ついに3人とも
今日は月曜日。早起きの次男と三男は、朝ごはんを済ませた後、ゆったりとした時間を過ごして、集団登校の集合場所に向かった。そして登校。・・・と思ったら三男が帰ってきた。忘れ物したな。何忘れたの~?と尋ねたら、工作の材料だと言う。ああそう言えば、数日前に毛糸に針金・・・と材料集めをしていた。でも、それをどこに置いてある?三男にも置いてある場所がわからない。ないないない。登校班の子達には先に行ってもらった。ああ、間に合わなかった。末っ子で要領よくやってきて、叱られることが一番の「悪」である三男にとって、材料忘れプラス遅刻というのは耐え難いことであった。座り込んで、「もう学校行きたくない」と言うと、大粒の涙がボロボロボローッとこぼれ落ちた。これくらいことで泣いててどうすんだ!と思わないでもないが、三男の気持ちもよくわかる。わたしは毛糸を探し、じいちゃんはもう一度針金を切ってくれた。義父母と私で、「遅れたから行きたくない」という三男をなだめすかし、じいちゃんが校門まで一緒に行ってくれることになった。だが、途中で立ち止まって、「やっぱり行かない」とか何とか言ってる様子の三男。こらあかん。かあちゃんの出番だね。突っ掛けをはいて走っていって、じいちゃんとタッチ交代。「行きたくない」という三男に、「学校はな、行きたいから行くとこちゃうんや、行かなあかんから行くんやでえ!」と大声で言いながら、問答無用で手首をつかんでぐいぐい引っ張る。信号のところで旗振りをしてくれている人たちも、大丈夫と声をかけてくれる。校門が近づくと、校長先生と推定6年生女子が校門で登校する子どもたちを待っている。三男は「手を離して・・・」と言うと、自分から私と手をつなぎ(それまでは私が三男の手首をつかんでいた)、校門の前まで行った。校長先生が事情を聞いて、「お母さん、昇降口まで一緒に行ってもらえますか」とおっしゃるので、一緒に校門をくぐった。すると三男は、「お母さん、何で来るの」と突然生意気な口をきいて、一人で歩いていった。いやあ、とうとう、3人とも、朝学校に行きたくないとごねる経験をしてしまった。それでも、下へ行くほどラクだった。長男はごねまくって10時ごろ登校したし、次男は一度は校長先生が道の真ん中まで来てくれはったし、一度は担任の先生が家まで迎えに来てくれた(遅刻はしなかった)。三男はなんだかんだ言って、先生の力を借りずに時間までに一人で学校へ行ったよ。あろ3人ぐらい産んだら、ごねへん子供が出てくるんやろか。試す気はさらさらないけど。