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午後は長男の希望で、市民会館で上映される映画「はやぶさ」を見に行った。家族全員で行きたいところだったが、次男は塾でテストの日だったので、次男以外の4人で見た。これからこういうことが増えていくんだろうなあ。 ご存知の人も多いと思うけど、はやぶさの映画は3本製作された。これはそのうち、一番早く公開されたもので、竹内結子が主演してるもの。ほかに西田敏行や佐野史郎などが出演している。 これがよかった!! びっくりするほどよかった。多分事実に基づいてるんだろう、いろんなエピソードも泣けたし、あちこちにはさまっている、細かい笑える部分もよかった。 もうDVDも出てる作品なんで、内容も書きます。読みたくない人はここで止めてね。 知らなかったんだけど、ロケットを打ち上げる日って、漁師さんに漁に出ないようにお願いしないといけないらしい(破片が落ちてきて当たるかもしれないかららしい)。はやぶさは(予定の日以外の)イレギュラーな日に打ち上げることになったので、チームの渉外担当者が関係する漁協にお願いに回る。その漁協が5つある。 各漁協ごとに、説明してお願いして、酒を飲んで飲んで飲んでまだ飲んで、も一つ飲んで最後に飲んで、もう一回飲んで・・・(これを5回繰り返す)。ロケットの打ち上げには肝臓の強さも必要なんだと知った。映画を見てるだけでこちらのアタマが下がる思いだった。 文部科学省の担当役人にも頭を下げる。何が何でも予算をもらわないといけないので、とにかく下げる。担当者も鬼ではないので、何とかしたいけど、途絶した通信が回復する可能性は?それまでかかる期間は?と尋ねたら、「一年・・・か(もしかしたらもうちょっとっていうか、永遠に無理かもしれないけど)」と言われてしまい、思わず引きつり笑いをしてしまう。お役人さんの気持ちもよくわかる。 もうほんとにダメだ、はやぶさは帰ってこられないと皆が絶望しかかったとき、最後に動く、カプセル回収班が回収の練習を始める。このシーンもほんとよかった。 監督がTRICKの堤幸彦さんだからだと思うけど、生瀬勝久が、ヒッピーの教祖みたいな格好したはやぶさオタクの役で出てくる。 打ち上げのとき、通信途絶のときなど、いろんなときにチラッと出てきて、部屋でパソコンを開けて「はやぶさ頑張れ!」と応援してる。このオタクが、いよいよはやぶさが地球に戻ってくるとき、背広着てパソコンを見つめてて、「俺も明日行く、ハローワーク行く」と言ってるのが、笑えたけどよかった。はやぶさに勇気づけられるって、具体的にはこういうことなんやんなあ。 いやあよかったです。お正月にでもTUTAYAでDVD借りて見てみて! ちなみに夫は、はやぶさの映画が3本も作られていたことを知らなかったそうで、「おかしいなあ、確かCMでは渡辺謙が出てたような気がしたけど・・・出てへんかったよなあ、渡辺謙。あれ(佐野史郎)渡辺謙と違うよなあ、絶対・・・」と言っていた。 うん、ちがいます。佐野史郎と渡辺謙、似てないよね。付け加えると、プロジェクトのリーダーの川口さん役を演じた佐野史郎さん、この映画ではすごく抑えた演技でした。途中まで、この人が、あの記者会見してた川口さんの役だとは気がつかなかったくらいでした。でも、他の探査衛星がうまくいかなくて、周回軌道をはずれるコマンドを打ち込む決定をした時の背中なんか、すごくよかったです。 お気に入りの記事を「いいね!」で応援しよう
Last updated
2012年11月20日 10時40分35秒
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