テーマ:大学入学(11)
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最近、季節のせいか心の持ち方が変わったのか、ええことばっかり起こるや~んとポジティブ思考のおさかなの母。三男が塾をやめたことも、次男の学年末試験の実技科目が、学年で下から30番目くらい(全部で240人)なのも、お金がかからなくなってラッキー、今のうちに(内申は2年生から)痛い思いしてラッキー、とほんっとポジティブである。 そんな、頭に春がやってきてるおさかなの母だが、ひとつだけムッとすることがある。それは何人かの知り合いのセリフ。 長男の合格のお祝いのメッセージをあちこちから頂き、それは本当にありがたいことなんやけど、受験にかかった費用を聞いて、「へ~、すごいね、お金あるんだね、そんなに受けさせてあげられるのがすごいわ」と言われることが何回かあった。これがひっかかる。 ええかかりましたよ。受験料だけで30万くらいかかりましたよ。びっくりしましたよ。でもそれは、うちにドブに捨てるほどお金があるから、「いいのよ長男ちゃん、いくらでも受けなさい、おカネならいっくらでもあるんだから。ほら、ここもあそこも受ければ?」何ぞと言って受けさせたわけでは断じてない。受けなしゃあないから出したんや。もっと言うなら、受けたけど落ちたから、もっと受けなしゃあないから出したんや。 リンクしてるももみやさんと脱力主婦さんのところも同じ受験生やったけど、宿泊しての受験もあったから、もっともっとかかってると思う。でもそれだって、「お金が有り余ってるから」したわけではない(と思う)。 どこんちだって、多分ほとんどの家庭が、なんでこんなにかかるの?とひいひい言いながら、でも子供の夢や希望をできるだけかなえてやりたいと思うから、無理をしてでも出してると思う。 我が家の場合、今回の受験料はすべて、長男の口座から出した。これは長男が生まれた時の出産祝から小中高の入学祝、お年玉(一部だけど)やら誕生祝でもらったお金、それにまだ子供が長男だけで家計に余裕があった時に、私が長男名義でためてたお金だ。奴が生まれて18年、一生懸命ためてきたお金なんや。 30過ぎてから子供ができて、家も買ったから、住宅ローンをず~っとのんびり払ってたら、20年くらいしたら、絶対お金が足らんようになるってわかってた。だから毎月のローンの支払額をかなり多くして、そのうえ節約してお金ためて繰り上げ返済を毎年した。2年ほど川崎で暮らしたときは、ローンとアパートの家賃と長男の私立幼稚園のお金(川崎に公立幼稚園はほとんどない)が重なって、どうしようと思ったけど、まさに歯を食いしばって頑張って支払してきた(さすがに繰り上げ返済はできなかったけど)。 それがあったから今がある。上記のセリフには、言外に「あんた働いてないのに」っていうニュアンスが多分にあると私には感じられた。その通り私は働いてない。だからお金を貯めるために節約したよ。一人目の子にも関わらず服はほぼ全ておさがり、おもちゃはフリマ、旅行は格安の会社の施設、遊びに行くのもお金のかからない市のイベント、そうやって一生懸命ためてきた大事な大事なお金なんや。それを「へ~お金あるんだ」などと気安く言ってほしくない。 大体、私に言わせりゃ「へ~お金あるんだ~」などと気安く言ってる知り合いだって、子供が小さい頃にびっくりするほどたくさんの習い事させてたり、いろんな旅行や体験させてたり、家庭教師に来てもらってたり何年も個別塾にやってたり、子供二人私立大学に、学費全額親持ちでやってたり、それぞれ子供にお金をかけてきてる。 一緒やん。それかって、お金が腐るほどあるから、ドブに捨てるよりは子供に使った方がマシだからってんで使ってたわけじゃないはず。たとえそのために家計が少々苦しくなっても、子供のために良かれと思って出したおカネのはずや。 私かって、こんなに頑張ってためたのは、ここぞというときにお金を出してあげるため。今、この勝負の時にケチっててどないすんねん(とはいえ、こんなにかかるとは思ってへんかったけどさっ)。 ・・・とまあ、ぷりぷりしてしまうのだが、ま、そこはお互い様。私も似たようなことやらかしてる可能性は大いにあるよなあ。 お気に入りの記事を「いいね!」で応援しよう
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