれるに違いないように思います。3日は午前、近くの教会での二重唱のコンサートの調律に・・ブラームス、ドヴォルジャークのプログラム、女性の二重唱となかなかお目にかかれないコンサートでした。都合でリハーサルまでしか入れない(知り合いの先生でしたので失礼とは思いながら)のが大変残念でした。夕方の列車で出張へ・・4日間、長丁場ではありますが大変楽しみな仕事で、ピアノ、素晴らしい人柄に接せられることに感謝!!美味しいものに出会えるのにも感謝!!4日、コンサートの調律(ベーゼン)ととある場所のピアノの調整でベーゼンドルファー2台。5日、前回調律をさせていただいた先生のご紹介で2名の先生のお宅のGP調律、もう1台ベーゼンの微調整。6日は最後の日で帰りの電車の時間まで輸入GPの調整、調律・・こんなに書くとばたばたしているようですが、大変楽しい時間を過ごせました!!ただ、一つ、同業者としては残念なことですが、色んな事をお客様にいい、仕事を取ろうとする技術者がいる。ヨーロッパでの経験も無い、輸入ピアノを触るの時々、その技術者にとってヨーロッパの音とはなに?CDで聞いた音、知り合いから聞いた音が基準?疑問だらけです。同じ技術者として学ぼうとしない技術者には嫌悪感さえ覚える!!お客様も、いいことばかりの文章、話ばかりを信用されないように・・と感じるのは私だけであろうか?精神的に疲れた話でした!!1度仕事を見てみたい!!今日は午前中、毎年お伺いさせていただいているお客様宅の調律へ・・何事もなく、一安心、毎年いていただいているおばあちゃんもお元気で楽しい会話をして帰宅。なんとなく疲れていますので、今日は早く寝ます!!
2009年10月07日
午前中、毎年お伺いさせていただいているお客様宅へ・・調律、調整も安定していて、今回は気になった音色の不ぞろいに手を加えました。ある程度の音色がつけられる調律をして、それでも気になる部分のハンマーフェルトに手を加える、この作業が予想以上に注意が必要な部分で、、この作業、調律が上手くできていないのにハンマーに手を加え、音がへこんでいるピアノを見ることが多い。コンサート会場でこんな状態のピアノにあたり、そこの管理をされている技術者さんの意地、変な自負心で、ハンマーに手を加えることが出来ない状態だと最悪である!!合わせる、止める調律に四苦八苦している段階でハンマーに手を加えることには注意が必要だ!と体調不良に任せて好き勝手な感想を書きました!!失礼しました。昨日、午後の仕事を変更していただいていましたので・・午後はゆっくりとした1日でした。
2009年09月29日
今日は、調律にお伺いするようになって15年以上たつ先生宅へ・・ピアノはY社、C3、C5。それぞれにまだいい時代(?)のピアノで、各ピアノの個性があります。響き、音色等なかなかのものです。コストパフォーマンスが高いピアノだと思います。3時過ぎくらいに終了、試弾していただき、OK。なんとなく調子が悪くなり、自宅に帰ってDOWN。明日のために早く寝ました!!
2009年09月28日
午前、コンサートのためベーゼンドルファーの調律に県立劇場へ今日の演奏会はピアノカルテット。ピアノはNHKで有名な“のんちゃん”調律完了後指弾していただき、「弾きやすい!」でOK素敵なコンサートにしていただけると思います。別件で本番を聞けなかったことが残念!!ピアノの状態は、上手い具合に育ってきています、どしどしの使用を・・・画像は、舞台から見たK劇場です。
2009年09月25日
ピアノ音楽に関係する仕事をしているものとして・・楽曲を聴く楽曲を理解するように努力する演奏者を理解する楽器を理解できるように学ぶ私自身(ピアノ技術者)を理解していただけるよう努力するピアノ調律技術を高めるように努力する等々・・様々な要因を考えて仕事をする。大事なことを忘れないように努力しているが・・・・なかなか満足いくことは少ない・・だから面白い今日は色々なことを考えた1日でした!!いいピアノに出会えたのだろう!!
2009年09月24日
午前、予定していたお客様の変更の連絡を受けボーっと。午後、年数がたったY社のUP。枯れた音、ボディーが良く響きいい音がするんです!!最近の新しいピアノには決して望めない!!基音を捕らえ、倍音で色付けして、和音を良く聞き!!楽しい仕事でした。毎年お伺いしていますが、何かを教えてくれるピアノです!!
2009年09月23日
全国的に合唱で有名な学校へ、またまた「全国大会出場が決まり、連休もなく練習しています」とのコトで、休日でしたが・・公的な学校ですが調律にお伺いしてきました!!指導されている先生はピアノもなかなかの腕前、合唱の指導者としても有名、当然ピアノに求めるものも高い、幸いなことに気に入っていただいていまして、仕事も楽しくさせていただいています。と仕事の話はここまで・・・・画像は、イタリア生まれのFIATの販促用のチョコレートと携帯ストラップ、ほしがっていた私のために、知り合いの先生が仕入れてくれました!!感謝、感謝・・チョコレートも美味しくいただきました!!
2009年09月22日
先生との会話の中で・・楽器と楽曲の関係を再認識しました。私達技術者は、偏った見方に陥る傾向があり、整音の場合特にそれを感じることがある。とある有名な技術者が書かれた文章の中にもあったが、楽曲を理解して、ピアノに向かう必要がある。音の世界は深い!!午前中の仕事で一つ感じることがあった。
2009年09月17日
朝から、隣県の水が美味しい街へ・・ご縁があり数年前から半年に1度くらいのペースでお伺いしている先生のお宅へ、ピアノは某メーカーSです。初めてお伺いしたときの状態も悪くはなかったのですが多少気になるところに、先生との会話でヒントを得て手をいれ、演奏者と技術者(私)でピアノを育てています。微妙な作業の繰り返しはなかなか大変ですがとても面白く仕事をさせていただいています。今回は、近くある演奏会のことを考えながらの作業でした!!昼ごはんは名物のうどん・・本当においしかった!!雑談をしすぎて帰宅が今になりました・・でも心地良い疲れです!!
2009年09月15日
早朝出発して、栗が美味しい街へ・・先生のお宅のK社のGPの調律へ・・半年に一度の調律、音律はほとんど問題なし!!引き込みが激しいことによる音色の変化を元に戻す!!そう、整音の作業がメインです。ハンマーの形状を元に戻し、硬度のバランスをとる。完了後、試弾していただき、OK・・栗ご飯弁当を頂き大満足!!午後は先生から紹介いただいたお客様宅へ・・毎年調律をしてあるGPでしたが、調律は硬く響かない、その上、そんな調律の状態で針をさしてあるから・・・想像してください!!!調整、調律後、ファイリング、整音をしてバランスを取り戻し・・・試弾。お客様の喜んだ顔をみて・・私も大満足!!休日の仕事の疲れが取れました!!夕方過ぎ、熊本市内のお客様宅へ・・「鍵盤が戻らない」症状・・すぐに完了。このようなことは良く有りますので(笑)深く追求しない!!今日もいい一日を送れました・・感謝、感謝。
2009年09月13日
今日も朝から先生のお宅へ・・GP2台の調律へ・・1台はまだまだ新しく、少し音律、内部調整が暴れています。通常の作業と整音を実施。もう1台は25年以上経ち色々な部分の劣化は否めません、ただ、ハンマー等は今のピアノに比べると良い材料を使われていた形跡(笑)は有ります。今回は、一昨日に東京のM楽器の技術者T氏から頂いた秘密兵器、整音台を使用してファイリング開始。この台を使用するとホントウに作業がしやすい。持ち歩くにも便利・・・T氏に感謝、感謝今までに比べたら半分くらいの時間で、キレイに完了しました。と言うことで本日も無事終了・・明日は市内で仕事、日曜日は高速飛ばして・・先生のお宅へ・・しばらく休んでいないな~画像は秘密兵器と2台のピアノ
2009年09月11日
今日は朝から先生のお宅へ・・この季節になると、秋口の演奏会、発表会に向けて先生宅、ホールに調律にお伺いすることが多くなります。お付き合いさせていただくようになって10年以上になるピアノですので特別なことは少ないのですが、ハンマーの消耗、その他諸々部品交換の時期に入り始めたグランドピアノです。午後、夕方は大事な話しをしに・・・話は内緒(K氏に怒られそうだな~・・笑)
2009年09月10日
今日は朝から先生宅へ・・ピアノ2台調整、整音、調律を夕方までに・・今回のピアノの状態に必要な作業、不必要な作業を考え作業開始!!前回からの変化として、ハンマーの変形、音色の変化・・時間配分を考えスタート食事を取るのも忘れ、2台のピアノをレッスン前までに完了。先生の意見を聞き、説明し、微調整をして完了。満足していただき帰宅。付き合いは長くはありませんが、信頼していただいて感謝感謝。明日は隣の県へ~~~今日は画像を取っていません!!!!
2009年09月08日
自分が音色、調律に迷ったときの指針を教えてくれる先生宅の調律へ・・(幸いなことに今は迷ってはいませんが・・・)数年前、仕事でご縁があり、それからご自宅の調律、演奏会の仕事をさせていただいていますピアノを見事に響かせタッチに対して的確な感想を、そして見事な音色を聞かせてくれます。今回もピアノの状態に満足していただき、仕事も問題なく完了。終了後、紅茶、ケーキ楽しい話で帰宅・・午後、毎年お伺いさせていただいているお客様宅へ・・夕方から同業の方との情報交換・・将来のために次のステップへ・・・・・カッコ良いですか?(笑)画像は、上記の先生のトリオの演奏会の画像です!!
2009年09月07日
午前、京都の某大学で教鞭をとってられた先生のお宅へ・・毎年お伺いさせていただいていますが、仕事ももちろん、話の豊富さに学ぶことが多く楽しんで仕事をさせていただいています。今日は、先日の選挙の話・・詳しいことは内密です。午後、地元の国立大学の先生のお宅へ・・奥様が海外の方ですが、話、知識の多さに楽しい話ができ此方も大変楽しい仕事をさせていただいています。今回は、子どもの受験について・・詳しいことは秘密(笑)・・と、今日も恵まれた仕事ができた1日でした。
2009年09月04日
今日は朝から天草の先生宅へ・・・1日入りびたりで、ピアノ2台調律してきました。毎回のことですが、仕事前の話で盛り上がり、仕事開始したのはお昼前。GPを最初に・・少し湿度の影響でボケていた!!調整、調律で直らない部分を整音で・・指弾していただきOK。終了後、お昼ご飯を頂きUPの調律を・・音程の狂いはなく音色の変化を調整。指弾していただきOK。この先生は、叩く演奏でなく弾くことが出来る方ですので(叩くと弾くの違いは大きいですよ)私の調律、調整、整音を好んでいただけています、叩く方は苦手です、ベーゼンドルファーは弾くピアノだから・・ピアノは・・弾くものです、弾かないと音色、音量の微妙な変化には対応できない!!ですよ!!
2009年09月03日
福岡へ・何でこんな状況になってしまったのでしょうか?一つの音の中の弦から出てくる音がばらばらになっていました。調律だけではこんな状況になるとは考えられない。中途半端な知識で・・・そのピアノについて理解して作業をしているのだろうか?手を加えるすぎることへの反省をしているのであろうか?1年前にお伺いしたときはこんな状態ではなかった・・・自己反省もかねて・・色々な方にも反省をお願いしたい。
2009年09月01日
久しぶりにご連絡いただいたTさん、東京の有名音大卒業の経歴・・・しかし、ピアノ以上にもっと楽しいことを見つけられ実施中。なみの先生以上に演奏もでき、教えるのも上手なのに、と思うのは私だけでしょうか?彼女は目がキラキラとして取り組んでいます。夕方帰宅したら待ち望んでいたものが届いていました!!これで硬化剤が作れます、綿密な作業には欠かせない1つです!!
2009年08月27日
おはよう~。久々に早起きして、今から少し遠方に出かけます!!旧友に会いに、技術勉強のタメに・・幾つになっても学べることは良いことだ!!彼が持つスタインウェイに対する整音は超一流です!!言葉も通じるから疑問がたくさん聞けるぞ~~いって来ます!!
2009年08月19日
今日、午前~昼すぎまでとあるギャラリーにエテルナピアノの調律に・・今週土曜日にこのピアノを使用して演奏会の予定との事。お伺いして、まず、ピアノを弾いてみて、状態確認・・タイムスケジュールを決める。ピアノは半音程度の音程の低下・・・まず、規定のピッチまで音程をあげる作業を数回、その中で出てくる音量、音色のムラをそろえる(ボリュームが落ちているところ等持ち上げる)その後タッチをそろえる・・完了。本番当日に再度調律・・何とかヴァイオリン、フルートとの演奏に使えそうかな!!夕方から画像の1本張りのGPの調律へ・・このピアノは独特な、きれいな音色を響かせてくれます。バランス的にムラが出やすいところもありますが・・今の新しいこのメーカーのピアノに比べたら数段良い!!このピアノを作るときに見本としたドイツのBに近い感覚を受けます。大事にして欲しいピアノでした。
2009年08月17日
今日は朝からヴィオラとピアノのコンサートのための調律へ・場所は画廊と喫茶店、ギャラリー木村でした。お伺いしてピアノ(メーカー、古い国産D)の状態が、フォルテが出にくい、低音がぼけている、など多々問題を感じ作業の段取りを考えスタート。調律、整音(ボリュームを出す作業)をしてリハーサルへ・・ピアノの谷脇さん、ヴィオラ(読響の奏者)渡邊さん・・お二方とも大変巧く、ヴィオラのイメージが変わりました。ただ、演奏者の方は何もいわれなかったのですが、私の反省としまして、ピアノに対して、私自身もっと何か出来なかったか?ピアノの状態が悪かったにしても、もう少し演奏者が楽に演奏できる状態に出来なかったか?欲求不満、反省、反省、反省!!!!!!!です。しかし、巧かった!!画像は・・もうすぐ本番!!
2009年08月14日
今日も音大生のお宅へ・・・午前、オランダから帰省中の音大生のお宅へ・・彼は、国内の大学院を卒業後、英国へ2年間、現在オランダへ行き1年目・・中学生のころから調律へお伺いしていますが、その熱意、才能には納得していました。現在、指揮、ピアノの勉強中との事。2月に県劇でモーツアルトのコンチェルトの指揮、ピアノを弾かれたS氏と同じ大学だとの事で、なんか深い縁を感じてしまいました。いつかベーゼンでコンサートを・・の話で盛り上がりました。午後、今、話題の辻井君の後輩(先生も同じ)のお宅へ調律へ・・昨年、縁があり調律の依頼を受けお伺いしましたが本人さんに会えずに通常の作業。今年は、彼女とよく話し、音色、タッチを触り倒してきました!!感想・・「柔らかく大変引き易くなりました」・・・一安心。来年は違う曲を弾いて頂く約束はしっかりしてきました。・・楽しみです。夏休みで帰省中の音大生が多く色んな話ができ、感謝、感謝・・明日は、某音大生の演奏会の調律へ行きます。このホールのピアノが、春の状態でありますように・・・祈り。
2009年08月11日