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2011/04/25(月)12:48

放射線とがん発症リスク

ひとり言(1346)

~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~ このたびの東北地方太平洋沖および長野県北部を震源とした地震により被害を受けられた皆さまに、心よりお見舞いを申し上げます。 一日も早く復旧がなされ、復興されますようお祈り申し上げます。 我が身をかえりみず文字通り命をかけて原発の復旧作業に取り組む東京電力と関係会社の皆さん、そして自衛隊の皆さんの懸命のご努力が効を奏し、この危機が安全のうちに収束することを願ってやみません。 ~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~ がんは日本人の死亡原因のトップとなる病気です。先ごろ元キャンディーズの"スーちゃん"こと田中好子さんも乳がんに冒され亡くなっておられますね。 一口で言えば、がんは自らの細胞分裂の制御が効かなくなる病。核分裂反応がコントロールできなくなった原子炉に似ているといえるかもしれません。 本日の日経38面社会欄に、放射線被爆によるがん発症リスクについて書かれた記事が載っています。 健康に影響を及ぼす被爆量とされる100ミリシーベルトの放射線を浴びた場合でも、がんの発症するリスクは受動喫煙や野菜不足並みにとどまることが、国立がんセンターの調べでわかったと書かれています。 皆さんは、これをどのようにお感じになられますか? 何だ、100ミリシーベルトって、たいしたことないじゃないか?それとも、喫煙者の横に座るもんじゃないと。あるいは、もっと野菜を摂らにゃと思われました? 私がもっと驚いたのは、運動不足の人はそうでない人の1.15~1.19倍、肥満の人だと1.22倍がんになるリスクを負うということ。放射線被爆200~500ミリシーベルトが1.16倍ということですから、どちらかといえば栄養が体の隅々にまで行き届いていて、かつ確実に運動不足の私は、フクシマを心配する前にもう一度鏡の前に立って、己の体型と真正面から向き合う必要が大と言えましょう。 ちなみに毎日2合以上の飲酒は、1.4倍。1000~2000ミリシーベルト浴びたのと同じリスク。3合になると1.6倍で、2000ミリシーベルト以上浴びたことになる。喫煙のリスクも2000ミリシーベルト以上に相当だそうですから、のんべえはくれぐれも注意が必要です。 同じ紙面に各地の最大放射線量が、こちらは1時間当たりのマイクロシーベルト単位で載っています。 やはり福島市の数値が飛び抜けて大きく、1.8マイクロシーベルト/時 となっています。 そこで私のリスクと比較するために、福島市の観測値を用いて次のような計算をしてみました。 福島市で1日に浴びる放射線量は、1.8×24=43.2マイクロシーベルト=0.0432ミリシーベルト 放射線量が肥満の人のリスクだと500ミリシーベルト相当と仮定すれば、 500÷0.0432=11574日=31.7年 現在の私の体型によるリスクは、現在の放射線量の福島市に31年~32年暮らすリスクに匹敵することになります。 今福島で生まれたばかりの赤ちゃんが、30年間観測地点で無防備に絶えず放射線を浴び続けたとすれば、30年後に少なくとも今の私の持つ体型から来るリスクと同じということになりますか・・・? 国立がんセンターのこの研究報告、あまりにもタイムリー過ぎて、つい何か裏に意図するものがあるんじゃないかと疑りたくなります。しかしものの本によれば、過度の猜疑心が心身に及ぼすストレスも肥満に負けず劣らずがん発症リスクを高めるということですから、ここはせいぜいダイエットを心がけるに越したことはないと思うのです。 ◆酒そば本舗トップページへ◆ **貴方の共感できる生き方がきっとある**

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