[ピアノ]の記事一覧 | 斉藤ピアノサービス技術研究所所長の日記

日常

梅雨空が続いていますが・・土、日も、ありがたいことに仕事をしていました。土曜日は、個性的なピアノ２台。日曜日は天草で個性的なピアノ２台。仕事があることは幸せなことです。今日は、午前中陶芸家のお宅に調律に・・焼き物を見させていただく楽しみと、このピアノの調律を楽しみに毎年お伺いさせていただいています。響きが豊かなのです、大メーカーではないのですが、当たりのピアノです。今年もお土産に焼き物を頂き・・・感謝、感謝！！午後は修理のための下準備に費やしました。

2010年06月21日

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久々に・・

よくお世話になっている運送業者さんの紹介のお宅へ・・・珍しく弦が切れた（たまーにしかない）UP。久々の弦張りを無難にこなし、下がった音程を3回上げで落ち着かせ、ダンパー関係、鍵盤関係・・・等調整。十分使えるピアノに生まれ変わったかな。。。と自己満足。50年前のピアノは材質がよく、むくむくとよみがえった感覚を持ちました。

2010年06月16日

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今日、お伺いさせていただいたお客様宅のピアノ。私が愛するベーゼンドルファー。残念なことに、ここしばらく、ちゃんとベーゼンドルファーについて学んだことがない方が触っていました。硬化剤、軟化剤を多用。弦当たりはばらばら。調律は、基音をもとに調律することがない、倍音、ユニゾンをずらしてする（特定な人たちが信奉されている）調律。あるレベルの方達には、よさそうに聴こえるそうですが、演奏会等でこんな調律をすると遠鳴りはせず、ピアノの近くでもやもやとした音色に聞こえる。ベーゼンがベーゼンの音でなくなっていたように感じた。「今までは残念でした！」とお客さまの一言がすべてを語っていた。そういえば・・仕事でお伺いした遠方で触ったベーゼンもこんな状態であった。時間がなく満足いくまで直せなかった、いまどんな状態なのだろうか？気になっている私がいます・・反省・・

2010年06月12日

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名器

ニューヨークに留学していたお客様が帰国。ＮＹスタインウェイをお持ちになられた。大変古いピアノでしたが、大変素晴らしい音色、音。名器だ！！調整なんかバラバラ、（当然、輸送の影響）何でこんないい音がするのだろうか？残念ながら、今のスタインウェイには望むことは出来ないだろうか？設計もよく、材質もよければこんな音がするのだろう。仕事としてとても楽しい時間を過ごせた。今日はいい仕事ができた（自己満足）

2010年06月04日

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良い天気

昨日の話ですが・・鍵盤蓋を持ち上げてみて午前中のピアノは重い。午後のピアノは軽い。午前中は国産のＵＰ午後はベーゼンドルファー・・当然ピアノ全体の響きに影響する、材料の違い・・鍵盤蓋を取り上げてみたが、命である響板等々の材料もしかり・・・「こんな材料では当然良い音はしないよな~~」今日は、ホント良い天気。高層マンションのお客様宅からみえる熊本。確かに山に囲まれた盆地にある街だ。湿度が高いわけだ！！

2010年05月12日

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長・短所・・

久々に自動演奏機付きピアノの調律をしました。楽器としての短所は多々有りますが、それを差し引いても余りある楽しいところ、便利なところを感じます。弾けない人も楽しめる・・きっかけとしては良い楽器ですかね・・・

2010年05月10日

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聞く耳をもとう！！

音の中には様々な音（キレイな音、キタナイ音）が必要です。それが、音色の厚みになります。薄っぺらい音色には魅力はありません。今日のピアノはどーんとシテイマシタ。

2010年05月06日

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涙が・・・

音量、音色、タッチ感、音楽を想像させる、本当に涙が出るくらい良いピアノです。演奏者に色々な想像をさせるピアノです。音量の大きい、小さいだけでは音楽は組み立てられません。多彩な音色、こんなピアノを調律できるなんて調律師冥利に尽きます！！

2010年05月04日

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個性

良いピアノでした。音はよく、響いてくれていました。しかし、仕事は雑でした。レットオフはバラバラ、打弦距離はめちゃくちゃ近い・・鍵盤の高さ、深さもめちゃくちゃ・・なぜこんな調整でこんなにいい音なんだろうと考えるくらいばらばらな調整でした。不思議でした。このピアノが持っている力はすごい！じっくり楽しむことが出来たピアノでした！！

2010年05月02日

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GWなか

午前、毎年、調律の依頼を頂いている先生の発表会の調律へ当然、ピアノはベーゼンドルファー２９０。様々な感想を頂くピアノですが、先生の生徒さん達は、脱力をして、必要以上の叩き込みをすることなく良い音色でベーゼンを弾いていただいていた。とても楽しそうに！！「ベーゼンが弾きにくいと言う意味が解らない、とても楽に音が出せますよ！！」との感想！！必要以上に力む弾き方の方達は、弾きにくいというが、まず自分の音を聴いて楽に弾いてみましょう。８分の力で１０以上の音が出るピアノですよ。普段、ガンガンと弾かないといけないピアノを弾いている弊害がありそうに思うのは私だけでしょうか・・・演奏者、技術者両方肝に・・・

2010年05月01日

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最低でも・・・

製造については特別に言うつもりもありません、製造者の真意はわかりませんので。でも、最低でも発声をしっかりして、商品として販売しませんか？確かに地声でもいい声のピアノはあります。しかし、発声方法をしっかり学んで歌うのとは違うのです！！音楽をするには少し。。音楽をバカにはしてはいけないと思うんですよね！！今日のピアノについてでした。

2010年04月02日

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潜在能力

午後、チェコ生まれのピアノ、クリマピアノの調律へ・・特別高価なピアノではない、文句をつけようと思えばいろいろある・・でも、響きはヨーロッパの響きをしっかり持っている。外装もキレイ。チェコで有名なペトロフピアノに似た響きかも・・（兄弟だ）調律していて楽しいピアノです・・久々にロングウェッジを使用しての調律でした。

2010年03月30日

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個性

ここ数日、遠方へ行ったり、先生宅のピアノを触りに行ったり・・・ほぼ毎日GPを触って感じる事ですが、やっぱり国産は国産、輸入ピアノは輸入ピアノ。当たり前の事なんですが響きが違うのです。たとえ、欧州の１流メーカー（？）のピアノでなくても良い響きが・・・たとえ、SでなくてもBでなくても、きっかけとして欧州のピアノを・・・・画像は先生宅のイルムラーピアノ（ブリュトナー製）です、良い響きしています。少し調整、調律は癖がありますが・・・

2010年03月24日

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様々・・・

知り合いの技術者さんからの依頼で昨日、本日と某大学のピアノの調律へ・・ピアノはコンサートピアノありUPありとなかなか面白い２日間でした。様々な個性、様々な状態・・環境の問題、使用状況・・・考えないといけないことが様々ありました・・いろんなことがあり少し疲れた日でした。

2010年03月16日

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ここまで・・きたか

ここまできたか！！と言う感じのピアノ。使用されている材料はほとんど合板！！音は・・・もうピアノとはいえない！！まだ国産のほうが１００倍良い！！

2010年03月11日

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piano

朝、諸雑務を終え、車を飛ばして少し離れたお客様宅へ・・ピアノは某メーカーのGP。このメーカーのこの時の機種だけ（作られたときのこのピアノだけ）は、ピアノと言うよりクラヴィア（piano)だと思う。このピアノはとある有名ピアニストがある時使用されて、気に入られたみたいでサインが入っている、それを縁があり譲っていただいたとの事。多少消耗したところは否めないが、響きはとても良い。もっと良くするためにいろいろと考えていきましょう！！

2010年03月06日

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熟慮

色々なことを考えさせてくれるピアノです。私がした仕事に対しての反応。上手くできていれば良い音で、それなりならばそれなりに。生の楽器は全てに対して素直に反応してくれます。大変楽しい仕事の相手です。

2010年03月01日

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変化・・

朝から、某多目的ホールへ発表会の調律へ・・少人数だけれど楽しい発表会を・・の趣旨の通りに生徒さん、先生、先生のお友達の楽しい発表会でした。音楽を楽しんでいただける風景を見れて幸せでした。ところで・・朝からホールに行き、調律を始める準備の段階でピアノを少し弾いてみて・・あれ？タッチがもたつく・・重たい・・通常の発表会の調律にいただける時間内では調整できない部分の変化、これは年一回の保守の段階で調整していただいとかないと・・・保守が入っていないのだろうか？

2010年02月28日

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資質

触るのが楽しい！！手をかけてやると確実によくなる！！自分がした仕事が的確に反映する！！等々・・・良い資質を持ったピアノは楽しい仕事の相手です！！昨日、一昨日とそんなピアノをまたまた触ることができた！！楽しい仕事を有難う！！

2010年02月26日

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変わるべきもの、変ってはいけないもの

午前にお伺いしたお客さまのピアノ古くても響きの良いピアノの調律は楽しい！！変ってはいけないところ、変わらなければいけないところの区別をしてピアノを作ってあった時代のピアノであるように感じる。見栄えではない、響きだ！！今の国産ピアノに期待してはいけないのだろうか？間隔が少しおかしい・・さー調整から始めます！！

2010年02月23日

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響き

「GPとしてとても大事な部分を止音してある。雑音を嫌うか、我慢して響きを取るか。演奏者の判断に任せるしかないか。自分自身の主張を追及すると・・」と考えさせられたピアノとであった。ピアノを見て３分間の葛藤でした。雑音の原因となる３弦の再調整、フレームと弦の接点の調整・・・納得できるくらいまでは作業ができた・・取り外し完了！！

2010年02月22日

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ファイリング

午前、大切な用事を終え、午後から先生宅へ・・ピアノは２０年程度経過したC3です。まず最初にピアノを弾いて気になったのは、ハンマーの形状の変化（打弦点が打弦面になっていた）からくる音色の変化。今回はまず、ファイリング（３弦にきちんと当たるように）から初め微調整、調律を実施。時間が制限されての仕事としては満足できることができたように思う。次回お伺いして、気になる部分を見つけなければ・・・

2010年02月19日

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過去・未来

朝早くに自宅を出発、半年に一度のベーゼンドルファー（１９２３年製）の調律に先生宅へ半年前に自宅、ホール（１００人収容）を作られ、それにあわせてピアノもホールへ移動。ホールの響きは留学されていたウィーンの響きに近づけるために内装、天井の高さもよく考えてあり、大変素晴らしい響きで、ピアノの繊細な表現がわかりやすい。半年前のコンサート時より良くなっていたように感じた。ピアノも設置場所が変わったことで変化が気になっていたが、ほとんど変化も無く一安心。これからの企画が楽しみです！！

2010年02月16日

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伝統

今日お伺いしたベーゼンドルファー（１９２３年製）のアクション。今は無いフレミング社（旧東ドイツ、ライプッイヒ）のアクションです。なかなか良い、伝統を感じます。

2010年02月16日

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血統

数日続いていますが、今日も朝からペトロフピアノの調律へ・・お客様宅の環境がよく、雨が降っても湿度５０%を越えない当然のように状態もよく一安心。こんな環境では調整も安定してバランスが良い！！調律の狂いと音色のばらつきを修正して完了！！午後からは、現在のディアパソンとは違う（？）ディアパソンの調律へ・・血統なのだろう、おかれている場所（和室）はデッドであるが良く響く！！ペダルを使用したときの響きの重なり具合がキレイ！！今のディアパソンでは出ない音。個性があり良いピアノだと思います！！調律をして、微調整、微整音をして完了！！こんなピアノは長く維持していければと願うばかりです！！

2010年02月15日

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様々

午前、少し前のペトロフピアノの調律へ・・アクションはチェコ製・・少しだけもたつく感じ音色もチェコ製・・・・完全にヨーロッパの音色マイナス点を差し引いても魅力的な音色を響かせてくれます。ご家族、皆さんが音楽好きで、音楽の話と美味しい昼ごはんをご馳走になり、感謝、感謝。午後、知り合いの方からの依頼でその方のお友達宅へ中古ピアノを購入されたが少し気になるところが有ると言うことでピアノを見にお伺いしてきました。あくまで私の感想ですが、外装は大変きれいにして有りましたが音的な問題がありました。これは、弦の張替え時の問題。（張り替えてあるだけまだ良いかもしれないが）張り替えるときに弦がねじれて張られてあり、１本唸りが沢山ありすぎ和音等に影響あり。これは弦の消費量をおさえる事、効率を上げるために急いだことと張ったときの音色の確認が疎かであったことが原因であるように感じた。弦を多少無駄にしてもちゃんと張ればこんな事はない！！せっかくの張替えが無駄になっていたように感じた。理由と対処方法を説明し、後日、期日を決めて張替えにお伺いする約束をし、バレンタインのチョコレートをご馳走になり帰宅。なんとなく残念な気持ちを感じた仕事でした。

2010年02月14日

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音、響、色、個性

今日もペトロフピアノの調律をしてきました・・半年前に購入いただき、気になるところに手を入れ、納入させていただいたピアノです。今回お伺いして、調整面の狂いはほとんどなく、調律の変化を（通常の変化）直して、気になる音色のムラを修正。音色も、響きも、国産ピアノにない個性を持ち、叩く演奏を拒み、ヨーロッパの音色を響かせてくれます。まだまだ本来の鳴りではありませんが、今の状態でも十分すぎるくらいに鳴っています。これから先の成長が楽しみなピアノです。

2010年02月10日

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重要なこと・・

今日は、さいたま市から移動されてきたペトロフピアノのグランドの調律へ隣の県へ行ってきました。調律は、移動による狂い程度、通常の作業で完了！！ただ、音だしをして感じた、響きの問題・・これは、鍵盤とダンパー（止音器）の関係の狂いによるものと感じダンパー関係、その他を調整！！タッチ、音色、響きが別物のように変わった。また、調整することによりそれまで気づきにくかった音色のムラを整音して完了！！ピアノにとっては無駄な作業は無く、全てに重要！！昨日、今日とダンパー関係の作業をする機会が有りました！！感謝、感謝！！作りで多少雑なところはありますが、ペトロフピアノの音色はなかなかいいですよ！！

2010年02月09日

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甘くない～～

数日前に・・「少しピアノを見ていただけませんか？」の連絡を頂いたお宅へ・・ピアノは輸入有名メーカーのGP。その筋では最高の技術研修を完了されていると言う方が見てられた。流石に、一般的に言う、ちゃんとした調整、調律をされていた、が、なんとなく違和感を感じた。「そうだ、昨年、福岡で聞いたコンサートのときに感じたピアノの音だ！」と記憶がよみがえった。上手くはいえないが、私の好みの問題なのかも知れませんが、なんとなくつまらない音、バランスが変な感じ・・数値では問題はない、でも、感覚的な問題なのだろう・・演奏者と同じ感覚を持ち、日を改めて時間を作っていただく約束で帰宅。ピアノの音については・・数値で図れない、甘くはない（たい焼きみたいに・・笑）午後、遅くから、お伺いしたお客様ほとんど使用していないとの事で２年おきにお伺いしています。調律後の音を聞き、「これだけ違うのですね！！」と言うことで「やっぱり毎年来てください！」ありがたいお言葉です。よろしくお願いいたします！！

2010年02月02日

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枯れた音・・

年数的には古いピアノです。ただ、ピアノの販売金額を考えるとハンマーフェルトの質など、使用されている部品の材質は良い時代だったのでしょう。音に影響する細部まで手が入っています！！今でも本体は響いてくれます！！枯れた音が出ます！！こうゆうピアノが作れていたのだから・・・（チューニングハンマーの刺しっぱなしは良くないですね～～）

2010年02月01日

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matching2

昨日の話の続きみたいになりましたが・・今日お伺いしたGPは数年前にハンマー交換したピアノでした。小さいサイズのピアノですが、今の同じサイズとは違い、ボディが良く響いています。（響板関係にも少し手を加えていますが・・）ハンマーをドイツ製の部品に変え、シャンクも同メーカーの物に。針刺し方法は国産の針刺し方法でなく、硬いハンマーにじっくりクッションを作っていく方法で音作りをしました。調律時に少し手を加えることで音色の幅、持ち方は数年経っても持続しています。同じメーカーでも少しの方法でよくなるのに・・・

2010年01月25日

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福岡へ・・

午前、早めに出発して福岡へ・・５年前に購入いただいたブリュトナーピアノ（UP）の調律に。毎回思うことなのですが、確かに良い！！良いピアノに共通することですが、「多少狂っても響きが豊かである。」ベーゼンドルファーにも感じる、ファッイオリにも感じた、スタインウェイ、ベヒシュタインにも感じた。これが良いピアノのいいピアノたる所以なのだろう！！調整、調律、整音を実施して、試弾していただき完了！！午後、知り合いの技術者K氏と待ち合わせをして、ヤマハのショールームへ！！ベーゼンドルファーの親会社として、ベーゼンドルファーを展示されたとの情報を頂きショールームへ見学に・・３モデルを展示してあり、当然のごとく新しくまだまだ響いてはいなかったがヤマハのピアノの中でもちゃんとベーゼンの個性を発揮していたように感じた。ただ、管理をしていらっしゃる技術者さんも、あの環境の変化に対応して調整される苦労は並大抵ではないだろう、今日も調律をしていらっしゃいました。また、初めてヤマハのXAシリーズを触ってきましたが、予想外に良かった感触を受けてきました。ならないとか、こもっているとかの批判を聴いていたが・・・ノーマルのC型と比べると・・・・良い！！（私の個人的意見ですが・・・）画像はブリュトナー・・

2010年01月23日

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温度、湿度の管理・・調律

毎年のことですが、この時期の温度、湿度の管理には手を焼く。乾燥しすぎも良くない、温度が低すぎても良くない。温度、湿度の急激な変化でピアノはびっくりするほど変化する。一定に温度、湿度を管理するのと調律師にお金をかけるのとどちらを選ぶか？必要なのは両方なのですが・・・

2010年01月22日

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出張後記・・３

１９日は千葉県へ・・ピアノはグロトリアンとカワイ・・グロトリアンのピアノは修理をしたり、移動をしたりと長いお付き合いになります。大変ピアノのことをご存知の先生で、仕事に対する的確な意見は大変参考になります。カワイのピアノは、先生の生徒さん宅のピアので今回が２回目。年数的な問題があり音色の変化に対応できなくなってきていますのでハンマーフェルト交換をする予定です。今回も昼ごはんをご馳走になり、仕事を終え、毎回のごとく駅まで送っていただき帰宅の途へ・・・次回はもっと余裕を持ってお伺いします！！今回も楽しいピアノと出会えたことに感謝、感謝！！画像は浅草寺の塔です。

2010年01月21日

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整音・・その後

今日は朝早くから高速を飛ばして・・・午前、先生のお宅へGPの調律へ。調律自体の狂いは少なく時間的に早めに完了！！気になっていた音色のバランス（よく弾かれる事でのアンバランス）を修正ファイリング、針刺し、硬化剤の塗布等方法は様々ありますが、基本的にはファイリング、針刺しで修正できない部分に硬化剤・・完了後、試弾していただきOK！！順番を間違うと痛い目（部品に対する悪影響）にあいますので繊細に！！午後からは、先生の生徒さん宅へ・・ピアノはDのUP。なかなか良いバランスでなってくれていました、前回お伺いしたときに、全体的な調整をした結果が良い方向に出ていたように思い一安心でした！！画像は木材の貯木海・・木の匂いと海の匂いが・・良い感じでした！！明日から3日間遠～～い所へ出張です！！

2010年01月16日

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L型・・

Y社の小型のピアノL型（30年以上前の）。小さくてもバランスよく響いてくれて好きなピアノの1台です。お客様である病院の食事室においてあり、年に1度の調律にお伺いしています。沢山の方に弾いてもらえて幸せなピアノかもしれません、ただ、乾燥が少し気になり・・女性で言うと肌がかさかさ気味でした。明日は早めに出かけます・・・

2010年01月15日

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久々・・・

久しぶりの書き込みになりました・・８日は毎年お伺いさせていただいているお客様宅へ・・この不景気の中でも、「使用していませんが、ピアノを良い状態で維持して孫のために！！」というありがたいお言葉。ピアノを永く、良い状態で使用するには調律は絶対必要ですよね！！９、１０日と九州を離れて、山口県下関へ・・寒かった～～画像は関門海峡大橋。流石に遠い！！11日は地元のお客様宅へ・・なんとなく曇天で寒かったですが、お客さまの心遣いに感謝感謝！！本日は・・お客様宅へ・・・中古を数年前に購入頂いたピアノです。納品前に、ボディが良く響き、響板の上下振動がよく鳴るように手を加え、ハンマーも交換した改良ピアノです。結果、音量（低音～高音のバランスもよく）、音色が数段UPしています。多少自己満足かもしれませんが、演奏者にも喜んでいただいています！！なんとなく緩やかな、今年のスタートです！！

2010年01月12日

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基音・基本

ピアノには、大まかにわけて2タイプの音を持ったピアノがあると思います。1つは、基音の響きの中に倍音の響きを持ったピアノ。もう1つは逆に、倍音の中に基音の響きを持ったピアノ。この違いは大きい！！和音の響きが違う！低音の上に高音の響きの乗り方が違う！！遠鳴りをする、しないの差がある！！つやが違う！！決して国産のピアノだから悪いことは無い、今日お伺いしたお客様の古いピアノ、基音が響いていました！！最近のピアノはどんなだろう？

2010年01月07日

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下準備

幕の内は早めに仕事を終えます。と言うことで・・時間が有るうちに様々な下準備を・・例えば・・画像のペーパーパンチング。各メーカーにより使用紙が異なります。つまり音が違うのです。できるだけそのメーカーが指定する紙を使用して調整します。ヤマハはヤマハの、ベーゼンはベーゼンの、スタインウェイは・・FAZIOLIは・・・適切な純正部品を使用しています。

2010年01月06日

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仕事始め

毎年の仕事始めはベーゼンドルファーの調律。昨年もそうだった！！ベーゼンドルファーの純粋な音を身体にしみこませながら・・・！！

2010年01月04日

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個性

今日は日曜日ですが、ありがたいことに仕事に出かけていました！！午前、K県立劇場へ大学の演奏会（スイングバンド）のためにY社のコンサートピアノの調律へ・・ピアノはそれなりの年数が経ち、枯れた音がして、Y社の個性を感じることができるピアノです。学生達の一生懸命さを感じることができ、私自身の学生時代も同じようなことをしていたよな～と感慨深かった！！午後は毎年お伺いさせていただいているお客様宅へ・・京都の町家を感じさせる、土間がある個性的なお宅でとても良い雰囲気です！！ただ住んでいる方たちには「多少寒さを感じる・・」との事で、年々改築されるお宅が多いことには少し残念との事。ピアノは特別な問題もなく、来年もよろしくの言葉を頂き帰宅。年末になり車も多くなり「ぼ～っと」しないように安全運転を！！

2009年12月27日

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生かすも殺すも・・

今日は体調不良で休日です！！昨日の話ですが・・ピアノはK社のGP・・ピアノ本体の鳴りはよく弾いてみて思いましたが・・・昨日の話ではないが、調律がつまり気味、響きが無く、硬い音。それがハンマーフェルトの問題ではないかと勘違いされていてハンマーには、パンクするぞと思うくらい針が入っていた！！結果、ピアニシモがぼけ、フォルテが詰まる（言い方によると、これを割れないと言う技術者もいるかも）。これじゃ、演奏者が言うように表情がつきにくい！！一昔前の整音方法ではないだろうか？これじゃピアノは「たまったもんでは有りません」と言っている様だった！！夕方から背中が痛くなり・・・ダウン！！

2009年12月20日

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雑音処理

午前中、車を飛ばしてY市へ・・・長い付き合いをさせていただいている先生宅へ市内の自宅にはベーゼンドルファーのGP、Y市にはY社のグランドピアノ２台をお持ちで管理をさせていただいています。今回気になった点は、雑音！！フレームを鳴らす設計のピアノにとっては避けられない問題（？）良くある次高音部の雑音です。基音が大きく響くピアノであれば、基音の中に隠れてしまい目立たないのですが倍音が大きいY社のピアノではどうしてもめだってしまいます。少しだけハンマーに手をくわえ、バランスを壊さないように完了！！２台のグランドピアノを弄繰り回すには相当の体力を使います！！１日に何台も調律できる方がうらやましい！！

2009年12月16日

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部品の適合

午後からの仕事で、２０年来のお客様宅へ・・あの小さかったお嬢さんももうすぐお母さんに、変わらないお付き合いをさせていただいていることに感謝、感謝！！ピアノは問題もなく、帰りにたこ焼きを頂き帰宅！！午前中・・・知り合いの技術者さんからブリュートナーピアノについての質問がありその件についての内容ですが・・「中古ピアノを見つけたが、外装等はキレイであったが、アクション部の修理について」であった。判りやすいようにハンマーについて取り上げてみましたが、画像の上は通常のレンナー製でY用のハンマー、下記はブリュートナー用のハンマー・・画像ではわかりづらいのですが、ブリュートナー用のハンマーは独特で、カットの仕方が通常とは異なり斜めにカットしてある。つまり、ブリュートナーには専用のハンマーフェルと以外をはめると、多々支障が出やすい。それなりの台数のブリュートナーピアノを見させていただきましたが、結構いい加減な修理をされたピアノを輸入されているお店を見かけました。購入時には、外装等の見た目にとらわれず、よくよく内容をご確認を！！

2009年12月15日

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ハンマー交換その後

新規にお伺いさせていただいたお客様のピアノ１４年くらいのブランクがあり、半音近く音程が下がっていた。早速、鍵盤関係、アクション関係の作業を開始し調律へ・・一気に音程を上げて下げる作業をすると、確かに仕事が速いが、音色、音律に不安定さを残す。時間が多少かかろうが、ピアノに対する影響を少なくするための方法で仕事を実施。調律、調整で取れない音色のムラを整音の作業で終了出来上がった音は・・・なかなかのものではないかな～と自己満足。夕方、半年前にハンマー交換したお客様宅へ、状況確認へ・・ピアノはY社のUX、ハンマーフェルトは、ベヒシュタイン用の肉厚、大き目のハンマーに交換。「音色の深み、タッチ感が１ランク以上上がったように感じる」とのお客様の感想特別の問題もなく・・帰宅！！第一整音をちゃんとすると音色の持ちも長くなります、国産のピアノに望むところでもあります！！

2009年12月14日

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これも愛情？

午前中、半年に一度お伺いさせていただいているお客様宅へ・・ピアノはブルンネンピアノ。某メーカーで、ドイツ製の部品を使用して組み立てられたピアノ。確かに！そのメーカーで作られている通常のブランドとは異なる響きで、なかなか良いバランスで響いてくれています。お客様の管理もよく、大変扱い易いピアノです。今回は、調律は安定していましたので、調整、整音を重点にバランスをとり完了！！前回も使用したこのハンマーとの相性が良かったのでしょう！！オーケストラでヴァイオリンも弾かれているお客様に指弾していただき、OK・・色々な会話とコーヒーを頂き帰宅！！。午後は急用で他県へ。なんとも納得できない内容で・・・・書くのは止めときます！！

2009年12月13日

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虫害

数年のブランク後にお伺いしたお客様。鍵盤蓋を取り外し、虫害発見！！いつ虫に食われたかは判断できないが、住宅事情の変化、温暖化の問題も・・・ところで・・様々なピアノを触る機会を頂いているが、製作理念を感じないピアノが多くなってきたように感じています。ピアノの形だけのピアノ・・楽器とは呼ぶには・・それとも私の技術不足が原因なのだろうか。

2009年12月11日

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個性

あっという間に１４年！！選定に行き選んでいただいたピアノ。間違っていなかった！！と毎回感想を頂いて、大変ありがたいです！！特別な問題はなかった！！今日はこの部分が変化していた！！ほとんど狂っていなかった！！の延長に今のピアノがあります。これからさらに長くお付き合いを頂くことを・・・

2009年12月10日

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音２

開放された音詰まって固まったような音木質の音金属的な音心地よい音気持ちをかき乱すような音全てが音であり、音楽に必要な音１台のピアノから全てを出せるような調整・・演奏者と作り上げていくしかない・・と思う。最近の悩みのもとの１つです。

2009年12月04日

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音・音楽・・

午前中のグランドより夕方の無名のメーカーのUPの響きが良かった！！開放された音と詰まってしまっていた音の差・・音・音楽は難しい！！夜に知り合いの、私が好きな音を奏でてくれる先生との話の中で聞いた文章。ピアニスト高橋悠治さんが書かれた本「作曲ノートから」より・・「音はどうしようもなく消えていく。瞬間ごとに新しい音がある。それは絶えず沈黙のなかに落ち込んでいく。だれもどうすることもできない。音楽とは、音楽がこわれていくことでもある。」まさにピアノはこんな音だな～ピアノの音の中には色々な要素が必要で、きれいだけの音はつまらない！！汚い音では音楽が成り立たない！！色々な音の組み合わせがピアノの音、難しい！！日々迷いの中に・・・（画像はいつもと違う街の風景）

2009年12月02日

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