2016/01/03(日)08:36
お魚東西事情
本日の日経コラム「春秋」では、冒頭このように問うています。
正月料理で食べた魚はブリかサケか?
おおむね長野県あたりを境にして、東はサケ、西はブリと分けられると、コラム氏は筆を進めていますが、東でもない西でもないおおよそ真ん中といえる当地北陸富山では、私は妻が31日に近所のスーパーで買ってきた「刺身の盛り合わせ」を食べました。ブリもありましたし、サケ(サーモン?)もありましたね。・・・だから真ん中か?(笑!
当地の正月の家庭料理といえば、塩付けしたカブラの間にブリを挟んで麹に漬け込んだカブラずしがどの家庭でも食卓に上がります。そういう意味では「ブリ」の西ということになるのかもしれませんが、ご存知のようにブリは高級魚。大振りの型のよいものは、浜値でキロ1万円もすることがあるといいますから、庶民にはなかなか手が出ません。
そこでわが家のカブラずしは、ブリのかわりにサバの切り身が挟んであります。(涙!
コラム氏は秋田のハタハタ、茨城のフナ、島根のサルボウ、下関のフグと続けて紹介していますが、わが家のサバは名を連ねていないのは残念なことです。はたしてサバは西なのでしょうか、東なのでしょうか?
ところで、サルボウってどんな魚だろう?初めて耳にする名前です。
あっ、大切なことを忘れていました。わが家の名誉のために、脂の乗った寒サバはブリに勝るとも劣らぬいいカブラずしになることを付け加えておきます。(苦笑!
日本の食文化を代表する魚料理ですが、その魚の消費量がこの20年で2割以上も減り、ついに肉を下回ったと最後に紹介されています。年をとっても「肉派」から「魚派」に転向しないシニアが増えたのだろうと。
これにはとっくに「魚派」の私は、ただただ驚くのみ。
その地その地に培われ育まれてきた食文化、これからも大切にしたいものだと思ったことでした。
◆酒そば本舗トップページへ◆