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2020/08/26(水)17:09

鳴くはずもない動物の鳴き声

詩、俳句、短歌、川柳、都都逸等(161)

犬はワンワン、猫ならニャーニャー、馬ならヒヒーン。身近な動物の鳴き声なら知らぬ人はいませんね。ではタニシはどう鳴くかご存知か? タニシって川に生息する巻貝のタニシです。私らが子どものころは、田んぼにもごろごろいましたね。そのタニシなんですが、タニシが鳴いたって話、未だかって聞いたことはありませんが。 「うたの動物記」(小池 光 著)より、俳句や短歌の世界では鳴くはずのない動物が鳴くという話題。 【楽天ブックスならいつでも送料無料】うたの動物記 [ 小池光 ] 価格:2,916円(税込、送料込) ではタニシはどう鳴くのか? 松山中学校教師時代、しきりに子規に句稿を送って批評を乞うていた漱石の句。 よく聞けば田螺(タニシ)鳴くなり鍋の中 永井荷風はこう詠んでいます。 しのび音も泥の中なる田螺哉 圧巻は北原白秋 かはづの啼くはころころ、田螺(タニシ)の啼くはころろよ ころころ、ころろ、ころころ 萌え来(こ)よ、春の下(した)ん田(だ) なんとタニシは、「ころろ」と鳴くのであった。 ちなみに「田螺鳴く」は春の季語。同じく「亀鳴く」も春の季語。「蚯蚓(ミミズ)鳴く」なら秋の季語。鳴かないものが鳴く三大季語なのだそうです。 ◆酒そば本舗トップページへ◆ **貴方の共感できる生き方がきっとある** にほんブログ村

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