Burning Red

2006/07/01(土)20:48

麻耶雄高とDMCとクトゥルー。

ミステリ(21)

なんか、こうして並べてみると殆ど共通点がないけど、一応本日の購入物ということで簡単な感想なぞを。 ・「まほろ市の殺人 秋 闇雲A子と憂鬱刑事」 麻耶雄嵩 後味悪りぃ!! とはいえ麻耶タンの作品に期待しているのは、こういう不愉快…不可解さであることも間違いなく。そういう意味では滅茶苦茶期待通りな一作。薄いから一時間強もあればすぐ読めるしね。 一見マトモそうで実は誰よりも「マトモ」ではない語り手・憂鬱刑事と、一見エキセントリックでその実結構「普通」な闇雲A子のやり取りは(キャラ萌え的な意味ではないけど〉面白かった。 冒頭の童話の意味がいまいち分からないんだけど…? ・「デトロイト・メタル・シティ」  若杉公徳 各所で話題のDMC(この略称だけを見て「悪魔を泣かす」赤い人(シャアにあらず)のゲームの漫画だと思ってたのは私だけではないはずだ)だけど、どんな漫画かと思ってたらギャグ漫画だったのね…「なりたい自分」と「実際の自分」とのギャップ、目指す方向を向いてくれない才能と、この辺だけならシリアスっぽく取れなくもないけど、アレでコレでソレな内容ゆえに、主人公が悲惨な目に会えば会うほど読者は笑えてしまう鬼仕様。 …結構好きかも。 ・「ハスタール」 伏見健二 ま、タイトルどおりのクトゥルー物…なんだろうけど、かなり激しく積読になってしまいそうな予感。 …なんでかなぁ。最近「いかにもラノベ!」ってなパッケージングの作品が苦手になってきてる。そのくせ(惰性も少々あるとはいえ)マリみての新刊なんかはちゃんとチェックしてるし…あーあ、言行不一致。

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