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テーマ:児童虐待(213)
カテゴリ:児童虐待
母親(24)とその内縁の夫(24)に虐待を加えられて長女(2)が内臓破裂で死亡。
児童相談所が3回の面談を行っていたが、虐待の事実を掴めなかった。 県柏児童相談所・石井宏明所長 「何か問題があったのか、あるいは落ち度があれば、それを検証委員会の方で(調査) していただければ、今後の指導の対応にしていきたいと思っています」 <事件の詳細> 2006年7月頃 夫と別れた大竹香菜(実母)が長女美咲ちゃんと共に、吉野陽士と同棲 2006年12月11日 新宿で車に放置されていた美咲ちゃんを警察が保護 2006年12月12日 「虐待の疑い」があるとして、美咲ちゃんは柏児童相談所へ送致 通報を受けた相談所が両容疑者を呼び、事情を聴いたのに対し、吉野容疑者は『車の中で寝てしまったので毛布をかぶせておいた。仕事の合間に様子を見ていた』と釈明。美咲ちゃんが2人にまとわり付く様子も見られ、相談所側は『不自然な感じはないが、育児に不安がある』と判断した。 美咲ちゃんは頭に怪我をしていたが、2人は「台所でぶつけた」「虐待していない」と主張したため一時保護せず、美咲ちゃんを自宅へ帰した。 2006年12月14日 柏児童相談所が家庭訪問。新しいけがはなかった。 2007年1月16日 柏児童相談所が家庭訪問。美咲ちゃんの頭に新しい傷があった 「階段で転んだ」「虐待していない」と主張 2007年1月21日 美咲ちゃんは内臓破裂で死亡 ***** 2007年3月18日 朝日新聞 調べでは、女児は1月下旬、家族に市内の病院に運ばれ、約1週間後に死亡した。腹などに殴られたような跡があったことから、病院が『虐待の疑いがある』と警察に通報していた。 2007年3月21日12時2分 毎日新聞 県警松戸東署は20日、内縁の妻の長女、大竹美咲ちゃん(2)に暴行を加えて死亡させたとして、松戸市東平賀、無職、吉野陽士容疑者(24)=同日、傷害容疑で起訴=を傷害致死容疑で再逮捕した。「車の中にお菓子をこぼしたので、かっとなって殴った。12月から今年1月にかけて数回暴行した」と供述。美咲ちゃんの全身に皮下出血があることから、同署は、日常的に虐待が繰り返された可能性が高いと見ている。美咲ちゃんへの別の傷害容疑で逮捕された母親(24)は同日、処分保留で釈放された。 調べでは、吉野容疑者は1月12日午前5時頃、松戸市胡録台で信号待ちのため止まっていた乗用車内で、助手席の美咲ちゃんの腹部を拳で数回殴って小腸に穴が開く傷害を負わせ、同月21日、腹膜炎ショックによって引き起こした吐物吸引による窒息で死なせた疑い。 吉野容疑者は、母親と06年5月から交際を始め、7月頃から3人で同居していた。[倉田陶子] お気に入りの記事を「いいね!」で応援しよう
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