斉藤ピアノサービス技術研究所所長の日記
全395件 (395件中 1-50件目)
1 2 3 4 5 6 ... 8 >
日本人の技術者が懸命にすればするほどおおらかさがなくなる!!欧米人の技術者がした仕事はおおらかさが残る。コンサートを聴くとそれがはっきりする。日本人がいいと思った作業をすればするほど、ピアノ自体の響きがこじんまりとしてくる。私が尊敬する技術者さんが作る音はふくよかでおおらかさがある。とあるHPでベーゼンの音を聞いて愕然とした!!ベーゼンさがまったくといっていいほど出ていない!!このピアノを作業した技術者は、ベーゼンを河合のピアノと思って作業したのではないか?どこかで聞いたような音であった!!!!!
2010年10月15日
コメント(1)
またまたまたまた久しぶりの書き込みになりました。様々な仕事をしていました。ここで一つ解り切ったことを書いてみます。知り合いの技術者さんの仕事を見る機会を頂き某ホールへ・・準備万端、後はとても有名な演奏者が来るのを待つばかり。弾きはじめました。演奏には特別な感想はもてなかったのですが、ピアノの前後、左右の位置決めを綿密に。少しバランスが悪いな~が私の感想。前に少し動かすと良くなるのではないか~も私の感想。知り合いの技術者、即行動(特別前の意見は届いていないと思います)前に10センチ移動・・まったく違う響きに演奏者大満足、決定・・私は彼と同じ感覚を持てていたと・・・一安心。自己満足と自慢の文章でした。
2010年10月07日
コメント(0)
久々の更新。今週初めから、某国際音楽祭関係の調律で某離島に出かけていました。すばらしい場所、人々の暖かさにほ~~っとした日々でした。ピアノ演奏は、ザルッブルグ・モーツァルテウム音楽大学準教授S女史。1回目からの参加で頭が下がります。地球は丸いんだな~と感じる風景があちらこちらに・・・。お世話になったY氏、T氏。そしてY氏の奥様、お子様たち。本当にありがとうございました!!
2010年09月24日
暑い8月の反省・・あちこちの工場で整音作業をさせていただいて、第一整音の大事さは痛いほど解っています。この部分の作業を手を抜いた音は後々つまらない音色になってしまいます。表面だけのつまらない音色・・・日本的な音。ハンマーが傷んでしまいます。何を言いたいかは、想像してください。そう言えば腹が立つこともありました。製造時の問題だと思いますが、とあるピアノのロングヒンジの変色。ちゃんとしようよ・・・9月に入りましたね・・・わけが解らない書き込みでした。
2010年09月03日
コメント(2)
「オランダから帰ってきている間に調律に来て!」の連絡を頂き1年ぶりに・・初めてお伺いさせていただいたときに、私の仕事を解っていただいた「キレイ過ぎるピアノは表現の幅が狭い、汚い音が内在されていないピアノの音は演奏者の欠点を隠すが、演奏者が雑な弾き方をしてもそれに比例した汚い音が出ない。つまり、演奏者の上達にはつながらないピアノ。へんな弾き方をしたら音が割れないといけない、割れるような整音をしないと、下手な弾き方、叩いたり、力任せの引き方をしたときにはそれに比例する音が出ないと・・」私が思っていることと同じ感覚を持っていただいている演奏者。彼はイギリスで学び、現在オランダの某音大の先生。ヨーロッパで学んだ人の感覚にほっとする。自己中心(判断能力がない)な演奏者、技術者はもっと学ばないと!!自己反省をこめて・・・
2010年08月18日
ホント久しぶりに書きます。何かばたばたとした2ヶ月。ハンマー交換(同時進行で数台)、鍵盤修理、通常の仕事、コンサート、あちらこちらへと・・等々色々なハンマーの癖を知ることが出来たような・・修理の段取りの重要性を再認識したような・・今更ながらですが・・日本しか知らない演奏者(浦島太郎化)と海外にて生活している、演奏をしている演奏者の感じ方の違いとか・・・・そば鳴りの音を作る調律をして、次高音に針を刺しすぎてモコモコのピアノとか。そば鳴りの音と遠鳴りの音の違いを聞き分けることが出来ない演奏者とか。(こうゆう人が弾いてみて、次高音部の音がきになり針を刺させるのかも)自分の演奏するときの音が聴くことが出来ず、叩いているのに気づかない演奏者とか・・さまざまなであいがあった・・またしばらく書かないとは思います・・
2010年08月17日
梅雨空が続いていますが・・土、日も、ありがたいことに仕事をしていました。土曜日は、個性的なピアノ2台。日曜日は天草で個性的なピアノ2台。仕事があることは幸せなことです。今日は、午前中陶芸家のお宅に調律に・・焼き物を見させていただく楽しみと、このピアノの調律を楽しみに毎年お伺いさせていただいています。響きが豊かなのです、大メーカーではないのですが、当たりのピアノです。今年もお土産に焼き物を頂き・・・感謝、感謝!!午後は修理のための下準備に費やしました。
2010年06月21日
シリーズ2回目。今回の使用ピアノはベヒシュタイン。1回目のヤマハに比較してピアノがよく響いていた。比較するとこんなにもと思うくらい違っていた・・国産ピアノももっと何とかならないだろうか??1回目の演奏者に申し訳ない!!
2010年06月18日
初めてお伺いしたお宅のピアノ。虫。前の人は無視でした。お預かりして修理。ちゃんと修理しとかないと鍵盤の木部まで修理しないといけなくなります。
2010年06月17日
よくお世話になっている運送業者さんの紹介のお宅へ・・・珍しく弦が切れた(たまーにしかない)UP。久々の弦張りを無難にこなし、下がった音程を3回上げで落ち着かせ、ダンパー関係、鍵盤関係・・・等調整。十分使えるピアノに生まれ変わったかな。。。と自己満足。50年前のピアノは材質がよく、むくむくとよみがえった感覚を持ちました。
2010年06月16日
14、15日とベーゼンドルファーインペリアルのメンテナンスに・・毎回お世話になっているB-TECHの技術者M氏とお伺いしています。通常のコンサートの仕事ではなかなか手をつけることができない(時間的制約)部分がメインとなります。今回は地元の技術者さん、他県からの技術者さんたちが見学にこられ様々な技術の意見交換をしながら前年までと違う雰囲気でいい感じのメンテナンス作業でした。ピアノの状態は・・まだまだ引き込みが必要な感じを持っていましたが・・同意見、感想を持たれたようです。
2010年06月15日
今日、お伺いさせていただいたお客様宅のピアノ。私が愛するベーゼンドルファー。残念なことに、ここしばらく、ちゃんとベーゼンドルファーについて学んだことがない方が触っていました。硬化剤、軟化剤を多用。弦当たりはばらばら。調律は、基音をもとに調律することがない、倍音、ユニゾンをずらしてする(特定な人たちが信奉されている)調律。あるレベルの方達には、よさそうに聴こえるそうですが、演奏会等でこんな調律をすると遠鳴りはせず、ピアノの近くでもやもやとした音色に聞こえる。ベーゼンがベーゼンの音でなくなっていたように感じた。「今までは残念でした!」とお客さまの一言がすべてを語っていた。そういえば・・仕事でお伺いした遠方で触ったベーゼンもこんな状態であった。時間がなく満足いくまで直せなかった、いまどんな状態なのだろうか?気になっている私がいます・・反省・・
2010年06月12日
余り良い言葉じやないかもしれませんが・・技術を学ぶ上では多少必要なのかもしれません。しかし、それだけでは、間違いなく巧くはならない。他人の意見を聞く耳を待たないと・・とずっと感じています。昨日は、半年に一度のペースでお伺いさせていただいている先生のお宅へ。他県出身で、私も同じ状態です。この先生の偉いところは確実に自分を持っているところ。見栄ではない、建前でもない・・教えられるところが多い!!見栄、建前、虚栄心、大きく見せたい・・世の中こんな考えの方達が多いように思います。自戒をこめて・・・
2010年06月11日
昨日は、午前、調律。午後、修理。一生懸命アクションの修理を完了!!本日、午前中から、アクションを持参し、微調整、調律、整音。修理後の調整は現物にマッチングさせ、音色、タッチの向上が出来たように思います。ところで、昨夜のこと・・知り合いの技術者さんからの面白い話。彼が言うには・・・・・彼が住んでる地方で仕事をしているS会会員の技術者が、「S会主催の1週間のドイツ旅行に行ってきて、技術勉強をしてきたなどと自慢している。ただ、工場見学、その他スタインウェイの関連のところを5日間くらいで観光してきて何が、研修なんだろうね~~、そんなことを自慢して、営業活動するなんて同じ技術者として残念でならない!!」「内容を知らないお客さんはそんな話を信用するんだよね、その彼は話も上手いし、コマーシャルも上手いもんな~技術者ではなくてすごい営業マンだもんね(笑)」という彼はちゃんとそのメーカーの本社工場で研修を受け、(現在のそのメーカーは工場での作業で学ぶのではなく、研修所での研修らしい)技術を学んできた技術者。努力をして、技術を学んできたきた彼からするととても許せないというのもなんとなく解るような気がします。技術を学ぶのは形ではなく実践。苦労して学んで始めて身につくように感じています。と言う私は古い人間です!!
2010年06月09日
最近、ご紹介頂き、初めてお伺いするお客様が続いています。また不思議なことに100%修理が必要な状態。今日のお客様宅のピアノもアクションを預かってきました。さ~急いで修理しないと!!
2010年06月07日
午前、お客様宅へ・・毎年お伺いさせているスポーツ医学の先生のお宅です。子供の身体のこととか相談させていただき、逆にお金を払わないといけないかもしれませんね・・・午後から熊本の調律師協会の集会、研修会。自営で仕事をしている私にとって色々な情報を話し合える貴重な時間です。ただ、参加人数が少ないこと、若い人たちが少ないこと等、この業界の衰退を懸念してしまう。やる気のある人間がもっと国外に出て学んで、学んだことを話、学んだことを伝える必要性を感じている。特定の狭い世界での考えを脱しないといけない。私には何が出来るのだろうか?
2010年06月06日
今日は、少し離れたA市へ・・・1週間前くらいにお預かりしていた、アクション(ハンマー交換)と修理を終えた鍵盤をもってお客様宅へ・・・ハンマーは、国外から送っていただいたもの、フェルトとウッドに少しだけ拘った物。第一整音をしている段階での針入れの感触はなかなかのものでした。お客様宅での整音作業での音の出来方もなかなかのものでした。あとは、どのくらい持続するか?弦あとのつき方は?後々の状態、変化によっては考えることが多いかも。
2010年06月05日
ニューヨークに留学していたお客様が帰国。NYスタインウェイをお持ちになられた。大変古いピアノでしたが、大変素晴らしい音色、音。名器だ!!調整なんかバラバラ、(当然、輸送の影響)何でこんないい音がするのだろうか?残念ながら、今のスタインウェイには望むことは出来ないだろうか?設計もよく、材質もよければこんな音がするのだろう。仕事としてとても楽しい時間を過ごせた。今日はいい仕事ができた(自己満足)
2010年06月04日
午前お客様宅へピアノの調律へ・・気づけば20年くらいお伺いしている。あっという間に過ぎたような~~本当に有難うございます!!午後お預かりしているアクション、鍵盤の修理。一応、場所により使用する接着剤を代えています。今回の場所には・・ニカワ。持ち運びするためのもので少し濃度が・・・多少、濃度に手を加えて使用しています。
2010年06月02日
昨日は、静の話。今日は、動(アクション)の話。本日、修理を終えた1台のアクションを納品に。色々と触ってみた。ジャックの角度。ローラーの径の変更。接着剤。キャプスタンの角度・・・等々全体的なバランスは良くなった。音の出方が変わった。(演奏者の意見)でも、私にはまだまだ不満がある。それは、国産ピアノでは仕方がない、ボディー他の材質の問題・・・最終的にはそこにたどり着いてしまうのだろうか・・何かイヤになってしまう!!ストレスが・・・・
2010年06月01日
今日は、修理の1日。とあるところ(国外)から送っていただいた試作ハンマーヘッドに交換作業の1日でした。取り付け前のはり入れから、ファイリング、取り付け・・・なんとなく音が想像できるハンマーヘッドであるが、今週末にお客様宅にお持ちするのが楽しみであり・・ドキドキ。取り付け後の整音作業が楽しみである。
2010年05月31日
午前コンサートの調律に県立劇場へ・・・毎年依頼を頂く演奏者に今年もベーゼンドルファーを使用していただきました。試弾していただき「今年も大変弾きやすいピアノですね!!」とのお言葉。好みに合う調整、調律、整音が出来たみたいで一安心。来年の依頼も受け帰宅。その後・・知り合いのピアニストと昼にランチを食べに行った店での会話の中で「自然な音は、静寂との対比がはっきりしている。ヨーロッパの街中では今でも静はあるが、日本の街中でで静を求めるのは難しい。どこかしことリズムが単純な音楽が・・それは人間の心の問題が大きいように感じますね。クラッシックは静の中から生まれた音楽だと思います」なるほど~~と会話帰宅後、尊敬するMK氏のブログを読んだら、同じような内容の文章を見つけた。MK氏ほど私の文章は良くないが・・・演奏者の意見は共通するところが多く、参考になる。街中で流れている雑音に耳をとられていると、音を作れなくなるのではの恐怖心が少し生まれてくる。自然の中に音を求めてみよう!!
2010年05月30日
今日は、ショパンメモリアルコンサートVol1の仕事へ・・色々なことはあります。会場の問題も、ピアノについての反省は多々有ります。でも、演奏者の熱意には脱帽です。演奏者たちが協力し合って作り上げた第1回のコンサートでした。次回は6月、また異なった演奏を聞くことが出来ます。ぜひおいでください。詳しいことはご連絡いただければご案内いたします。
2010年05月26日
だから~ハンマーと弦の関係がちゃんとしていないとちゃんとした調律はできません!タッチもしっくりしないでしょう!!そんな状況で、「倍音を聴いて調律・・」などといわれても・・そんなことも理解していない方になんと言われても笑うしかないですよ!!バカらしくて反論も出来ません!!ショパンの演奏法ご存知ですか?知らなかったら本を読んで勉強しましょう!!指の形をちゃんと理解しましょう・・・・・・・・・・・・・・・ と言いたいピアノがありましたとさ!!
2010年05月24日
最近、ファイリングをすることが多くなった。調律をする前の作業として、3弦を見ているとどうしても気になり一気にキレイにファイリングしたほうが、結果としてもキレイだし、時間的に早い。使用するペーパーの質でも音色が違う。最近はこのペーパーにこっています。今週末から東京です・・毎月遠方へ行っています・・・・・そろそろヨーロッパへ行きたい病が・・・・
2010年05月19日
ボチボチ仕事しながらも(腹たつピアノもありましたが・・・)、ここ数日少し時間が有り、色々な本、PCを見る機会もありました。色々な方のブログを読んだりしながら・・なるほど~、へ~・と様々な感想を持たせていただいています。その中での共通した悩みは音色、タッチ(技術者の打鍵)の悩み。その昔、ホロビッツの演奏方法を見た日本人演奏家が・・「あんな演奏方法は異質だ!」と言ったとの事。実際はその当時の日本人の演奏形態が異質だった・・という笑話があります。結果いい音色で弾ければどんな演奏方法、打鍵でもいいのでしょうが、合理的な演奏方法がいい音色への近道かもしれません。画像の本、間違いなく参考になると思いますよ!!ピアノ技術者の方達にもお勧めです!!
2010年05月16日
昨日の話ですが・・鍵盤蓋を持ち上げてみて午前中のピアノは重い。午後のピアノは軽い。午前中は国産のUP午後はベーゼンドルファー・・当然ピアノ全体の響きに影響する、材料の違い・・鍵盤蓋を取り上げてみたが、命である響板等々の材料もしかり・・・「こんな材料では当然良い音はしないよな~~」今日は、ホント良い天気。高層マンションのお客様宅からみえる熊本。確かに山に囲まれた盆地にある街だ。湿度が高いわけだ!!
2010年05月12日
久々に自動演奏機付きピアノの調律をしました。楽器としての短所は多々有りますが、それを差し引いても余りある楽しいところ、便利なところを感じます。弾けない人も楽しめる・・きっかけとしては良い楽器ですかね・・・
2010年05月10日
昨日は、Y社のGP、UPの調律。長い付き合いの先生宅のピアので、購入時から調律させていただいています。先生曰く「Y社のピアノとちょっと違う音で好きなんです!!」とのこと・・私も「そう」思います。今日は午前、毎年お伺いさせていただいているお客様宅へ・・ピアノはD社のUP。納入調律を依頼された時に、少し時間をかけて触りまくったピアノです。なかなか・・・と思っています・・。話が変わりますが・・・前々から「良い文章だな、納得だな、その通り」と思っていた文章があります。有名なピアニスト「ブレンデル」が、受賞と引退の発表に際して新聞のインタビューで答えた文章についてT氏が書かれた文章です。どのように感じられるか?下記読んでみてください。・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・昨年の11月24日の読売新聞の夕刊に記載された、世界の大ピアニスト、「ブレンデル」の引退記事も普通は聞けるわけもない真実に切り込んでいる。日本での高松の宮記念世界文化賞、受賞のための来日で、同時に引退の挨拶でもあるらしい。その記事の一部を抜粋すると「『大きなホールで演奏しなければならない結果、より大きな音を出せる代わり、ゴツゴツした金属的な響きのピアノが当たり前になった』大音響でピアノを打ち鳴らせば、音楽が包容する繊細な感情が吹き飛んでしまう。一昔前の巨匠なら、『寄りつきもしなかった楽器』を使わざるを得ない若手の先行きを案じる」・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・ピアノ演奏の先行きに対する不安、不満を述べていませんか?私達も考えないといけない!!
2010年05月08日
音の中には様々な音(キレイな音、キタナイ音)が必要です。それが、音色の厚みになります。薄っぺらい音色には魅力はありません。今日のピアノはどーんとシテイマシタ。
2010年05月06日
音量、音色、タッチ感、音楽を想像させる、本当に涙が出るくらい良いピアノです。演奏者に色々な想像をさせるピアノです。音量の大きい、小さいだけでは音楽は組み立てられません。多彩な音色、こんなピアノを調律できるなんて調律師冥利に尽きます!!
2010年05月04日
休日でぼーっとしています。が、不思議なことにおなかは減ります!!と言うことで、スパゲッティ、サラダを昼ごはんに作りました。きのこのスパゲッティ和風です。
2010年05月03日
休日で何もすることもなくぼーっとしています。工具箱の片付けでも・・・・・・。
良いピアノでした。音はよく、響いてくれていました。しかし、仕事は雑でした。レットオフはバラバラ、打弦距離はめちゃくちゃ近い・・鍵盤の高さ、深さもめちゃくちゃ・・なぜこんな調整でこんなにいい音なんだろうと考えるくらいばらばらな調整でした。不思議でした。このピアノが持っている力はすごい!じっくり楽しむことが出来たピアノでした!!
2010年05月02日
午前、毎年、調律の依頼を頂いている先生の発表会の調律へ当然、ピアノはベーゼンドルファー290。様々な感想を頂くピアノですが、先生の生徒さん達は、脱力をして、必要以上の叩き込みをすることなく良い音色でベーゼンを弾いていただいていた。とても楽しそうに!!「ベーゼンが弾きにくいと言う意味が解らない、とても楽に音が出せますよ!!」との感想!!必要以上に力む弾き方の方達は、弾きにくいというが、まず自分の音を聴いて楽に弾いてみましょう。8分の力で10以上の音が出るピアノですよ。普段、ガンガンと弾かないといけないピアノを弾いている弊害がありそうに思うのは私だけでしょうか・・・演奏者、技術者両方肝に・・・
2010年05月01日
GWに入りました。今日は何もなくボーッとした1日を送りました。様々なことを考えることが出来た1日でした。1つだけ・・ちょくちょく他の技術者さん達の誹謗中傷めいたメール、その技術者さん達が仕事されたピアノの修正的な仕事の依頼のメールを頂くことがあります。お客様達が言いたいことは理解できるところもありますが、私に聞かれても・・というところも多々有ります。お客様が信じたUPしてあるその方達が仕事をしたというピアノの音、音色自体細工してあることが多いので・・???本当にその方の仕事した音かも疑問・・??? 等々お客様達にも少し考えていただければと思うところが多々有ります!!私も少し考えて文章を書かねばと考えさせられた一連のことでした。
2010年04月29日
出稼ぎに行っていました!!いろいろと楽しいこともありました!!ボチボチ書きますのでお楽しみに!!今夜はもう寝ます!!
2010年04月23日
この1週間良いこと、良くないことが有りましたが・・ただ一言・・音を感じさせる人音を感じさせる場所・・・・技術者が小手先で、ごまかしの作業ではどうもならないことを感じてください。お客様に合わせることばかりでは解決できない世界が後ろに多々あるのです。理解力が少ないことを感じないと!!この写真からは音が聞こえませんか!!追伸・・ある年代を過ぎると聴力が落ちてくるのは避けられない!!私は、あるときにこのことを聞き毎年聴力検査(音域の聞こえる範囲を確認に)を受けるようにしています。今年も検査を受けまったくの異常なし!!と太鼓判をいただきました!!響きがどうとか、倍音で調律をとかいう方が多いですが・・本当に聞こえているか疑問を持つことがあります。私達の仕事は耳が大事です、用心のために最低限の義務として検査を受けましょう!!決して耳鼻科の回し者ではございません
2010年04月17日
ピアノにどんな音を求めますか?明るい音?暗い音?柔らかい音?・・私は、弾く人が求める表現が出来るように私個人の稚拙な好みの音ではない、演奏者がタッチによって色々な表現が出来るようなノーマルな音、そのピアノの個体がもっている音。弾く人の能力を引き出せればいいとは思いますが・・難しいですね!!調整は綿密に、調律は自分の個性が余り入らないようなノーマルな調律。整音は綿密に・・・またしばらく書きません!!
2010年04月12日
1週間書くことを忘れ、その間に様々なピアノ人に出会うことが出来ました。他の人がしたあとのピアノ(コンサート)を触ることは大変勉強にもなるし、自己反省の材料にもなります。いい仕事をされた後のピアノは共通して、響いてくれています。そうでもないピアノの場合は、つまり気味な、肩に力が入ったような感じの音になっています。自分自身の自己満足の仕事は演奏者の満足度を忘れ、型にはまったような、自己中心的な音色気持ちが悪い音・・自分の満足度と比例した演奏者の満足度が得られる仕事を心がけねば・・
2010年04月10日
今日、お伺いしたお客様との不思議な縁・・・知り合いの先生から紹介いただき調律終了後の会話で・・「今まで聴いたコンサートでどんなコンサートが印象深かったですか?」と聴いてみたら「2002年の十月に佐賀の基山町で聴いた、藤原由紀乃さんのコンサートが大変印象深かったです。そのとき使用されたピアノ、ベーゼンドルファーと演奏者の相性がとても良かった!大雨の中で、少し響きが短かったように思いましたが、それでもいい音で、演奏も大変良かった!!今でも記憶の中にあります!!」との事。びっくり!!「そのとき由紀乃さんから依頼を受け調律をさせていただいたのは私ですよ!とても不思議な縁ですね!また、記憶にとどめていただいていて、調律師冥利に尽きます、有難うございます」との返事をさせていただきました。その当時の日本ベーゼンドルファーからベーゼンを運び、コンサート前日からピアノの調整と湿度管理をして・・と苦労があったこと。自分が過去にした仕事の評価をいただいたように感じ・・・・たいへん嬉しい1日をすごすことができました。
2010年04月03日
製造については特別に言うつもりもありません、製造者の真意はわかりませんので。でも、最低でも発声をしっかりして、商品として販売しませんか?確かに地声でもいい声のピアノはあります。しかし、発声方法をしっかり学んで歌うのとは違うのです!!音楽をするには少し。。音楽をバカにはしてはいけないと思うんですよね!!今日のピアノについてでした。
2010年04月02日
硬い・・シマッテイルぼけている・・柔らかいクリアー・・つめたい等々感じ方、捉え方、好み・・・最終的には、その人の音楽性と一致しているかどうか・・その曲のイメージとあっているか・・私は、響かないピアノ、調律は嫌いです!!叩く演奏家は嫌いです!!ピアノは弾くものではないでしょうか!!説明は難しいですが・・・
2010年03月31日
午後、チェコ生まれのピアノ、クリマピアノの調律へ・・特別高価なピアノではない、文句をつけようと思えばいろいろある・・でも、響きはヨーロッパの響きをしっかり持っている。外装もキレイ。チェコで有名なペトロフピアノに似た響きかも・・(兄弟だ)調律していて楽しいピアノです・・久々にロングウェッジを使用しての調律でした。
2010年03月30日
昨日は、オペラの本番。午後1番にピアノを見に行き、終了後、病院へ・・1日ばたばたとした日だった・・・今日は、天気もよく、少しはなれた町の先生宅へ・・調律完了後、象牙鍵盤の接着作業。困るのは、後のことも考えず、合成接着剤で貼り合わせてあること。象牙鍵盤の接着には、専用のものを使用していただかないと、後々大変なことになる。丁寧にはがし、再度接着。演奏時の雑音が出ないように、確認して終了!!いい天気で春の風景・・・貼るの風景??
2010年03月29日
午前、とあるホールへ調律へ・・ピアノはY社C,F。決して悪いピアノではない。ただ、次高音部の音量の低下が気になり、タッチの鈍さが気になった。少し時間を頂き上記の難点を改修。硬化剤等は使用できず、ファイリング、針刺し等が出来ない手かせ足かせの状態ではなかなか満足できる作業は出来なかったが・・・・・演奏者に満足していただけるように調律と調整に心がけ合格点はいただけたのでは思う。なかなか大変な半日でした!!
2010年03月27日
午前、少し離れた街へ・・ピアノは今はないアトラス。個性的な響きでなかなかいいピアノだと思います。しいて言えば、アクションに少し難あり、決して悪い意味ではありません。午後は急なことで、病院へ(私が何かあるわけではない)夜は、調律師協会の会合へ・・少し前向きな話が出たことに、少しホッ!!なんとなく、精神的にあわただしかった1日でした。
2010年03月26日
昨日のお客様。現在T音大2年。昨年からの彼女の成長は素晴らしい!!音の出方が良くなった。求めるものがすごくなった!!ピアニシモに対する要求。ピアノに対する要求。フォルテに対する要求。針刺しで作る音ばかりではない、バランス感覚が良くなった。仕事をするのが本当に楽しくなった。彼女の希望で5月東京に行ったときに演奏するピアノの調整にお伺いすることになった。楽しいことがまた一つ増えた!!急遽、今日は仕事がなくなった!!・・・涙
2010年03月25日
ここ数日、遠方へ行ったり、先生宅のピアノを触りに行ったり・・・ほぼ毎日GPを触って感じる事ですが、やっぱり国産は国産、輸入ピアノは輸入ピアノ。当たり前の事なんですが響きが違うのです。たとえ、欧州の1流メーカー(?)のピアノでなくても良い響きが・・・たとえ、SでなくてもBでなくても、きっかけとして欧州のピアノを・・・・画像は先生宅のイルムラーピアノ(ブリュトナー製)です、良い響きしています。少し調整、調律は癖がありますが・・・
2010年03月24日
ここ数日忙しく、書き込みを忘れていました・・(今日は24日)お客様宅、個人のお宅のホール、学校と楽しくも、色々と考えさせられることもありました。もう春は来ています。
2010年03月20日