日本酒バー開店日記

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  花巴純米うすにごり

  花巴　弓絃葉（ゆづりは）うすにごり純米無濾過生原酒（奈良県、御芳野商店）いにしへに　恋ふる鳥かも　弓絃葉（ゆづるは）の　御井の上より　鳴き渡り行く万葉集で弓削皇子から額田王に送られた歌です。この弓絃葉の井戸から名前を取ったこのお酒。花巴さんにはその弓絃葉の井戸ではないかという、いわれのある井戸があるからなのです。弓絃葉の名前を冠したこのお酒、うすにごりの純米無濾過生原酒ですが、見た目のオリの多さとは裏腹にやさしい味わいです。もちろん、花巴特有の酸の強さと濃厚なうまみが強く感じられるのですが、それもあまり攻撃的ではなく、むしろやさしく包み込んでくれるような感じなのです。燗にすると、フワッとしたその感覚は一層あたたかみを増します。額田王を気遣った弓削皇子のやさしさを想起させるようです。太古のロマンに思いを馳せながら呑むというのもまたいいもんです。

  2009.03.06

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• 京都シティーハーフマラソン三日前

  目前に迫った京都シティーハーフマラソン。数日前、その参加要項が届きました。ゼッケンは前日、前々日の受付で渡されるようです。これが届くと、いよいよだなあという気になります。案内書の中には当日のこまごました指示も書かれているのですが、スタート誘導図というのを見てある疑念が。平安神宮の前、二条通を少し上がった所がスタート地点。そこからゼッケン順に並ぶわけですが、若い番号は招待選手・有力選手。これはもちろん先頭のAブロックです。そこからは申し込み時のベストタイム順になるわけですが、一番最後の数字が9800番。これがHブロックで、私は7110番なのでGブロック。Gブロックの場所を見て見ると、スタート地点から平安神宮を折れて野球場の端っこの方。これは結構な距離です。下手をすると、スタート時で10分以上かかるのでは？そんな疑念が頭をよぎりました。第一関門の5キロ地点の足切りタイムは37分。コース試走時の第一関門通過タイムが29分。信号待ちがあるとはいえ、このタイムだとスタート時で10分かかれば終わりです。ああ、完走どころか第一関門突破すら危うくなってきた。実際、どれくらいかかるのかは当日になってみないと分かりません。心配になってきたなあ。レース当日まであと三日。この三日間は軽い調整だけで、疲労を取るのを第一に考えて過ごすつもりです。コンディションを整えて、最高のパフォーマンスができるよう努めますが、応援に来てくれる皆さん、第一関門でリタイヤしたらごめんなさいm(_ _)m

  2009.03.05

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  神代からの酒にごり生

  神代からの酒　山廃純米生にごり（福島県、家満寿美合資会社）この時期の新入荷はやはり生のにごりが多く、この神代からの酒の新酒もその例外ではありません。栓には噴きこぼれ防止用の穴が開いている、ということはちょっぴりシュワシュワ系なのかな？と呑む前から期待してしまいます。このお酒だけに限りませんが、ある程度以上オリがからんでいるお酒には、共通した米の甘みに由来してるのかな？というふくよかな甘みを含んだ香がします。その香は嗅いでいて本当に心地良い。まだ口にしない内から期待感は高まります。そんな期待を持ちながら、一口目を口にした瞬間、香と同じ味が口の中に広がり、ホーッといううなりともため息ともとれない言葉が口をついて出てきます。ああ、うまいなあ。甘みの後に来る酸味は全体の印象を引き締めてくれ、スーッと消えていきます。燗にすると、この酸は増幅された香と甘みと一体となり、何ともやさしくふくよかなお酒と変化を遂げます。クイッと呑めてしまうけど、ゆっくりと味わいたい。そんなお酒です。

  2009.03.04

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  小左衛門山廃純米吟醸美山錦

  小左衛門　山廃純米吟醸信濃美山錦（岐阜県、中島醸造）う～ん。この味はどこかで覚えがあるなあ。口にした瞬間にそう思いました。甘みと酸味がうまい具合に混じりあっているこの感じ。なんだろう。う～ん、よく知ってるはずなんだけどなあ。と考えていて、ようやく思い出しました。ヤクルトだ！！そう、あのヤクルトの味と似ているのです。ほんのり香りがあり、アルコール感も十分。日本酒度-2ながら、うまい具合に切れていきます。しかし、舌の上に乗った時にジワーッと感じるのはヤクルトを彷彿とさせる味わいなのです。う～ん。こんなこと言うたら蔵の人に怒られるかもなあと思いつつも、やっぱりそう感じてしまうなあ。あっ、でも誤解のないように言っておくと、ヤクルトを飲んだ後のような甘しつこい感じはありませんから。燗にしてもおいしいし、いいお酒です。

  2009.03.03

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• 常きげん蔵見学その2

  その後も農口杜氏の話は続きます。が、ちょっとそれは置いといて蔵の中を見てみましょう。用事がすんで戻ってきた蔵元の案内で、我々は蔵の中を見せてもらいました。ちょうど昨日で皆造（造りがすべて終わったということ）を迎えたということで、蔵人さん達は洗いの作業に忙しそうでした。ヤブタを洗ってるところなんて初めて見ました。これはなかなか新鮮でよかったです。もう仕込みがないということで、麹室の中も見せてもらいました。常きげんの仕込みは床麹です。結構大きめですね。農口さんはずっと菊姫でやっていたせいか、この規模のくらにしては割と大きな仕込みでやるみたいですね。ある程度の量がある方が勘が働くのかな？時間があったら、その辺も尋いてみたかったですね。酵母培養室を久しぶりに見ました。そして、マイナス８５度の冷凍保存庫。この中で酵母を保管します。マイナス40～50度くらいだと、酵母が変異してしまうのだそうで、きちんと保存しようと思ったらマイナス80度は必要なのだそうです。しかし、この温度を保つとなると、電気代もバカになりませんから大変な費用です（＾＾；酵母培養室のすぐそばにある分析室では、農口さんが作業をしていました。邪魔をしないように外から遠巻きに見守るに留め、もと場へと向かいます。もとタンク等はすっかり片付けられ、今は斗瓶の貯蔵場として活用されていました。斗瓶にも色々な形がありますね。ヤブタだけなのかと思ったら、大吟醸用の佐瀬式もありました。残念ながら皆造を迎えもろみもすべて搾った後だったので、もろみはもう一本もなく、タンクの中身は搾ったお酒が貯蔵されているだけでした。蔵の中に入った時にあまり香りがしないなあと思ったら、そういうことだったんですよね。一通り蔵の中を見せてもらった後、また応接室に戻って再び試飲タイム。今度は先ほど出ていなかったアイテムも増えて、トータルで10種類以上。山廃吟醸の2年もの、大吟醸の5年もの、そして本醸造の2年ものなどが出てきます。本醸造の味は山廃純米的なしっかりどっしり酸もバッチリ！なお酒かと勝手に想像していたのですが、予想に反してスルリと呑めてしまうタイプ。とはいえ水のようなサラサラタイプというわけでもなく、しっかりと味ノリしていて、でもきちんとキレて古酒っぽくなっているわけではなく、いつまででも呑み続けられそうな感じです。これで一升2,030円というのですから、普段呑むお酒としては最高ですよね。農口さんは喉にアマ(甘）が残って水やらお茶やら料理で洗い流さないといけないような酒ではなく、酸がきいて、キレがあってきれいに消えていくいつまででも呑み続けられる酒がいい酒だ、と言っていました。酸を出すにしても、別に数値を狙って出すというわけではなく、造りたいお酒のイメージがあって、酸でバランスをうまくとるというのが理想なのだそうです。酸、と一口に言っていますが、いろいろと種類があってどの酸を出していくのか、ということもまた重要なのです。何度も聞いている言葉ですが、改めてその重要性を認識しました。農口さんがこれまで世に送り出してきた杜氏は10人以上。いま、鹿野酒造には7人の蔵人がいて、近々杜氏として巣立つ予定の人もいます。蔵人さん達は農口さんを慕い、農口さんの下で酒造りを学びたいと思って集まった人ばかり。彼らに酒造りの文化は継承されていき、いいお酒は造り続けられていくでしょう。売る側の私達も気を引き締めていかなければ。気持ちも新たに蔵を後にしました。今回は緊張してしまって存分には話せなかったので、機会があれば農口さんにはもう一度(と言わず何度でも）、詳しくお話をおうかがいしたいなあと思いました。

  2009.03.02

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  常きげん蔵訪問その1

  能登四天王の一人であり、現代の名工にも選ばれている名杜氏農口さんの醸す石川の酒、常きげん。その醸造元である鹿野酒造さんにお邪魔してきました。高速バスで朝早く京都を出発。尼御前で主催者の酒屋さん達と合流。そこからタクシーで鹿野酒造さんへと向かいます。のどかな風景が続く中、15分もしないうちに到着しました。蔵の面構えはなかなか立派で歴史を感じさせるものです。明治くらいなのかな？蔵の中に入る前にグルっと周りを散策してみました。蔵の裏には山田錦の栽培田。そして、蓮如上人に由来のある井戸、白水の井戸があります。飲んでみるとほんのり甘みがあり、とてもやわらかい水です。そうこうしている内にいい時間になってきたので、蔵の中にお邪魔することに。蔵元の奥様に案内されて蔵の中にある応接室に向かう途中、農口さんが作業をしながら声をかけてくれます。「あ！」あまりに普通に作業をしているので、なんだか拍子抜けしてしまいましたが、まぎれもなくあの農口杜氏です。応接室に通されてしばらくすると、急用でしばらく戻ってこれない蔵元の代わりということで農口杜氏が現れ、どうぞ呑んでくださいと次々とお酒を並べていきます。いきなり試飲か（＾＾；なかなかないパターンですが、農口さんにお酒の事をいろいろと聞きながら、並べられたお酒をいただいていきます。さすがに農口さんを目の前にすると、緊張してしまいます。それでもお酒を口にして、感じたことを伝えている内に口の方も滑らかになってきました。農口さんからいろいろなお話を聞かせていただきました。60年のキャリアを持った人とお話をすること自体初めて。まして、それがあの農口さんです。戦後のことから日本酒の一番売れた時期。菊姫にいた頃の話。灘で丹波杜氏から山廃の教えを伝授された話。そして、若い人にお酒を飲んでほしい。日本の伝統文化である日本酒をこれからも守っていきたい、とポツポツと語る言葉には重みがありました。伝統文化である日本酒。それを守るためにも、もっと日本酒を知ってもらうためにもがんばらなければいけないな。そんな風に気が引き締まる思いがしました。

  2009.03.01

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  しやわせのいし～次々と幸運を呼び込む美紀ちゃんの不思議なお守り石～

  昨日の新聞に久しぶりにおもしろい開運グッズの広告が入っていました。「次々と幸運を呼び込む美紀ちゃんの不思議なお守り石」しやわせのいし（幸せの石）いやあ、きましたねえ（笑）まさか子どもを使ってくるとは、これは新しいパターンですよ。「あのね、美紀ちゃんね、石さんとお話できるの」「少女の手作り「お守り」」大きく見出しで書かれている通り、石とお話のできる6才の少女美紀ちゃんがその人に幸せをもたらしてくれる石を選んでくれる、というエピソードが母親の談話を交えながら細かに書かれています。ちなみに、この一家は美紀ちゃんがおねだりした宝くじで2億円が当たったのだそうです。その下にはおなじみのいかにもありそうな名前の架空の研究所、今回はISSインターナショナル能力開発センターの研究員による解説が掲載。さらに裏面には全国から寄せられた彼氏ができた、借金地獄から救われた、就職できた、宝くじが当たった等の感謝の声。そして、これまたすっかりおなじみのスタッフによる検証実験。今回はすぐに結果が分かるということで、スクラッチ式の宝くじで1等の100万円ゲットです！！札びらを手にしてスタッフさんうれしそうです（笑）ちなみに、しやわせのいしは受注後に申込者の情報を美紀ちゃんに伝え、その人に合った幸せの石を選んでブレスレットにしてくれるそうです（笑）この美紀ちゃんの能力を発見したのが母親だとして、それをこうして商材にしようと思いついたのは誰なのか？そして、母親はそれを承認したのか？という裏設定なんかを想像すると楽しいですね。それにしても、やはりこの手のものって世相を反映しているなあと思ったのが、感謝の声の中に派遣社員をしていて首になったが、しやわせのいしブレスレット届いた翌日、解雇された会社から連絡があり、派遣ではなく正社員として来てほしいと言われた、というエピソードです。商品自体、あるいはこの辺の感謝の声の内容が時代を映してるんですよね。私はこの手の広告を見るのが大好きで、雑誌の裏や中にあるものもチェックしてるんですが、切り抜いてスクラップしとけばおもしろい研究対象になったのになあ、と少し後悔しています。社会学者でやってる人いないのかなあ。いないのなら、誰かがやってくれたらおもしろそうなのに。ちなみに、ここしばらくの商品の中でのお気に入りは、紗智子砂金ですね。祖父から渡された幸運を呼ぶ砂金をペンダントだか、何かに入れて分けてくれるというものなんですが、寓話めいたエピソードにはずいぶん笑わせてもらいました。しかし、この手の開運グッズはどんな人が買ってるんでしょう。それが一番の謎です。

  2009.02.28

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• 3月の昼酒営業日のお知らせ

  月曜、火曜の慌しい東京出張の疲れが昨日まで残っていて体にもキレがありませんでした。なかなか疲れが抜けないのは、普段のランニングの影響もあるのでしょうか。それとも、色々と疲労が蓄積されているのやら。それはさておき、3月の昼酒営業日のお知らせです。3月14日（土）3月20日（金）3月21日（土）3月28日（土）3月29日（日）各日14時半頃～18時目前に迫った京都シティーハーフマラソンに備え、本番の8日まで昼酒はお休みです。当日の8日は夜の営業もお休みなので、お間違えなきようお気をつけください。

  2009.02.27

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• 江戸行

  今日は月曜日ですが、店はお休みです。今日と明日、二日間で東京に行ってきます。しかし、やはり朝早いのはしんどいですね。

  2009.02.23

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• 3月の休業日のお知らせ

  昨日はトラブルにより昼酒を臨時休業してしまい、申し訳ありませんでした。おかげさまでトラブルの方は何とか解決しました。さて、3月の休業日のお知らせです。3月1日（日）3月8日（日）3月17日（火）3月24日（火）※3月7日（土）は24時閉店（23:30 L.O.)今月は休みが変則的です。1日、8日をお休みする代わりに通常は火曜日で定休日の3日、10日に営業します。不景気のあおりをもろに食らって、2月の冷え込みが厳しかったので、そうそう休んでもいられないというわけです。定休日だと刷り込まれてなかなか足が向かないかもしれませんが、たまには違う感覚を楽しみに来てください。3月7日は土曜日ですが、翌日3月8日の京都シティーハーフマラソンに備えるため、24時で閉店とさせていただきます。3月8日はハーフマラソン当日なので、おそらく夜に店に立つのは難しいでしょう。完走できるでしょうか。ドキドキです。

  2009.02.22

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• トラブルにより本日の昼酒は・・・

  すみません。急なトラブルが起こりました。解決次第、店に向かいますが、場合によっては昼酒は休業となります。ご迷惑おかけして申し訳ございません。

  2009.02.21

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  一博　純米うすにごり生酒

  一博　純米うすにごり生酒（滋賀県、中澤酒造）今年も一博の新酒がやってきました。一博はとある事情に寄って、現在自分の蔵は休蔵状態。毎年、蔵人として働いている「大治郎」の畑酒造さんのタンクを借りてお酒を造っています。造り手の中澤一洋さんは私と同学年。今年で何造り目でしょうか。年々、着々と腕を上げてはいますが、今年のできはどうでしょう？知人とはいえ、お酒の評価に関しては私情を差し挟むわけにはいきません。慎重に香を嗅いで一口目を口の中に・・・安心しました。今年も良い酒を醸してくれてます。最初、口の中にお酒が入ってくるとさわやかな果実の香がし、次いでその香がジューシーな味に変わります。ともすれば、このジューシー感は重しつこさに変じてしまいかねないのですが、後ギレがよく、全体の印象をきれいに残したまま消えていきます。でも、これでアルコール度数は16.8度。う～ん。いい酒造ったなあ。心待ちにしていた甲斐があったというものです。

  2009.02.19

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• 大倉本家フェア

  明日に大倉本家蔵見学を控え、今週末は大倉のお酒が充実しています。水もと仕込の濁酒これは税法上の区分で「清酒」ではなく、「その他の雑酒２」に分類されます。これはもろみを全く漉さずに出荷していることによるものです。通常はにごり酒であっても、一応何らかの形で漉さないと清酒として売ることはできません。清酒と濁酒では販売免許が違うのです。大倉本家さんは以前からこの販売免許を持っていたので、全国的にも珍しい濁酒を売ることができるのです。米粒まじりの白い液体は甘みと酸味が入り混じってクイッといけてしまいます。大倉　山廃特別純米17BY大倉さんのお酒は復活初年度から知っているのですが、飲み頃を迎えるのが遅いんですよね。年々仕上がりが早くなってはいるものの、それでも火入れのお酒は当年ではかたい。その代わり、飲み頃を迎えると抜群。若い時には渋みと酸味が目立っていたのが、うまい具合調和して味わい深いお酒になるのです。この17BYはまさに今、ちょうどいい具合になっています。山廃らしい酸味が特徴的で、燗にすると全体がやわらかく包まれる印象です。大倉　山廃純米吟醸15BYこちらはさらに熟成が進んでかなりいい具合になってます。17BYよりも古酒らしくなってますね。いい具合の熟成感がたまらない。ゆっくりと呑みたいお酒です。大倉　特別純米17BYこれは自家熟成です。たしか購入したのが平成18年の秋頃だったかな。開けて少し呑んでみたものの、あまりにもかたかったので、最低1年以上は寝かさなきゃなと思ってはや2年。久しぶりに味を見てみると、なんとまあうまい具合に熟成してるじゃありませんか。いやあ、実にうまい。ただし、老ね嫌いの方にはオススメしません。万人受けする味でもないので、がっしり熟成系のお酒が好きな方向けですね。画像がなくて申し訳ないですが、大体まあこんな感じです。予習をするもよし。蔵見学には行けないけれど、お酒だけ味わってみるもよし。それぞれの楽しみ方で味わってみてください（＾＾）

  2009.02.14

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• 大倉本家蔵見学募集締切

  明後日は大倉本家蔵見学の日です。参加希望者が定員に達したため、応募は締め切らせていただきます。いつもはなかなか人数が集まらなくてやきもきするのですが、今回は集まりが良かったです。それだけ皆さん大倉本家さんに注目しているということでしょう。参加者の方は明後日を楽しみにしていてください。大倉本家蔵見学日時：2月15日（日）13:45集合集合場所：近鉄五位堂駅改札前

  2009.02.13

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  嵐山浮舟春燗酒、花見酒

  いやあ、二月はまだまだ冷え込みますね。寒い時には燗酒が特においしく感じます。寒い時に燗酒がおいしく呑める、というのはひとつの雰囲気なんですよね。お酒の味ってやっぱり雰囲気によってずいぶん変わります。趣のある場面で呑めば、お酒のおいしさも格段に良くなります。雰囲気のあるシーンでのお酒。そういうものをお求めの方に朗報です。今週土曜日から嵐山で舟の上でお料理と燗酒を楽しもうという企画が始まります。嵐山浮舟春燗酒、嵐山浮舟花見酒期間：春燗酒　2月14日（土）～3月14日（日）花見酒　3月20日（祝）～4月5日（日）午前10時～午後4時コースはいずれも乗船代、料理、酒一合、土産つきで百景コース：7,900円（熊彦　嵐山店（たん熊北店）のお料理）酔暦コース：6,900円（京料理一休のお料理）要予約。2名様以上。予約先：嵐山通船株式会社Tel:075-861-0302主催：百景酔歴実行委員会http://yoigoyomi.jp知人の企画なのですがなかなか風流でしょ。屋形船に乗るなんてことは普段あまりないですからね。乗船代とお料理、お酒が込みでこの値段ならずいぶんお得だなと思います。普段は呑まない人のための日本酒体験が基本コンセプト。今回選べるお酒は七本鎗、竹泉、初日の出、聚楽第、英勲の五種類。二月の嵐山は人が少なくて穴場です。観光がてら、おいしいものを食べながら舟に揺られてちょっと一杯なんてのもいいですね。

  2009.02.12

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  休肝日

  おかげさまで風邪はよくなりました。昨夜は病み上がりだったことと冷え込みと雨のせいでお客さんが来なかったということもあって、アルコールを一滴も口にしませんでした。おかげで今日は体が軽い。せっかくアルコールが抜けていることだし、今日は献血にでも行こうかと思っています。2～3週の時間はかかりますが、γ-GTPやら血中コレステロールやらの検査にもなりますしね。最近の生活習慣からすると、数値は下がってるはずだと思うので、結果が返ってくるのが楽しみです。

  2009.02.10

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• 試練の二月

  毎年この時期になると憂鬱です。飲食店業界では俗にニッパチと呼ばれる二月の始まりです。ニッパチ。飲食店が不振にあえぐ二月と八月の略です。特に意識していたわけではないのですが、ここ数日、特に金曜土曜の人の少なさでそのことに気がつきました。昨夜もバイトのMちゃんと一緒に「2月ですねえ」なんて人の少ない店内で話しながら過ごしていました。ただでさえ人の動きの少ない二月なのに、折からの不況のニュースが二人の波をさらにおさえているような気がします。2月はつらいなあ。

  2009.02.08

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  玉川山廃純米無濾過生原酒

  玉川　山廃純米無濾過生原酒（京都府、木下酒造）数日前のニュースアンカーで日本酒の話題が供されていたそうです。消費激減の中でどうしていくのか云々という感じの特集だったらしく、その中で玉川が出ていました。清酒玉川、そして醸造元の木下酒造。正直、一昨年までまったく無名蔵で私も知りませんでした。しかし、イギリス人杜氏フィリップ・ハーパーさんが大阪の大門酒造をやめて久美浜の木下酒造に行くことになったということで、初めてその存在を知りました。はたしてどんな酒ができるんやろなあ、と思っていたところ実にいいお酒を我々の元に届けてくれたので、これはまた注目蔵が誕生だと思っていたのが昨年のことです。外国人杜氏ということで素材としては取り上げやすいですよね。スタジオの中では試飲もありましたが、選ばれたのは金賞受賞酒とアイスにかけるお酒。（低精白の甘いお酒です。日本酒度をアナウンサーがマイナスをつけずに72度と言っていたのはご愛嬌。）う～ん、やはりメディア的には分かりやすいもの、普通とは違うものを選ばざるを得ないんですかね。横に座っている解説者の的外れな意見もまあいいでしょう。なんにせよ、日本酒がこうしてメディアに取り上げられ、世間の注目を集めるというのはいいことです。でまあ、前説が長くなりましたがその玉川の新酒です。山廃純米の無濾過生原酒。普通、かたいお酒も生で出せば多少はフレッシュさでかたさがごまかせるもんですが、このお酒はまあかたいかたい。しかし、味の芯の部分がしっかりしてるガッツリ系のおもしろいお酒でこの先がとてもとても楽しみなお酒です。飲み頃を迎えるのは少なくとも晩秋。できれば年を越えさせたいところです。今のうちにこの若い状態をお試しで味わっておいて、来年どうなっているかを比べてもらう。今はそのために置いているような感じですかね。それでも、燗にしてみると柔らかい表情を見せてくれるのはさすがです。ハーパーさん、今年もいいお酒をありがとうございます。

  2009.02.06

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  その男ヴァン･ダム

  ジャン＝クロード･ヴァン･ダムという俳優をご存知でしょうか。 90年代、ハリウッドのアクションムービー全盛時代に 活躍したアクションスターで 「ユニバーサル･ソルジャー」「ハード･ターゲット」 等の出演作を記憶している方もいると思いますが、 若い方にはあまりなじみがないかもしれません。 無敵スター、スティーブン･セガールとは違って、 まっとうに敵と渡り合ってそれなりにピンチに陥り、 最後は互角の闘いを制するというスタイルだったヴァン･ダム。 王道であるがゆえに、 いつの間にかあまり名前を聞かないようになっていたわけですが、 今回この 「その男ヴァン･ダム」（原題「J･C･V･D」） で久々に日本のスクリーンに帰ってきました。 しかも、なんと本人役での出演というから余計に驚きです。 映画はB級らしきアクション映画のシーンから始まります。 次々と襲いかかってくる敵をなぎ倒していくヴァン･ダム。 しかし、ボスらしき相手のいる建物に入ったところで ドアのセットが壊れてNG。 カットが入った途端に息を切らせながら、 監督に詰め寄るヴァン･ダム。 長丁場のシーンをたった1テイクで撮るなんて、 47歳の俺にはしんどい。 そう訴えるも中国系監督は取り合う様子もなく、 通訳を通じて的外れな答をするばかり。 かつてはハリウッドで活躍していたスターの凋落ぶりが、 このシーンからうかがえます。 場面は移ってベルギーに。 子どもの親権を巡って裁判中のヴァン･ダムは、 昼までに弁護費用を送金しなければ 弁護士にやめられてしまうという状況の中、 送金のために向かった郵便局で強盗事件に巻き込まれていきます。 ネタバレになることが多いので内容については控えますが、 笑いあり、ホロッとくるシーンあり、 アクション（？）ありで色んな要素が詰まった映画です。 強盗など、映画の中のヴァン･ダムなら スーパーヴァンダミングアクションで瞬殺してしまうところでしょうが、 現実は映画とは違います。 銃を持った複数犯の前に言いなりになるヴァン･ダム。 スクリーンの中のスターと現実の人間としてのスター。 そのギャップに苦しむ哀愁のようなものを感じました。 ヴァン･ダムはとてもかっこよかったです。 おやじの星だなと思いました。 しかし、平日の昼間とはいえ、 観客は私を含めてたったの2人。 う～ん、もっと多くの人に観てほしいなあ。 いい映画ですよ。 特に90年代のアクション映画を観ていた世代には。 「その男ヴァン･ダム」 京都での上映はみなみ会館で2月13日までです。 http://www.rcsmovie.co.jp/

  2009.02.04

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• 再訂正二月の休業日と昼酒のお知らせ

  度々日程の訂正をして申し訳ないのですが、今月の休業日再訂正です。22日は休む予定でしたが営業します。昼酒も21日が抜けていました。したがって、全体の予定としては休業日が2月3日（火）2月10日（火）2月17日（火）2月23日（月）2月24日（火）昼酒の営業日が2月1日（日）2月8日（日）2月14日（土）2月21日（土）2月22日（日）2月28日（土）※各日14時半頃～18時となります。これで最終決定です。よろしくお願いします。

  2009.02.03

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  浪の音ええとこどり純米超辛口

  浪の音　純米超辛口中汲み（滋賀県、浪の音酒造）浪の音さんは今季の造りで少し仕込み水を変えたそうです。それによって、今まで以上に雑味の少ないクリアーな味に仕上がったなあ、という印象をこのお酒からも受けます。浪の音にしては珍しく日本酒度が＋10とかなり辛口。クリアーな辛口とはいっても、いわゆる淡麗辛口とは違って真ん中に柱はしっかりとあって頼りないという感じは全然しません。うまく火入れ加水をすれば、かなりシャープでドライな良質の辛口のお酒に仕上がりそうな予感。このままでも、これから火入れをしてもいけそうで、さあどっちでいくの？と蔵元である中井さんの判断が楽しみです（＾＾）

  2009.02.02

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• 2月の休業日訂正と昼酒のお知らせ

  今日は少し冷えますね。走ってもなかなか体が温まらなかったです。さて、二月の始まりです。先日お知らせした休業日に加え、お休みが増えたのでここで訂正いたします。2月3日（火）2月10日（火）2月17日（火）2月22日（日）2月23日（月）2月24日（火）昼酒の営業日は2月1日（日）2月8日（日）2月14日（土）2月28日（土）となります。今月は昼酒も少なめですね。来月の京都シティーハーフマラソンが終わるまでは、昼酒は少なくなりそうですが、よろしくお願いします。

  2009.02.01

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• 大倉本家蔵見学のお知らせ

  二月はどの蔵でも酒造りの最盛期。色々な酒屋さん、飲食店さんが蔵見学の企画を催していると思いますが、日本酒BARあさくらでも蔵見学に出かけますよ。京都という場所柄、滋賀県へのお出かけが多くてマンネリでは？という指摘もあったので、今回は少し趣向を変えてみました。大倉本家蔵見学日時：2月15日（日）13:45集合集合場所：近鉄五位堂駅改札前今回お邪魔するのは奈良県の「金鼓」「大倉」醸造元である大倉本家さんです。水もと仕込の濁酒はかなり個性的ですね。基本的に家族で仕込んでいる小さな蔵で、当日は午前中に仕込があるとのことなので、午後からの見学となりました。いつもは見学後、どこかで酒宴というパターンですが、今回はシンプルに蔵見学だけです。たまにはこういうスタイルもいいでしょう。山廃が得意な大倉本家さん。酸のきいた香が漂う山廃もろみと、速醸のもろみを見比べてみるとなかなか楽しいですよ。参加ご希望の方は電話、メールまたは来店時直接お申し付けください日本酒BARあさくら 京都市中京区木屋町御池下がる一筋目東入る大久ビル２F Tel/FAX:075-212-4417 mail: yoshias5@hotmail.com

  2009.01.30

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• 京都シティーハーフマラソン試走

  今年で最後となる京都シティーハーフマラソン。本番の3月8日まで残すところ約一ヵ月半。そろそろ一度は21.0975kmを体験しておくべきではないかと思い、実際のコースを走ってみました。いつもよりも一時間くらい早く起き、実際のスタート地点である平安神宮へと自転車で。10キロまでは走ったことがありますが、それ以上の距離は初めて。念入りに準備運動をしてからスタート。事前に調べておいたコース通り、大鳥居を抜けたところで右折。疎水に沿って走りながら冷泉通から川端通に抜け、そのまま御池まで南下です。川端御池を右折して烏丸御池を北上。御池の辺りはビルが立ち並び、レースの日にはこの大きな通りの真ん中が走れるのだと思うと、ちょっとワクワクします（＾＾）烏丸通沿いに走って行き、御所を右手に見ながら今出川を東に。今出川の手前、京都御苑乾御門前が5キロ地点で第一関門です。制限時間は37分ですが、ここは楽々クリア。御所を右手に同志社大学、同志社女子大学を左手に見ながら今出川を走って河原町通りを左折、曲がってすぐのところには豆もちで有名なふたばがあります。平日の午前中だというのに、既に店の前には数人並んでいます。さすが人気店。ちょっと食べたいな、という気持ちを抑えて加茂街道を北上し、第2関門（7.6km）加茂街道紫明を通過。ここの制限時間53分も問題なくパス。その後、北山大橋を渡って植物園の前を通っていくわけですが、第3関門で10キロ（9.9km）地点の北山下鴨本通を越えて京都工芸繊維大学の辺りに差し掛かった頃から急激に足に疲労がやってきました。足が重くて思うように動かないのです。あの辺は微妙に登り坂になってるから、それも多少はあったのでしょうが、それにしても本当に足が意志通りに動いてくれない。たしかに、10キロ以上というのは未知の世界。そこに疲労が加わっての結果だったのかもしれません。それでも、もう進めないというほどではなかったので、ペースを落としながらも歩みを進めていきます。第4関門の国際会館はコース半分を超えた13.8km。しかし、折り返し地点ということもあって、気分的にはようやく半分を終えたという感じ。ここを折り返す頃には疲労の度合いはさらに増していました。とりあえず走り続けてはいるものの、練習だしここらでリタイアして地下鉄で帰って・・・などという考えも頭をよぎりました。がしかし、そんな考えを払拭して、ここからは下りになるから多少マシになるはずだ、と気持ちを切り替えます。白川通に出た頃には疲労がピーク近くに。天下一品総本店の近くくらいでは、ほとんどもう気力だけで走っているような状態でしたね。この疲労状態も不思議なもので、上半身にはほとんど疲れがないのに、足だけが重たくて動かず筋肉が痛む感じ。日頃の走りこみ不足でしょうか。足だけが動かないこの状態に悔しさを覚えました。今後はもうちょっと距離を伸ばして、長距離走行にも耐え得るようにしなければ。走りながらそんなことを考えているうちに、ついに丸太町に到達。あと一息だ。そう思っても、スパートをかけるような余裕はもちろんありません。とにかく歩かないように、止まらないように走るだけで精一杯。たぶん、かなり苦しげな表情で走っていたことでしょう。すれ違う女子高生から怪訝な顔をされましたが、そんなことにかまっている場合ではありません。角を曲がって平安神宮の前の観光客の一団を見た時は、ようやく終わりだとホッとしました。21.0975km。かかった時間は2時間14分でした。大会の足切りタイムは2時間15分。何とかギリギリ間に合うタイムです。しかし、レース当日は8000人もの参加者。シード選手はともかくとして、ハーフマラソン未経験の私は最後尾辺りからのスタート。聞くところによると、コースの最初は人数が多すぎて思うように進まず、スムーズに進むようになるまでのロスタイムは10分近くになるのだとか。う～ん、そう考えると3月8日までにあと10分以上縮めなければ、完走は不可能ということか。多少抜いて走ったことを差し引いたとしても、かなり厳しいかもしれない。とまあ、ネガティブ要因はあるものの、とりあえずはこの距離を走りきることができたというのは大きな収穫です。あとは本番までに何とかタイムを伸ばすことに専念します。ところで、今回の試走でペースを乱す邪魔者だったのが信号です。いつものランニングでは京都御所か鴨川を走っているので、信号で中断されることなくスムーズに走れるのですが、今回は普通の道路を走っているため、あちこちに信号があるのです。せっかくスピードに乗りかけ、ペースをつかみかけたところで信号に引っかかって中断。そのパターンがずっと続いてかなり調子が狂いました。北山通に差し掛かった辺りからは、ほとんど止まることもなく進めたのですが、そこまでのペース狂いでタイムも落ちた？本番までにもう一回くらいはコースを走ろうと思います。今度はちゃんと間に合うようなタイムで走れるでしょうか。

  2009.01.29

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• 2月の休業日のお知らせ

  先週末から続いた寒さも今日は一段落。しかし、これから二月を迎えることを考えれば、まだ寒さのピークは先にありそうですね。さて、二月の休業日のお知らせです。2月3日（火）2月10日（火）2月17日（火）2月24日（火）通常通り火曜日ばかりですが、ひょっとしたら最終週に連休するかもしれません。その際はまたお知らせいたします。昼酒営業は京都シティハーフマラソンに向けて後半は休んでトレーニングに当てるべきか否かを検討中なので、決まり次第お知らせいたします。

  2009.01.28

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  仙禽開栓失敗

  やってしまいました。不意をつかれました。活性にごり酒なら用心して開けるので、時間はかかるけどまず失敗はほとんどありません。しかし、特にこれといった表示もなかったこのお酒、完全に油断してました。仙禽　山廃純米無濾過生原酒（栃木県、仙禽酒造）事前に酒屋さんから結構元気がいいとは聞いていました。栓が飛んだという飲食店さんもあった、という話も聞いていました。それで、そんなに元気なんやろか？と用心してはみたものの、オリの量は少しもやっとしてるくらいで、底にたまっている量もほとんどありません。冷蔵庫に一日以上静置してあったし、これくらいのオリならまずどうってことはないやろ。噴きこぼれた時のためのボウルの用意も何の用心もせず、アルミシールを剥きました。ポンッ！！大きな音と共に蓋が飛んでいきました。一瞬、何が起こったか分かりませんでした。人間はとっさの状況で概して誤った判断をしがちなものです。直感的には正しいと思えるものの、本来はそうすべきではない。そんな行動を私もとってしまいました。シュワ～という音が瓶の口から聞こえてきた時、まずい！と思い、とっさに私は蓋代わりに手を口に当てたのです。しかし、手では蓋にはなりません。勢いよく噴き出してくるお酒は手の隙間から飛び出してきます。そのことに気付いた時にはもう手遅れでしたが、それでも手近に大きめのカップがあったのは幸いでした。お酒が噴き出すか噴き出さないかくらいで、カップにお酒を移し替えすことに成功。ジーンズとセーターに多少かかりはしたものの、被害を最小限で食い止めることができました。それでも一合くらいは出ちゃったのかな。もったいないことをしました。不意打ちをくらいはしたもののシュワシュワしたこのお酒、シャンパン並みのガス感。しかし、口当たりはまろやか。でもキレはある。一言に要約すると「うまい！」というわけです。油断大敵、人間万事塞翁が馬。

  2009.01.25

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  萩の鶴しぼりたて純米うすにごり

  萩の鶴　純米生原酒しぼりたてうすにごり（宮城県、萩野酒造）あれは一昨年。仙台に行ったときのこと。宮城県のお酒を求めて酒屋さん、飲食店巡りをしてとある居酒屋さんに入った時、たまたま居合わせたのがこのお酒「萩の鶴」醸造元、萩野酒造の若き専務さんでした。ちょうどむこうは帰り際で、ほんの少ししか話せませんでしたが、熱っぽくお酒のことを話す姿とその若さにこれから期待できる蔵だなあ、と思ったことを思い出します。その萩の鶴の新酒、お味の方はといいますと。新酒特有のフレッシュな香がかぐわしく、スイッと呑めてしまうきれいさです。新酒なので、まだ若くて味は出きっていないけど、うすにごりでおりがからんでいる分、うまみもバッチリ補完。スーッと消えていこうとしたかと思うと、芯の部分はしっかりと米の甘みが感じられ、マスカットのような余韻がしばらく口に残ります。このマスカットの香がこのお酒の一番の特徴ですね。本当にきれいで呑みやすく香がいいので、女性には特に人気が出そうです。しかし、年々酒質はよくなってるなあ。萩の鶴。これからが楽しみな蔵です。

  2009.01.24

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• 阪神大震災から14年

  今日は1月17日、阪神大震災のあった日ですね。あれからもう14年。被災した地域には酒どころ、灘も含まれています。あの震災で大きな痛手を被り、酒造りをやめた蔵元もいくつかあります。その一方で、一度は閉じたものの、若い世代が酒造業を再開させた蔵もあります。14年という月日には色々なことがありました。忘れてはいけない日です。犠牲者の方々に哀悼の意を表します。

  2009.01.17

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• 第百四十回芥川賞、直木賞受賞者決定

  芥川賞と直木賞が発表になりましたね。芥川賞は津村記久子「ポストライムの舟」直木賞は二人受賞で天童荒太「悼む人」山本兼一「利休にたずねよ」直木賞の天童荒太は下馬評通りというところでしょうが、山本兼一氏は意外。芥川賞は突出した人がいないような状況だったので、僅差だったのかもしれないですね。機会があれば受賞作を手に取ってみたいと思います。このうち、津村さんと山本さんは関西出身。京都新聞では大谷大出身の津村さんと京都市在住の山本氏が受賞とあって、紙面で大きく取り上げていました。この辺のローカルなところがほのぼのしていいです（＾＾）

  2009.01.16

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• 

  苦心の酒造り

  昨日は岐阜の小座衛門さんに泊り込みで蔵仕事を手伝ってきました。そのせいか、今日は少々筋肉痛気味です。蔵見学には色々行くものの、仕事の手伝いをするのは5年ぶりくらいになるのでしょうか。久しぶりに体験してみて、やはり酒造りというものは本当に大変だなと思いました。こうして苦労して造られたお酒達。心して売り、心して呑まなければ。そう、思いを新たにしました。

  2009.01.15

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• 

  酒呑みすごろくで遊ぼう！

  東京の知人からオリジナルのすごろくをいただきました。一部の日本酒の間ではお馴染みの「さかずきん」すごろくです。全マスに酒徒をうならせるようなコメント付き。イベントマスには「すでに記憶がない。スタートまで戻る。」「二軒目以降の記憶がない。１回休み。」のように身に覚えがあって苦笑いしてしまいそうな記述が（＾＾；せっかくいただいたすごろくなので、ここに日本酒BARあさくらオリジナルルールも付け加えて、すごろく大会やります。新春日本酒すごろく大会！日時：1月20日（火）21:00スタートすごろくなので、スタートは揃えます。21時までにお越しください。店内でやるのであまり大人数でもなんですから、多くても10人までですかね。組み分けトーナメントでやるか、ランダムペアでやるか、その辺は当日皆さんの好みで決めましょう。参加ご希望の方は電話、メールまたは来店時直接お申し付けください日本酒BARあさくら 京都市中京区木屋町御池下がる一筋目東入る大久ビル２F Tel/FAX:075-212-4417 mail: yoshias5@hotmail.com

  2009.01.12

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• 新成人と日本酒

  明日は成人の日ですね。各地で成人式が催されます。京都でも明日成人式があるようです。成人の日を祝して日本酒BARあさくらでは新成人に最初の一杯を無料でサービスしようと思います。新成人に日本酒を日時：1月12日（月）営業時間内新成人の方に最初の一杯をプレゼント：新成人の方は入店時に年齢を証明できるもの（免許証、パスポート、健康保険証等）を　提示してください。※　ただし、いつも通り6名様以上でのご来店、　　店内で騒ぐのは禁止です。　　久しぶりに友達と会って盛り上がるのもいいですが、　　せっかくですから大人の飲み方も覚えましょう。大人へのステップともなる成人式。ここでぜひ日本酒のおいしさに気付いてくれたらな、と思います。さて、ここで成人式の方に話を戻しましょう。20歳といえば、法的にお酒の呑める年齢。成人式で鏡割りをして乾杯、なんていう場面も時々ニュースで目にしますがそこでのお酒はどんなものが使われているのでしょうか。大手酒造メーカーからの寄贈が多いようですが、大吟醸、吟醸クラスのものが使用されていることは稀なようです。成人式でのそうした機会は普段、日本酒に馴染みのないであろう若者達が日本酒に接する貴重なチャンスです。この機会に酒造会社が「これは！」と思うようなおいしいお酒を提供することで、日本酒に対してのイメージを変えることが多少なりとできるのではないでしょうか。たしかに高いお酒を提供するのは酒造会社にとっては出費かもしれませんが、長い目で見れば日本酒の飲酒人口を増やす貴重なチャンス。他の宣伝費を削ってでも、ここでがんばるべきではないかなあと思うのです。最初に接する日本酒でその後の日本酒へのイメージはずいぶん変わります。今時は大学生ならお酒くらい呑んでいるでしょうが、ほとんどは呑み放題の日本酒、あるいはディスカウントストアで買う安価なお酒でしょう。ひょっとしたら成人式までに既に日本酒に対して悪いイメージを持っているかもしれません。そこで渾身のお酒（たとえば純米大吟醸等）を呑んでもらえば、それはある意味で非常に衝撃的な体験だと思うのです。乾杯のお酒の後は、各自のグループに分かれて泥酔するまで呑むのかもしれません。それでも、最初に呑んだ日本酒の記憶が少しでも残ってくれれば、その内の何人かの記憶に残ってくれれば、頭ごなしに日本酒はおいしくないから、という人が少しは減るのではないかと思うのです。おいしいお酒を呑んで日本酒に目覚める。それは理想ではありますが、もちろん、成人式でいいお酒を呑んだからといって、それで劇的に飲酒習慣が変わるわけはありません。普段の飲み会で日本酒は相変わらず呑み放題、それらの日本酒に対しての評価も「悪酔いする、二日酔いする、日本酒はまずい」かもしれません。しかし、そこで「でも、私が成人式の時に呑んだ日本酒はおいしかったよ」という一言が出るかもしれません。仲間の一言。それは若者達にとって非常に大きな意味を持ちます。その一言で、「ふ～ん、日本酒にもおいしいものはあるのかもしれないな」と少しでも思ってくれればしめたもの。何かの機会に「日本酒だから呑まない」と頭ごなしに否定されることがなくなるかもしれません。成人式で各酒造会社にがんばって自治体での成人式においしいお酒を提供していただき、日本酒への扉がもっと開かれればなあと思います。

  2009.01.11

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  妙の華どぶろく風

  子どもの頃、梅干は酸っぱくて苦手でした。夕食の食卓で父が呑んでいるビールをほんの少しなめさせてもらった時、こんな苦いものをなんで大人は飲むんだろうと不思議に思っていました。酸味と苦味。子どもの頃にはこれらの味はなかなか好きになれないものです。人間は本能的には苦味と酸味を避けたがる傾向があり、長じるにつれこれらのおいしさというものを学習していきます。で、その酸味と苦味の塊のようなお酒がこれです。妙の華　山廃純米一段仕込（三重県、森喜酒造場）毎年この時期に出してくるこの山廃一段仕込。今年は容器をリニューアル。なんだか、お酒というよりは麦茶が出てきそうな雰囲気です（＾＾；最初から少なめに入れてあるのは噴きこぼれ防止のため。たしかにまだ少しシュワシュワしています。酸味がまずブワーッと口の中に広がり、同時に苦味がじんわりと感じられます。「クゥ、すっぱ～！」の後に「でも、うまいなあ」と感じられるこの酸味、まさにどぶろくって感じですね。酸味と苦味がおいしいと思えるようになって良かったなあと思わせてくれるお酒です。

  2009.01.09

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• 三日間の機能停止

  京都に帰ってきました。実家にいる三日間は完全にだらけてしまいましたね。持っていた本にも電車の中以外ではほとんど手をつけず、ダラダラと漫画を読んだりテレビを見たり。やはり、実家に戻ると気が抜けるんでしょうね。ランニングもしようと思っていたのですが、シューズすら忘れてしまうという体たらく。三日間は完全に機能停止状態といった感じでした。明日からは気を取り直して現場復帰します。

  2009.01.06

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• 変わりゆく

  福井ではどこに行くにも、とりあえず車がないと話になりません。車を持ってないので、京都では運転することはありませんが、ここ福井ではそういうわけにもいきません。家族の車を借りてちょっとお出かけしたのですが、久しぶりの運転はすごく緊張しますね。誰も乗せてなくてよかった。乗せてたら余計に緊張していたところです。しかし、一人で車を走らせながら町を見ているとあちこち変わっていってるのがいやでも目につきます。昔と変わらないところもあるけど、少しずつ自分の知っていた頃とは違う町になっていく。そういうもんなんだろうなあ。

  2009.01.05

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• 三が日の状況

  三が日が終わりましたね。明日から仕事始めという方も多いと思います。今年はなかなか幸先いいお正月でした。元日早々、ガンバが天皇杯で優勝を決めてくれるし、新年最初のお客さんもいい人だったり、他にも小さな幸運がポツポツと。それはひとつひとつを取ってみれば、取るに足らないようなことばかりなのかもしれないけれど、昨年の出だしがあまりに悪かったので、それと比べると天と地ほどの差があります。この調子で今年はいい年になるのかな、などと期待してしまいたくなる一方、年始にいいことが全て集中して、あとは運気が下る一方なんてことはないだろうな、なんていう心配もしてしまいます（＾＾；この三日間は初詣帰りや久しぶりに集まった友人や親戚と一緒に来店という方も多く、思わぬ方の来店もあったりで、開けておいてよかったなと思いました。そんな感じで、三が日の営業を気持ちよく終えることができたので、今日から三日間の正月休みを安心して迎えられます。七日からは通常営業ですが、今日と明日はお休みなのでお間違えなきよう。

  2009.01.04

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• 

  お屠蘇

  あけましておめでとうございます。本年もよろしくお願いいたします。年が明けて2009年になりましたね。今年の干支は丑。届いた年賀状の中に大橋巨泉のうっしっしネタが何通もありました（＾＾；今の二十代くらいの子達ではもう分からないかもなあ・・・とまあ、年賀状を見たり雑煮を食べたりのお正月ですが、やはり外してならないのはお屠蘇です。お屠蘇に関しては割と知らない方が多く、元日に呑むお酒をそうだと思っている方もいるようです。お屠蘇は正月の邪気払いの行事の一環で、数種の薬草から成る屠蘇散を味醂に浸して溶かしたものを屠蘇器に入れて飲み、一年の無病息災を願うものです。味醂でやると一晩浸けておかなければならないので、すぐにできる日本酒でやる場合もあります。自宅では昨夜から味醂に浸しておきました。お店では日本酒に浸したものをお出しします。屠蘇器があればもっと良かったんですけどね。きちんとしたお屠蘇を飲んだことがないという方、屠蘇散が手に入らなかったという方、年始の縁起担ぎをしたいという方は量がそう多くはないので先着順となりますが、ぜひ飲みにいらしてください。お正月の営業案内1月1日（木）営業（15時から昼酒も営業）1月2日（金）営業（14時から昼酒も営業）1月3日（土）営業（14時から昼酒も営業）1月4日（日）休業1月5日（月）休業1月6日（火）休業1月7日（水）より通常営業

  2009.01.01

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• 行く年来る年

  2008年も今日で終わりですね。街中にはあまり車の姿を見かけず、その割には商店街やスーパーは人で賑わっています。お正月を迎える準備ですね。通りの家々では、皆さん大掃除に追われている様子。私も家の大掃除と店の大掃除、二本立てなのでなかなかに多忙な一日です。大掃除が終わったら年越し蕎麦を食べて、2009年を迎える今年最後の営業です。年の変わり目には店にいる人達と共に活性にごりで乾杯です。2009年最初のお酒ともなるのは、七本鎗の活性にごり。シュワッと景気よく新年を祝いましょう。お正月の営業案内1月1日（木）営業（15時から昼酒も営業）1月2日（金）営業（14時から昼酒も営業）1月3日（土）営業（14時から昼酒も営業）1月4日（日）休業1月5日（月）休業1月6日（火）休業1月7日（水）より通常営業

  2008.12.31

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• ガンバが元日決戦へ

  昨日の天皇杯準決勝。ガンバ大阪は延長の末、横浜Fマリノスを1－0で下し、元日の決勝戦へと駒を進めました。天皇杯のタイトルはもちろんですが、リーグ戦で来季のアジア･チャンピオンズ･リーグ出場権を獲得できなかったガンバとしてはここで是が非でも勝って出場権を得、ACL連覇を目指したいところです。決勝の相手は柏レイソル。油断できない相手です。注目の決勝戦は1月1日14時キックオフ。昼酒営業の最中ですが、正月早々の吉報を期待します。

  2008.12.30

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  遊穂おりがらみ純米無濾過生原酒20BY

  遊穂　おりがらみ純米無濾過生原酒（石川県、御祖酒造）この時期に出てくる新酒は無濾過生原酒、おりがらみやうすにごりが多いです。フレッシュ感を楽しむにはピッタリですからね。この遊穂のおりがらみもフレッシュ感に加え、濃厚なうまみで舌を楽しませてくれます。プチッとしたガスの刺激も手伝って、濃い味の割にはスイスイ呑めてしまうので呑みすぎにはご注意を。

  2008.12.29

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• 1月の休業日と昼酒のお知らせ

  日に日に新年が近づいてきて、街にも年末の雰囲気が流れるようになってきましたね。私も店や家の大掃除で大わらわ。年末のこの気忙しさを感じると落語が聞きたくなるなんていう御仁もいらっしゃるようで、たしかに借金取りの話なんかは年末にピッタリだなあと思います。ここで気の利いたネタのひとつでも披露できればいいのですが、生憎と落語には造詣の深くない私。お酒の話なんかもあることですし、来年は繁盛亭や街場の落語に行ってみようかなあなどと年末にして思った次第です。さて、年末年始の営業の案内はこの間お知らせしましたが、今度は1月全体の休業日のお知らせです。1月の休業日1月4日（日）1月5日（月）1月6日（火）1月13日（火）1月20日（火）1月27日（火）続いて昼酒の案内です。1月1日（木）15時より営業1月2日（金）1月3日（土）1月10日（土）1月11日（日）1月12日（月）1月17日（土）1月18日（日）1月24日（土）1月25日（日）1月31日（土）2月 1日（日）※　各日14時過ぎ～18時となっております。ウッ、こうしてズラリと並べてみるとずいぶん昼酒営業が多い・・・体こわしたりしないかなあ（＾＾；この仕事は体が資本ですからねえ。しんどくなったら休むかもしれませんが、その際はどうかご容赦くださいm(_ _)m

  2008.12.28

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• 

  王禄超辛純米無濾過生原酒

  今年も残すところあと数日。昨日で仕事納め、今日から年明けまで休みという方も多いと思います。サラリーマン比率が高い店というわけでもないのですが、やはり仕事納めの後は何となくお客さんの数は減りますね。今日は土曜日ですが、閑散とした状況になるかも。とまあそれはさておき、年末になって続々と新酒が届いています。王禄　超辛純米無濾過直汲20BY（島根県、王禄酒造）栓を開ける時のポンッという音が醗酵力の強さを物語っているようです。グラスを口の近くまで持ってくると、若々しいリンゴのような香りがして新酒らしさを印象付けてくれ、期待が高まります。期待に胸を躍らせながら一口目を呑んでみると、チリリとしたガス感が舌を刺激。オォ！と思う間もなく香りから受けた印象そのままの若々しい味が口いっぱいに広がりますが、いつも王禄を呑んだ時に感じるような米のうまみとはちがって、鮮烈さを伴ったキレが一気に口の中を駆け抜けていくような感じです。新酒の荒々しさが感じられ、呑み終わってからもフレッシュ感が口の中に残ったままです。しぼりたての新酒ならではの味だなあ。そう思わせてくれるお酒です。

  2008.12.27

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• 辻が花ニューイヤーコンサート

  「辻が花」というのをご存知でしょうか。中世に大流行した絞り染めの技法のひとつです。一度は失われてしまった技術ですが、数十年前に専門家の手により再び世に出るようになったそうです。私も辻が花の展示に行ったことがありますが、とてもきれいなものでした。女性がこんな着物を着ていたら、それはそれは魅力的だろうなあなんて思いましたね。で、今回はその辻が花が展示された空間でのニューイヤーコンサートのご案内です。辻が花 - classical harmony -東洋と西洋の美が響き合う、新春の京都･東山の地へ日時：2009年1月1日（木）、2日（金）　　　17:00受付開始　　　17:45開演 - 20:00会場：ハイアットリージェンシー京都 - lobby floor The Ballroomドレスコード:着物 or スマートカジュアル　　　　　　- 着物でご来場のお客様にはグラスシャンパンを一杯プレゼント -チケット：前売り3,500円　当日4,000円イベント詳細 http://voiceofkyoto.com初詣からちょっと足を伸ばしてみてはいかがでしょうか。シャンパンだけでなく、日本酒が提供できればもっとよかったのですが、ホテルの取引先との関係でそれはちょっと無理だったようです。来年があれば、今度は私もかませてもらって、もっと早い段階から画策すれば何とかできるかな？

  2008.12.23

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• 28日の昼酒

  12月28日（日）に予定していた昼酒営業は、諸事情により中止となりました。12月27日（土）の昼酒は予定通り営業します。よろしくお願いいたします。

  2008.12.22

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• 初詣帰りに日本酒を

  今年も残すところあと10日。時間は待っているとなかなか経たないのに、過ぎてしまうとあっという間ですね。年賀状もやらなきゃいけないし、お正月の準備に大掃除。やることがたくさんあって、この時期はいつも何となく気忙しくなってしまいます。そろそろ皆さん年末年始の予定も立て始めている頃でしょう。私も正月の帰省の時期とスケジュール調整をしているところです。日本酒BARあさくらの年末年始の営業状況はと申しますと、12月30日（火）休業12月31日（水）営業1月1日（木）営業（15時から昼酒も営業）1月2日（金）営業（14時から昼酒も営業）1月3日（土）営業（14時から昼酒も営業）1月4日（日）休業1月5日（月）休業1月6日（火）休業1月7日（水）より通常営業となっております。大晦日、三が日は共に営業します。年の変わり目には恒例のカウントダウンです。今年もシュワシュワの活性にごりを用意してお待ちしてます。皆で新しい年の到来をお祝いしましょう（＾＾）年が明けてお正月、三が日は昼酒も営業します。京都は有名な神社がたくさんあるので、大阪や兵庫、滋賀などの近場からちょっと足を伸ばして、あるいは泊りがけで遠くから初詣にお越しの方も多いと思います。初詣帰りに昼酒などいかがでしょうか。あるいは、少し夕方になってから新しい年を日本酒でお祝い、というのもいいもんです。帰省の予定もないし、特にやることがないという人も大歓迎。ゆったりとしたお正月をちびちび日本酒を呑りながら、というのもまた乙なもんです。皆さんのお越しをお待ちしてます（＾＾）

  2008.12.21

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  酒にまじわれば

  酒にまじわればフォークシンガー、あるいはタレントとしてタモリ倶楽部の呑み企画等でもおなじみのなぎら健壱氏のお酒にまつわるエッセイ集です。飲み屋で起こった様々な出来事や家呑み、旅先での酒、酒席での自分や友人の失敗談・・・とにかく、そのどれもが酒にまつわるものばかり。「酒にまじわれば」のタイトル通り、抱腹絶倒の内容です。酒呑みとして見習いたいなあと思う話もあれば、そうはなりたくないなあという情けない話まで実にバラエティに富んでいます。色々なエピソードが収録されていますが、根底にあるのはただひとつ。呑むのが心底好きなんだなあ、ということ。酒呑み、かくあるべしですね。

  2008.12.20

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• ガンバ大阪vsマンチェスター･ユナイテッド～大健闘！ガンバ大阪！～

  昨夜はクラブワールドカップ準決勝、ガンバ大阪vsマンチェスター･ユナイテッドの試合がありました。マンチェスター･ユナイテッドといえば、クリスチャン･ロナウドを筆頭に多くの国の代表を擁する世界最強クラブチームのひとつです。一方のガンバはACLを制しアジア王者の座を得はしたものの、実力差は歴然。最初から結果は分かっていますが、どこまでガンバはやれるのか。最後まで攻撃サッカーを貫いてくれるのか。その点に注目です。正直なところ、昨年ACミランと戦った浦和の様に、何もさせてもらえずに圧倒的な力の差を見せ付けられるだけなのでは？という懸念はありました。しかし、幕を開けてみると意外とパスも通るし、ボール保持率もそう悪くはありません。もちろん、マンUの選手は本気でなく余裕を持ったプレーをしていたわけですが、それでも前半はそう悪くない内容でコーナーキックからの2失点のみ、流れの中では点を奪われませんでした。しかし、同じフィールドに立ってみて明らかだったのは体格差です。とにかく、マンUの選手は大きい。引き目のカメラポジションだと中学生と大人がやってるのかと思うほど。そりゃ、多少のタックルでは崩れるわけないです。そして試合は後半。後半も途中までは前半同様、攻撃サッカーを貫くガンバ。アナウンサーによると、過去クラブワールドカップ準決勝でヨーロッパチャンピオンは一度も失点をしていないとのこと。しかし、今日のガンバのこの勢いなら取れるのでは？そんな期待が頭をもたげつつあった後半29分。右サイドからのパスを走りこんで受けた橋本がすぐ左にいた山崎にパス。そのパスを山崎がゴール右隅にシュート。横ッ飛びする名手ファンデルサールの手を掠めてゴール！！歴史的なゴールと言っていいでしょう。攻めさせはしても、失点することは彼らのゲームプランにはなかったはずです。一点差に詰め寄ったガンバの姿に私もテレビの前で大興奮。しかしその直後、我々はヨーロッパチャンピオンの真の実力を思い知らされることになります。失点直前に交代で入ったばかりのルーニーがガンバの得点から一分も経たない内にあっさりとゴール。これにはガンバも茫然。喜びも束の間とはまさにこのことでしょう。本気になったマンチェスター･ユナイテッドの猛攻はなおも続きます。ルーニーの得点から3分後の後半33分。左サイド、エブラの上がりから中央でルーニーが作ったスペースに飛び込んだのはこれもまた交代で入ったフレッチャー。頭で合わせて4点目。速さと目まぐるしい展開にガンバの選手は全く対応できませんでした。さらにその一分後、ギグスからのパスを受け、キーパーの動きをよく見て決めたのはまたもルーニー。これで5－1。本気になった王者の実力はやはりすごい。これが実力の差か。素直にそう思いました。それでもガンバは攻めることをやめません。最後まで攻撃サッカーを貫くんだ。そんな意志が生んだチャンスだったのでしょう。後半38分、左サイド深く切り込んだ播戸があげようとしたクロスはDFネビルの手に当たりガンバはPKのチャンスを得ます。キッカーはもちろんPK職人、遠藤。しかし、ファンデルサールも数々のPKを止めてきた名ゴールキーパー。はたして遠藤のPKは世界に通用するのか。息をのむようにして見守る中、遠藤は最後までキーパーから目を離さず、ゴール左隅にコロコロと転がる早いボール。反応はしたもののボールには一歩届かず、ゴールはそのまま左隅に。ガンバがあのマンチェスター･ユナイテッドから2点目を決めた瞬間でした。5失点とはいえ、2点を奪えただけでも驚きなのに、この後更に驚きが待っていました。そして後半ロスタイム。山口からの長いパスを中央で受けたルーカスが右サイドに大きく空いたスペースに出したボール、そこに走り込んできたのは橋本。橋本は転がるボールをそのままシュート！強烈なシュートはそのままゴール右上隅へと突き刺さります。さすがのファンデルサールもこれは止められない。悔しそうにゴールポストを蹴っていました。試合はこのまま5－3で終了。マンUにとって勝利は当然の結果とはいえ、まさか3失点を喫するとは完全に計算違いだったでしょう。ガンバの3点目が決まった瞬間、涙が出そうになりました。まさか、あのマンチェスター･ユナイテッド相手に3点を奪えるとは。こんな試合ができるとは。信じられないようなことが起こっているのです。もちろん、マンUは本気の本気ではないです。それでも、今回のこの試合結果は立派なものだと思います。リーグ戦でもしばらく見られなかったような、ガンバ本来の攻撃サッカーを世界の頂点相手に繰り広げることができました。ボールポゼッション51%、シュート数23本（マンU18本）はともに相手を上回る数字。誇っていい結果ではないかと思います。ただ、世界との差を見せ付けられたのもまた事実。この辺の差を少しずつでも縮めていくことが今後の日本の課題でしょう。世界のレベルを肌で感じることができたガンバの選手は得るものも大きかったでしょう。それをまたリーグ戦でも活かしてほしいです。

  2008.12.19

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  花垣純米にごり酒

  花垣　純米にごり酒（福井県、南部酒造場）花垣のにごり。例年、この時期に出てくるものは活性にごりと相場が決まっているものなのですが、あまりに活性力が強すぎてクレームが多かったということもあって、今年は火入れでの登場です（＾＾；パッと見には、ドロリとしてねっとりからみついてきそうな感じですが、呑んでみるとかなりスッキリでごくごくいけちゃいそうです。加水して度数を落としているので、アルコール感もほとんど感じないし、本当にスイスイ呑めちゃいます。感覚的には韓国のシッケみたいな感じでしょうか。しかし、度数が落としてあるとはいえ、それでも14度台。調子に乗って呑んでると、フラッとくること間違いなし。ノックアウトにご用心！

  2008.12.13

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  薄桜特別本醸造無濾過生原酒

  明後日お伺いする増本藤兵衛酒造場のお酒、薄桜の登場です。薄桜　特別本醸造無濾過生原酒（滋賀県、増本藤兵衛酒造場）春先に呑んだ時は原酒特有のアルコール感の強さが目立っていたのですが、年末になってようやく味が丸みを帯びてきました。とげとげしさの代わりに顔をのぞかせてきたのはチョコっぽい熟成味の予兆。そして、味わいの強烈さはそのまま。無濾過で！　生で！！原酒です！！！そう声高に主張してきます。一口ごとに、ああ、呑んでるなあ。と思えるお酒です。

  2008.12.12

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  七本鎗純米活性にごり

  七本鎗　純米活性にごり酒19BY(滋賀県、冨田酒造)この時期の活性にごり、ということは20BYの新酒？いえいえ、そうではありません。ほぼ一年が経ち、うまい具合に味がノッてきた昨年度のお酒です。（噴きこぼれ防止用の）穴開き蓋なので、シュワシュワはもうなくなっちゃいましたが、味ノリはバツグンです。この時期はフレッシュな新酒も楽しみではあるものの、前年度のお酒もうまい具合に味ノリしてきていて、飲み頃を迎えています。できたての若さ溢れるお酒で呑み始め、味の調ってきた前年度のお酒でホロ酔い。なんてのも、いいですね（＾＾）

  2008.12.11

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