魚と日常と、twitter。
2023/3/31、本日をもってtwitterの世界から去ることにした。思えば短いようで長かった。最初はmixiの傍ら始めたただのアカウントが、今や魚関係を中心として2400以上のフォロワー。イベントやオフ会などを通して数多くの人たちと出会ってきた。年数は11年以上経過していた。辞める理由は色々ある。TLにあまりに暗い話題が多く嫌になってしまったこと。自分がモラトリアムなどうしようもない人間に成り下がり、ちゃんと仕事をしたり生活をしたりしている人たちを妬み嫉むようになってしまったこと。そんな自信のない自分が発信してもしょうもないと思ってしまったこと。3カ月~半年ほどの休止期間が3回以上になり、頻度も高くなってきたこと。などなど。つまるところ「人生充実してtwitterにいる必要がなくなった」という典型的なパターンの正反対の理由だ。最近は一人でいることが多く、気持ちが落ち着かなかったり、人とうまくしゃべれなくなってきたりしている。日常的に会話らしい会話をする人は5人もいない。家族ともあまり話さない。というか話せない。そういう人にさえ、自分が悩んでいることや辛いことは話せない。誰かに頼らないと生きていけないくせに、自分の世界から抜け出せなくなった。考えるのもバカバカしいように思えるが。自分なりのけじめ、そして戻ったとしてもしばらくすればまた同じことの繰り返しになる。だからいなくなることにした。こんなネガティブな理由で辞めることになっている馬鹿な自分に、フォロワー陣は優しい言葉を投げかけてくれる。もうわからない…。それはそれとして。今日は最後だから、思い出巡りに出かけた。3年ほど前におさらばしたあの海へ。今思えばあそこはかなりの魚と出会えた場所、そしてお世話になった人たち、twitterとも関わりの深い海だった。大学時代の仲間ともよく通った。法的な規制ではなく各団体からの要請ではあるものの、個人的な倫理観として今まで通りにはほぼできないと判断し行くのを辞めた。何も言わず縁を切ってしまった。だから、この節目にちゃんと言葉と気持ちを投げかけようと思った。相変わらずの街と海がそこにはあった。魚たちは賑やかに泳ぎ回り、タイドプールでは親子連れが磯遊びをしたり釣りをしたりしている。いつものセブンイレブンには廃番になったと思われたあの酒が復活していた。半島の先端を巡り喫茶店で一息ついて、戻ってきた後海岸で独り酒を飲んだ。たくさんの思い出が蘇ったようだ。実に色々なことがあった。その思い出たちにも区切りをつけるんだ。頭を下げ感謝した。自分の人生において間違いなく重要な場所。本当にありがとう。そして、さようなら。今はまだ夢を見ているようだ。できれば醒めぬ夢に永遠に囚われていたい。魚と人とtwitter、それぞれが紡いだ世界に別れを告げる。もう戻れない。刻が来れば私はいなくなる。しかし。しかしながら。私がここにいたこと、ここにいた人たちのことを心のどこかにしまっておこう。いつか息絶えるその日まで。魚と日常は続いていく。ISSCY/pardalis 2023.3.31